ポリシーとは?英語や日本語の意味、具体例って?ポリシーミックスやポリシーベースルーティングも解説

ポリシーとは「方針」という意味の言葉!

上司

今回取り上げるワードはポリシーだよ!新人君はポリシーがどんな意味か理解しているかな?
ポリシーポリシーですよね。いつもポリシーっていう意味でポリシーを使ってますよ。

新人

上司

いや、だからポリシーの日本語での意味を聞いているんだけど・・・。そんなこと、考えたことなかったみたいだね。
ポリシーはプライベートでもよく耳にして、使用することが多いカタカナ語ですよね。日本語に浸透しすぎていて、新人君のように「日本語での意味を考えたことがなかった」なんて人もいるのでは?

ポリシーは日本語に直すと「方針」になります。ビジネスでもよく使われるポリシーについて、正しく理解しましょう。

ポリシーの意味を解説

ビジネスでのポリシーについてより深く理解できるように、まずはポリシーという言葉の意味を詳しくみてみましょう。

英語のポリシー(policy)はどんな意味?

ポリシーは英語表記すると「policy」。「policy」には次のような意味があります。

policy
・(政府・会社などの)政策、方針
・(賢い)方策、やり方、手段
・賢明
・深慮
「policy」は「都市」や「都市国家」「市民権」などの意味をもつ、ギリシア語の「ポリス」が語源です。雑学になりますが、「police(警察)」も「policy」と同じ語源をもつ仲間の言葉になります。

カタカナ語のポリシーとは?

カタカナ語のポリシーは次のような意味をもつ言葉です。

ポリシー
・政治を行う上での政策。策略
・何かをするときの原則。方針。
「policy」は政治や組織の「方針」「指針」「政策」という意味で使われることが多い言葉。個人の信念・信条という意味でも使用することもがありますが、頻度は低いです。

対して、カタカナ語のポリシーは一個人としての「信念」「信条」という意味でも頻繁に用いられます。

ポリシーの言い換え表現

ポリシーには次のような言い換え表現があります。

言い換え表現
・施策
方策
・政策
・方針
・建前
・政綱:政治における重要な方針
・こだわり
日常会話にはあまり登場しない少し難しい言葉もありますが、ビジネスで使いやすい単語がそろっています。覚えておくと便利ですよ。

ビジネスマンが掲げやすいポリシーの具体例

ビジネスマンが個人的なポリシーとして掲げやすいものを、自己紹介形式の具体例で紹介します。

■Aさん
「時間を守る」ことをポリシーにしています。
■Bさん
「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしっかりする」のがポリシーです。
■Cさん
私のポリシーは「チームでの意思の疎通をしっかりする」ことです。

どれも、ビジネスでは基本的なことで、かつ重要な事柄ですよね。

ポリシーの類語と違いを確認!

ポリシーには意味がまぎらわしい類語がいくつかあります。使い方を間違って恥をかかないように、それぞれの意味を正しく理解しておきましょう。

ポリシーとルールの違い

ルールは「規則」「きまり」という意味の言葉。権限を使って集団を「きまり」に従うように統制することがルールです。

ポリシーは複数の選択肢の中から選択した「方針」のこと。ポリシーは誰かに統制されるようなものではなく、自らこういう「方針」にしようと考えたものである点がルールとは違います。

ポリシーと信念の違い

信念は自分が正しいと信じていることのこと。あくまで自分が信じることなので、他者にどう思われるかは関係ありません。

たとえば、ご飯のときには「いただきます」「ごちそうさま」で食べ物や作ってくれた人に感謝するのが正しいと信じている。努力は必ず報われると信じている。などが信念。行動も考え方も、その人が正しいと信じていれば信念になります。

信念は個人が自分が信じていることについて使う言葉で、企業・組織・グループでは用いません。

対して、ポリシーは何かをするときに決める「方針」。それを自分が正しく思えるかどうかというのは関係ありません。場合によっては自分の信念に反するけれど、目的を達成するためには仕方がないと判断することもあります。

