「ごきげんよう」はどんな挨拶?意味や語源、使い方などを徹底解説!

「ごきげんよう」は一般的ではない!

皆さんは「ごきげんよう」と挨拶をした、またはされたことはあるでしょうか。現代において「ごきげんよう」は一般的とは言えないので経験のない方は多いと思います。決して悪い意味はないのですが、耳慣れないのであえて使わなくてもいいでしょう。今回は「ごきげんよう」の意味や語源などを詳しく解説していきます。

「ごきげんよう」の意味

「ごきげんよう」は漢字では「御機嫌よう」と書きます。相手の体調や気分をうかがう丁寧な挨拶。別れの挨拶と勘違いしている方もいますが、基本的には出会いの挨拶としても使うことができます。朝昼晩を問わないのも特徴。

このように、出会いの挨拶、別れの挨拶として使用できます

現実世界よりもテレビや劇などのお芝居の世界で耳にすることが多いのではないでしょうか。お嬢様や貴婦人など高貴な人のあいさつとして使用されていますよね。

「ごきげんよう」の語源

「ごきげんよう」は室町時代の女官(にょかん)たちが使っていた挨拶が発祥とされています。女官(にょかん)は宮中で働く女性たちのことなので、比較的身分の高い女性たちの挨拶として生まれました。

その後、武家言葉になり、山の手言葉になり現代に至ります。山の手言葉は現在の標準語の基礎となった東京の山の手で使われていた言葉。明治期に武家をルーツとする華族が使っていた言葉ですね。現在でも年配の方の中には日常的に使う方もいます。

「ごきげんよう」の使い方

「ごきげんよう」の使い方について見ていきましょう。使われている具体例と具体的な使い方に分けて解説していきます。

「ごきげんよう」が使われている具体例

普段生活していて、耳にしたり目にする可能性のある「ごきげんよう」の具体例を集めました。

学習院

現在でも「ごきげんよう」を挨拶に取り入れている学校もあります。有名なのは学習院大学、学習院女子大学の付属学校。女子中等科・高等科では「ごきげんよう」を授業開始と終わり、登下校の挨拶などに取り入れているそうです。このように習慣付いていると卒業後も日常的に使うかもしれませんね。

ライオンのごきげんよう

「ごきげんよう」と聞くと一番にお昼のトーク番組、「ライオンのごきげんよう」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。2016年に惜しまれながら番組終了した20年以上も続いた人気番組です。司会者の小堺一機さんがゲストとサイコロトークをするという内容。

矢部太郎『大家さんと僕』

お笑いコンビ、カラテカの矢部太郎さんが間借りしている家の大家さんとのほのぼのエピソードを記した本『大家さんと僕』。著書の中で「僕は生まれて初めて『ごきげんよう』と挨拶する人に出会いました」と大家さんのことを語っています。ちなみに前述した「ライオンのごきげんよう」に矢部さんと一緒に出演経験あり。残念ながらすでにお亡くなりになっているそうです。

ごきげんよう、プリンセス

ディズニーランド・シーで「ごきげんよう、プリンセス」と声をかけてもらえる方法をご存知でしょうか。園内にあるお店でドレスアップすると、キャストから「ごきげんよう、プリンセス」と声をかけてもらえるそうです。プリンセスになれるのは小学生以下の女の子に限るようなので注意。

ごきげんようの具体的な使い方

「ごきげんよう」の具体的な使い方を見ていきましょう。

書き言葉としての「ごきげんよう」

手紙には口での挨拶やメールとはまた違ったマナーやルールがありますよね。時節の挨拶や相手の健康を気遣う言葉を入れるのが一般的。手紙の最後には結語と言われる終わりの挨拶を入れます。その際、女性であれば「かしこ」を使うことが多いですが、代わりに「ごきげんよう」を使ってもマナー上は問題ないようです。

Have a nice day!

挨拶を直訳することはなかなか難しいですが、「ごきげんよう」を英語にするとしたら「Have a nice day!」でしょうか。「ごきげんよう」とは違い一般的に使われている挨拶ですね。

「ごきげんよう」を使う上での注意点

「ごきげんよう」は一部の人を除いて日常的な挨拶ではないということが分かりました。それではビジネスシーンでは使っていいのでしょうか?また、「ごきげんよう」と挨拶された場合はなんて返したらいいのでしょうか?これらの疑問に答えつつ、「ごきげんよう」を使う上での注意点を解説していきます。

ビジネスシーンで

「ごきげんよう」は本来は丁寧な挨拶ですが、一般的ではない点、人によっては傲慢、高飛車に感じてしまう人もいる点などからビジネスシーンでは使わない方がいいでしょう。上司に「ごきげんよう」といっている自分の姿を想像してみてください。どうしても違和感がありますよね。

返すとき

それでは「ごきげんよう」と挨拶されたら、どう返したらいいのでしょうか。日常的な挨拶ではないので、あまりないシチュエーションかと思いますが、ちょっと考えてみてください。「ごきげんよう」と返してもいいですが、使い慣れていないと小恥ずかしいですよね。普通に「こんにちは」、「さようなら」でいいでしょう。言葉を変えて「ご機嫌いかがですか」、「お体に気をつけて」とするのもあり。

ごきげんよう

「ごきげんよう」は丁寧な挨拶で響きも優しい言葉ですが、日常的に使われない以上、あえて使うのも違和感がありますよね。誤解する人もいますが、本来の意味は決して傲慢なものではないので耳にしたらラッキーと思いましょう。次回のCHEWYの記事までごきげんよう。