クールダウンとは「冷静になること」!
先輩
新人
先輩
ビジネスでは「冷静になること」の意味で使用されることが多いです。クールダウンについて学び、周囲に差をつけましょう。
クールダウンの意味を確認
ビジネスでのクールダウンの使い方をより深く理解できるように、まずはクールダウンの言葉の意味を詳しく確認しましょう。
英語のクールダウン(cool down)ってどんな意味?
クールダウンは英語表記すると「cool down」。「cool down」には次のような意味があります。
・冷める、冷える、冷たくなる
・頭を冷やす、冷静になる、落ち着く、収拾する
・〔感情が〕収まる、鎮まる
・〔関係などが〕冷え込む
・〔愛情・熱意などが〕弱まる
【句他動】
・冷ます、冷やす、冷却する、涼しくする
・冷静にさせる、落ち着かせる
カタカナ語のクールダウンって?
カタカナ語のクールダウンのもとの意味は、「物を冷やす」「物が冷える」。
そこから意味が広がって、「怒りがさめること」「冷静になること」という意味でも使われるようになりました。
クールダウンの類語
クールダウンには次のような類語があります。
・ウォームダウン
・リカバリー
[ビジネス版]クールダウンの使い方・例文
クールダウンの意味がわかったら、次はビジネスシーンでのクールダウンの使い方を例文でみてみましょう。
ひとつだけ、新人君が間違った使い方をしている例文も用意しています。同じような使い間違いをしないように、正しい使用法を身につけましょう!
先輩
上司
新人
先輩
新人
先輩
新人
上司
新人
新人君の使用法は間違いです。クールダウンは心を冷やすで「冷静になる」という使い方はします。でも、「落ち込む」という意味では用いません。クールダウンは落ち込んだときには使えないので注意しましょう!
身の回りにあるクールダウン〇〇
私たちの身の回りにはクールダウンという名前がつけられているものがたくさんあります。覚えておくと生活に役立ちますよ。
クールダウンストレッチ
クールダウンストレッチはランニングなどの運動の後や、1日の仕事の後などに行う静的ストレッチのこと。
クールダウンストレッチは全身の筋肉や関節を緩めてくれます。筋肉にたまった疲労物質を排出し、疲労回復する効果も感じられるかも。
静的ストレッチのポイント
静的ストレッチは反動を使わずに行います。ゆっくりとした動作で筋肉を引き伸ばし、痛みを感じない程度のところで静止。じっくりと体をほぐします。
深呼吸しながらできる程度のストレッチにしてください。痛みや体勢の苦しさで呼吸が止まってしまうようなストレッチは強すぎます。
クールダウンスペース
クールダウンスペースは、かんしゃくやパニックを起こした子どもを落ち着かせるためのスペースです。
部屋の一角にパーテーションや段ボールなどで壁を作ってスペースを確保するのが一般的。壁だけでなく床と天井も囲ってあげると、より子どもが落ち着ける空間になります。
クールダウンタイマー
クールダウンタイマーはゲームで技を出した後、次に同じ技を使えるようになるまでの待ち時間のこと。言葉のイメージは発砲後の銃を冷ますって感じですかね。
待ち時間を短縮できるアイテムが存在する場合もあります。
仕事の疲れを翌日に残さないクールダウン方法
ハードワークでもうくたくた。家に帰ったら何もせずとにかく早く眠りたい。疲労回復するには寝るのが一番!っと思いがちですが、いつもと違うことをすると、心身が違和感を感じて落ち着かなくなり、かえって疲れてしまうことも。
睡眠はもちろん重要ですが、より効果的に眠れて、仕事の疲れを翌日に残さない効果が期待できるクールダウンのやり方を紹介します。試してみてください!
①:ルーティンワークで体を動かす
普段家に帰ってから何をしているのか、書き出してみましょう。その中から、すぐに休みたいときにでもできそうなものをいくつかピックアップしてください。
ルーティンワークは人間の心と体を落ち着かせる効果があるといわれています。
疲れているときにいつもやっていることをすべて実行する必要はないですが、簡単なルーティンワークで体を動かすと、心身をリラックスさせることができますよ。
②:頭皮やあご関節をマッサージする
目や頭を酷使するデスクワークが多い現代人は、頭皮やあご周りが凝りやすくなっています。
指で頭皮全体をマッサージして、頭皮の血行をよくします。硬くなったあご周りは、大きく口を開け閉めしながら広範囲にマッサージしてください。
③:1分ヨガでリラックス
肉体労働で体を酷使した人も、ずっとデスクワークをしていたという人も、1日の仕事を終えた体はこわばり硬くなっています。布団の上で簡単にできるヨガで、心身をリラックスさせましょう。
まずは前屈
足を伸ばして座り、脱力。頭を前にたらしてだらんと前屈します。足を伸ばす体勢がきつい人は脚がひし形になるようにひざを外側に曲げ、両足の裏をくっつけて座ってやってみましょう。
口は半開きにして、呼吸は大きく、ため息をつくように息を吐きだします。しっかり脱力して、もういいかなと思ったら頭を垂らしたままゆっくりと体を起こし、最後に頭を上げます。
次は大の字で身体を動かす
身体が起き上がったらそのまま仰向けになり、大の字になって寝転びます。
最初に脚を自由に動かします。足首を回したり、バタ足したり、好きに動いてください。
次は腕や肩、手を自由に動かします。最後は首をゆっくり動かして、寝たくなったらそのまま目を閉じ、寝やすい体勢を探して寝てください。
ビジネスをうまく進められるようにクールダウンを活用しよう!
クールダウンというと、スポーツをイメージする人が多いかもしれませんが、クールダウンはビジネスでも用いられている言葉です。
商談をうまく締めるために使ったり、翌日に疲労を残さないようにする目的に使用したり、クールダウンをうまく活用し、ビジネスを円滑に進めていきましょう!