パフォーマンスとは「人の目をひく行動」のこと
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「パフォーマンス」はビジネスで使われる用語でもあります。「パフォーマンス」について勉強し、周囲に差をつけましょう。
パフォーマンスの意味をチェック
「パフォーマンス」の使い方の前に、まずは「パフォーマンス」という言葉の意味を詳しくみてみましょう。
英語のパフォーマンス(performance)ってどんな意味?
「パフォーマンス」は英語表記すると「performance」。「performance」にはたくさんの意味がありますが、ここではビジネスやプライベートで使われる機会が多い意味を中心に紹介します。
・性能、能力、動作、仕事ぶり、腕前
・業績、成績、実績、功績、出来高、売り上げ
・〔任務・仕事などの〕実行、遂行
・〔劇などの〕演技、公演、上演
・〔音楽の〕演奏、コンサート
・〔宣伝などの特定の〕行動
日本語のパフォーマンスとは?
カタカナ語の「パフォーマンス」には次のような意味があります。
②演劇、舞踊、音楽などを上演すること、演技
③身体を用いた芸術表現、身体芸術(特に現代美術)
④人目を引くための行為
定番の意味は「人目をひくための行為」
「パフォーマンス」は、「人目をひくための行為」という意味でもよく使用されます。
たとえば、試合前後にプロレスラーなどが行うマイクパフォーマンス。サッカーの試合でゴールが決まったときに選手がやるゴールパフォーマンスなどが「パフォーマンス」です。
演劇や音楽などで「上演すること」や「演技」
演劇や音楽などを「上演すること」や、「演技」そのものは「パフォーマンス」です。
音楽の場合は通常の演奏も「パフォーマンス」と呼ばれますが、演奏しながらダンスをしたり、派手な演出をしたりする演奏を通常の演奏と区別して「パフォーマンス」と呼ぶこともあります。
製品などの「性能」や「処理能力」
製品などの話で「パフォーマンス」が使われる場合、「性能」「処理能力」という意味になります。たとえば、「最近スマホのパフォーマンスが落ちてきてる気がする。もう寿命かな?」のように使用します。
ビジネスマンの仕事っぷりのよし悪しを評価するときにも、「性能」「処理能力」の意味である「パフォーマンス」が用いられますよ。
ビジネスにおけるパフォーマンスの使い方
「パフォーマンス」の意味がわかったら、次はビジネスでの「パフォーマンス」の使用法を勉強しましょう。知識を深めることで、使い方がこなれてきますよ。
仕事で登場するパフォーマンスの言い換え表現・類語
「パフォーマンス」はたくさんの意味をもつ言葉なので、言い換えできる類語もたくさんあります。
・興行
・実演
・プレイ
・演戯
・演芸
・公演
・ステージ
・アクティング
・エクスキュート
・履行
・でき栄え
・動作
・性能
・機能
・効率
パフォーマンスを使った例文
「パフォーマンス」はビジネス会話でも使いやすい単語ですが、いつも同じ言い回しばかりだと語彙力が足りない人だと思われてしまうかも!?
実践編「パフォーマンス」の使い方を、さまざまなバリエーションの例文で学習しましょう。シチュエーションをイメージしながら読んでみてください。
「パフォーマンスが高い」
上司
新人
「パフォーマンスが悪い」
上司
先輩
「パフォーマンスの向上」
上司
先輩
「パフォーマンス能力」
先輩
新人
「パフォーマンスを発揮する」
新人
先輩
パフォーマンスが悪い意味で使われるシーンって?
「パフォーマンス」には「人目を引くための行為」という意味がありましたよね。これはいい意味だけでなく、悪い意味でも使われることがあります。
選挙に勝ちたい政治家が、マスコミの前で派手な自己PRをしているのを見たことはありませんか?これを見た有権者はどう感じるでしょう?「頑張ってるな」と好意的にとらえる人もいれば、「ただのパフォーマンスだ」と否定的にみる人もいますよね。
もし、自分の手柄をアピールしたいがために、上司や好きな異性の前で意識的に派手な行動や主張をしていたら、それも「パフォーマンス」です。周りの誰かが「あいつまたやってるよ…」と冷めた目で見ているかもしれませんね。
「パフォーマンス」がマイナスになることもあるので気をつけましょう。
パフォーマンスの関連用語
パフォーマンスにはいろいろな関連用語があります。どのような言葉があるのか、その言葉のどんな部分がパフォーマンスと共通するのか学び、社会人としての知識を深めましょう。
パフォーマンスレビュー
パフォーマンスレビューは日本の会社でいうところの「人事考課」や、「勤務評定」というやつです。
パフォーマンスレビューでは、従業員一人ひとりが「自分が昨年度、何を、どのくらいの期間、どの程度頑張って、どんな成果を出したのか」多少大げさに脚色を交えて自己申告します。このあたりが「パフォーマンス」という名前がついた由来ですね。
パフォーマンスアート
パフォーマンスアートは、芸術家が作品を構成するパーツの一部に、自分の身体を使って表現する芸術作品のことです。「演技」であり、「人目をひく行為」でもある点が「パフォーマンス」の意味と共通していますね。
パフォーマンスインサイト
パフォーマンスインサイトはデータベースの動作状況を把握し、パフォーマンスを分析するツールです。パフォーマンス分析のためのツールだから、パフォーマンスインサイトという名前がつけられたんですね。
パフォーマンスボンド
パフォーマンスボンドは主に、不動産開発などのときに保険会社が発行する債券。契約者に倒産など不慮の事故が起こって契約不履行が発生した場合、土地所有者や開発者にそれまでにかかっていた経費(損失)を保証してくれます。
契約不履行までに実行(パフォーマンス)していた仕事に対する経費を保証するから、この名前がつけられたんですね。
コストパフォーマンス
コストパフォーマンスは「どれだけお得と感じられるか」という意味のカタカナ語。ある商品やサービスに対してかかる費用と得られる効果を比較して、得かどうかを判断するものさしになる概念です。
コストパフォーマンスについて詳しくは、下記の記事で紹介しています。こちらもぜひ読んでみてください。
コストパフォーマンスの意味とは?言い換え・類語表現って?仕事で役立つ用語の使い方、計算方法を解説
仕事ではどんどんパフォーマンスを発揮していこう!
ビジネスではできるだけいいパフォーマンスを発揮して、結果を残すことが大切です。でも、いいパフォーマンスは一朝一夕には成り立ちません。コツコツ努力を積み重ねる必要がありますよ。
自分の持っているパフォーマンスをいかんなく発揮できるように、日ごろの準備とコンディションの調整を心がけましょう!