アウトサイダーの意味は?反対語はインサイダー?ビジネスシーンでの意味や使い方も例文で解説

アウトサイダーには2つの意味がある!

新人

営業部主任の〇×さんってアウトサイダーって雰囲気がたっぷりでなんかカッコいいんですよねぇ。
でも、企業としては、アウトサイダーの意見に耳を傾けることも大切なのよ。

先輩

新人

え?アウトサイダーって独自の考えをもった人のことを言うんじゃないんですか?先輩の言ってるアウトサイダーって???

アウトサイダーには『独自の考えをもった人』のほかに『部外者』の意味もあり、取り違えて解釈すると会話がかみ合いません。ここではビジネス用語としての意味と英語の意味を比較するとともに、どんな使い方をするのかなどを正しく覚えていってください。

アウトサイダーの意味をチェック!

正しく会話で使うには、まずは意味をしっかり理解しておく必要があります。ビジネス用語としてどんな意味をもつのかをチェックするとともに、英語の意味も一緒に覚えておきましょう。

ビジネス用語としてのアウトサイダーって?

ビジネスシーンにおいてのアウトサイダーは、『部外者』『独自の考えをもった人』といった2つの意味合いで使われます。それではそれぞれをもう少し詳しく解説しておきますね。

①:集団・組織に所属しない外部の人

会社に所属している場合、取引先の会社はもちろんのこと、自社の清掃をしてくれている外部の清掃業者などもアウトサイダーです。また、なにかのプロジェクトチームの一員になった場合、チーム以外の人はアウトサイダーになります。

つまり、組織や集団に参加していない人、その組織や集団のメンバーでない人はアウトサイダーということになるわけです。

②:社会常識の枠にはまらない独自の思想をもった人

簡単な例としては、「あの人は一匹オオカミタイプだよね」と言われるような人です。世間の一般常識とはちょっと違った考えをもった人、組織の歯車になっていないような人はアウトサイダーということになります。

同じような意味合いで思いつく言葉に『アウトロー』がありますが、この違いについては後述しますね。

『アウトサイダー組合』の略語でも使われる!

現代社会には、労働組合法の基準を満たしていない労働組合が存在します。このような組合のことを『アウトサイダー組合』といい、その略語としてアウトサイダーが使われることもあります。

『法外組合』『アウトサイダーユニオン』とも呼ばれており、労働組合であっても法律で定められている保護を受けることができないのが特徴です。

アウトサイダーの英語は『outsider』

アウトサイダーは、英語では『outsider』と書き、次のような意味をもった単語として使われています。

■部外者
■局外者
■組合外の人
■外国人
■素人 など

そして、熟語だとこのようになります。

■outsider person(外国人)
■leaked to outsiders(外部に漏れる) など

[ビジネス版]アウトサイダーの使い方・例文

アウトサイダーの意味はわかっても、使い方に自信がもてないと実際の会話に登場させることができないですよね?そこで例文をいくつか用意してみました。実際の場面を想像しながら読んでみてください

例文1
この春発売の商品はアウトサイダーへのアンケート結果を存分に反映したせいか、とても売れ行きがいい。
例文1のアウトサイダーは『部外者』の意味で使われています。ここでの部外者は取引会社を対象としています。「この商品に足りないものは?」「どんな形式であれば使いやすいと思いますか?」といったアンケートを実施して、その意見を商品開発にとりいれた結果、売れ行きが伸びたといった会話になっています。
例文2
彼のようにアウトサイダーとして生きていくのはカッコいいと思うけど、ちょっと孤独に見えるよね。
例文2でのアウトサイダーは『独自の考えをもった人』『社会の常識にとらわれない人』といった意味合いで使われています。このようなタイプは、ほかの人とは少し考え方が違うため孤立することがあります。そこが孤独に感じるのでしょうが、一匹オオカミのようなたたずまいはちょっとカッコよく見えますよね?
例文3

ここ2~3か月で契約解除3件は多いだろう。今取引のあるアウトサイダーから問題があるといった声はあがってないのか?
企業間でさまざまな噂がたち、自社にその情報が入らないまま悪い方向に進んでしまうことがあります。例文3はそんなときに交わされる会話の例です。

アウトサイダーとアウトローの違いは?