ポリシーは組織、グループでも使用します。また、ポリシーは行動にしか使いません。

ポリシーとモットーの違い

モットーは前の見出しで紹介した信念と同じような意味の言葉ですが、企業や組織も使える用語。正しいと信じて掲げる標語や座右の銘のことです。

ポリシーは目的のための「方針」なので、モットーに反する内容になってしまうこともあります。

たとえば、お客様第一主義で、お客様からの要求はどんなものでも真摯に対応するというモットー(標語)を掲げていたとします。お客様の要求がエスカレートしてトラブルが頻繁に起こるようになったら、新たなポリシー(方針)を設定するしかありません。

モットーの意味とは?用語の使い方、間違いやすい類語、モットーにおすすめの日本語を紹介

[ビジネス版]ポリシーの使い方・例文

ポリシーについての理解が深まったら、次はビジネスでのポリシーの使い方を例文でイメージしてみましょう。

例文1

先輩

現在成功しているビジネスマンはみんな、ポリシーを持って仕事をしているのよ。新人君も早く自分のポリシーを決めた方がいいわ。
社長ならポリシーが大事なんでしょうけど、平凡な雇われ社員にポリシーは必要ですか?

新人

先輩

まったくポリシーがない人の仕事はブレブレになるからダメだけど、自分で責任をとれないことにまでポリシーを振りかざすのはそれもまた問題ね。
なるほど。自分の身の丈に合うポリシーを決めればいいわけですね!

新人

例文2

上司

弊社のポリシーは〇〇です。詳しくはこちらの書類にまとめてあるのでご確認ください。申し訳ありませんが、ご了承いただけない場合はご依頼をお断りさせていただきます。
なるほど。内容を確認するので少し時間をください。

お客様

あわせて覚えたいポリシーの関連語

ポリシーにはビジネスマンが覚えておきたい関連語がたくさんあります。知らないと、仕事に支障が出てしまうかも!?これを機に知識を身につけておきましょう。

ポリシーミックス

ポリシーミックスは政治におけるいくつもの課題を同時進行で解決するために、複数の政策を組み合わせて対策すること

たとえば、観光産業を発展させて観光収入を増やすという課題と、観光客増加によって起こるゴミ問題や騒音などの観光公害を解消するという課題など。相互に矛盾する課題も多くあります。

それらの課題を同時に解決するためには、その時々で最善の組み合わせのポリシーミックスを考えなくてはなりません。

ポリシーベースルーティング

ポリシーベースルーティングは、ネットワークの管理者がネットワーク通信で使う経路をパケットサイズ、アドレスなどの条件を考慮し、意図的に選択すること。

ネットワーク上で、通信相手のところにたどり着くまでの経路選択を柔軟に選びたいときに使う機能です。

セキュリティポリシー

セキュリティポリシーは安全に情報を管理するために決められた方針や規則のこと。それらを文字に書き起こした書類などを、セキュリティポリシーということもあります。

クリアデスクポリシー

クリアデスクポリシーは仕事中に席を離れるときには、使用中のパソコンや書類などをしっかり片付け、他者に見られないようにすること。

セキュリティポリシーで決められることがある方針のひとつで、席を離れている最中の情報盗難などを避けるために行います。

クリアスクリーンポリシー

クリアスクリーンポリシーはパソコン作業中に席を離れるときには、パソコンの画面を見えない状態にし、他者がパソコンを操作できない状態にすること。

クリアスクリーンポリシーもセキュリティポリシーのひとつで、パソコン内の情報を守るための方針です。

パスワードポリシー

パスワードポリシーはパスワード設定時の基本的な方針のこと。どのくらいの周期でパスワード変更するかや、パスワードで使ってよい文字の種類、文字数などを定めます。

パスワードが他者に盗まれてしまうリスクに備える目的で決められる、セキュリティポリシーのひとつです。

プライバシーポリシー

プライバシーポリシーは個人情報保護のために定められた、個人情報の取り扱い方法に関する方針のこと。決めた方針を文章にしたものをプライバシーポリシーということもあります。

個人や会社はポリシーに沿って決断・行動していこう!

ビジネスでのポリシーは、仕事を進めていく上での基本的な方針のこと。会社としても、一社員としても、ポリシーに従った決断や行動が重要になってきます。

ただし、個人的なポリシーをむやみやたらにごり押しするのは、ビジネスでのトラブルのもとになるのでいただけません。ブレないポリシーを持ちつつ、かつ自分で責任をとれる範囲を超えてしまう部分については会社の方針に従う、柔軟さを身につけましょう。