『社会の常識にとらわれない人』というと、『アウトロー』では?と思う人もいるでしょう。

アウトローを簡単な日本語にすると『無法者』。つまり、法律や社会の決まり(ルール)を無視する人を指しています。

アウトサイダーは、一般的な考え方を違ってはいてもルールを破ることはありません。そこが大きな違いといえます。

アウトサイダーの反対語・関連語は?

アウトサイダーを使う場面に遭遇すると「これと反対のことを言いたいんだけど…」と思うシーンがあるはず。ここでは一緒に覚えておきたい反対語や関連語を紹介しておきますね。

反対語は「インサイダー」

アウトサイダーの意味の一つ『部外者』の反対語として『インサイダー』があります。この言葉には『組織や集団の内部関係者』または『内部情報に通じている人』という意味があります。

インサイダーと聞いてまっさきに思いつくのは『インサイダー取引』ですよね?これは、内部の未公開情報を不正に利用し、情報を得ていない投資家に損害を与える行為のことをいいます。

関連語は「アウトサイダーアート」

アウトサイダーアートとは、1972年にイギリスのロジャー・カーディナルが生み出した造語で、美術界の外部や正統な美術教育を受けていない人たちによって制作された作品群を指します。

アウトサイダーアートが誕生したきっかけは、強迫的幻視者や精神障害者の作品が、1967年にパリ装飾美術館に展示され公的に認知されたことにあります。日本においても障害者の手による芸術が海外で展示された例も知られています。

[番外編]格闘技・映画・曲でもアウトサイダーがある!

日常会話でも使えるアウトサイダーは、さまざまなところに存在しています。ここではビジネスやアート以外のアウトサイダーについて紹介します。マメ知識としてぜひ読んでみてください。

ジ・アウトサイダー

ジ・アウトサイダー(THE OUTSIDER)は、日本の元プロレスラーである前田日明(まえだあきら)さんが、現代版の『明日のジョー』を探すことを目的に立ち上げた、アマチュアの格闘技イベントです。

公式サイトには、50~75kg級ランキングや、これまで開催された大会の情報も掲載されているので、興味のある人は覗いてみてください。

参考 RINGSTHE OUTSIDERとは

『アウトサイダー』を歌うEve

Eveは、日本のシンガーソングライターで、自主制作アルバムを2枚出したのち、2016年に全国流通版アルバムをリリースしました。

このEveの楽曲の中に『アウトサイダー』があり、歌詞はとてもボリュームのある内容となっています。歌い出しの歌詞はこんな感じ。

ねえねえ この世界を どっかでひっくり返したくて
せいぜい 時間なんてありはしないが
まあまあ そんなんで少年少女が揃いまして
唸り始めた会心劇さ

ここから「人とはちょっと違う考えの人たちが集まって語り始めたんだな」というのが想像できますよね。
参考 Eve公式サイトTOPページ

アウトサイダーという映画もある!

1983年にアメリカで公開された青春映画に『アウトサイダー』があります。舞台となっているのはオクラホマ州。貧困層のグループである『グリース』と富裕層のグループである『ソッシュ』の対立していたが、仲間の死に際の言葉により和解へ…といったストーリになっています。
参考 Amazonアウトサイダー DVD

節度をもって自分の意見を言えるアウトサイダーを目指そう!

アウトサイダーは、よい意味でも悪い意味でも使える言葉です。一匹オオカミで生きていくのもいいかもしれませんが、孤立してしまっては望ましい生き方とはいえないかも。ぜひ「アウトサイダーだけどあの人に意見を聞いてみよう!」と頼られる人になってほしいと思います!