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経理転職を成功へ!やる気とスキルを伝える転職理由

経理職での転職を成功させたい人に、転職理由のまとめ方を紹介します。経理はやりがいのある仕事ですが、実際には現職場でやる気を失い、転職したいと考えることもあります。そんな人も希望の働き方が叶うように、面接担当者を納得させられる転職理由を考えましょう。

転職理由は、やる気や自分の持っているスキルなどを示してアピールするために大切なものです。未経験で経理をしたい人も、自分の持っている経験の中から役立つものを探すことで経理転職により有利な転職理由をまとめることが出来ます。

経理職の本音の転職理由とは?

経理職に就いている人の中には、意外と多く、転職を考えたことがある人がいます。経理はやりがいと誇りを持って続けられる仕事ですが、仕事内容や職場の状況によっては続けるのがなかなかキツイ職にもなるようです。まずは、経理として働いている人が多く感じる、本音の転職理由を紹介します。

転職を考えたくなる三大理由

経理職に多い転職理由としては、給料の低さ、仕事の単調さ、人間関係の狭さがあります。これらは経理の3大転職理由であり、経理ではどうしても起こりやすい問題です。

・給料の低さ

給料の低さは、経理の日常業務の内容によって起こります。経理は毎日の細かな計算によって成り立っており、一つ一つは重要ではあるものの誰でもできる作業が多いものです。そのため、スキルを磨くことができず、給料にもそれが反映してしまいます。

・仕事の単調さ

給料面でも述べた通り、経理の仕事では中堅以上になるまで単調で単純作業が多いものです。毎日、毎月のルーティン業務が多く、刺激が少ない上に、ほとんどがPC作業や電卓、書類を前にしたデスクワークによって目や肩、腰にも負担がかかります。

・人間関係の狭さ

人間関係の問題は、企業の規模に関わりなく起こりやすい問題です。経理部や経理課は、大企業でも専門職として異動が少なく、長期間同じ仲間と顔を突き合わせて過ごすことになります。そのため、人間関係が悪い職場だった場合、改善の希望が少なくなってしまうのです。

こうした理由によって、新天地に希望を託し、転職を考えることが多くなります。

未経験から経理を始めたい人も多い

あまり明るくない経理職の転職理由。しかし、だからと言って経理職がつまらない仕事だということはなく、事務系ワークの中では人気も将来性もある職種です。仕事内容や職場によってはやりがいと充実した毎日を手に入れることも可能なため、未経験から経理を始めたいという人も多く見られます。

経理職を希望する未経験者が多いのは、専門性が高く、キャリアを積めることが理由です。経営に深くかかわるチャンスができることもあり、最初は地味な仕事ですが将来性も期待できます。

経理の転職理由を整理するポイント

リストアップ

経理の転職に関する本音を確認したところで、次に転職理由の整理をしてみます。特に未経験からスタートしたい人や退職理由がネガティブな人は、転職理由でアピールする内容が少なく、不利になるのではないかと不安に感じることもあるでしょう。しかし、正しくまとめることができれば、経験のなさやネガティブさをカバーして次の職場でのやる気を見せることも可能です。

転職理由をポジティブに変換する

ネガティブな退職理由は、そのまま伝えてはいけません。経理職を経験しており、その中で不満を持ち、ネガティブな理由で退職する人も多い経理ですが、その理由をポジティブに変換して伝えるようにしましょう。

これまでの職場では不満もあったでしょうが、再度新しい職場でも経理を続けたいと思うなら、きっと経理自体への前向きさや目指すべきキャリアの将来像はあるはずです。自分の気持ちを整理し、過去の悪かった話ではなく、前向きな気持ちや目指す将来像を抽出してみましょう。

キャリアの棚卸をする

自分をアピールするために、これまでの経験の棚卸をしましょう。これまで携わった業務や達成した実績を一つ一つ書き出して、自分のキャリアを整理します。それをさらに見直して、自分の強みや向いている業務、どのような企業でどんな仕事をしたいか、分析してみましょう。

転職理由とキャリアを結びつける

転職理由は、退職理由と自分の過去のキャリア、将来目指すキャリアを結びつけて整理すると分かりやすく、アピールもしやすくなります。自分の持っている経験の中から経理職に求められるキャリアをピックアップして、志望動機として盛り込んでおきましょう。

自分のスキルと経験

違う職種からの未経験転職でも、過去のキャリアに経理で役立てられる経験やスキルを見出すことは可能です。前職が営業職だった人は、売上管理の経験やコミュニケーションスキル、一般事務からの転職ではパソコンスキルやスケジュール管理の経験、能力などがアピール材料となります。数字を意識した業務遂行、経営意識などをアピールすることで経理としての資質を理解してもらえます。また、経理は幅広い部署との連携が必要なため、コミュニケーションスキルも意外と見られるポイントです。

自分の人間性と性格

経理転職でアピールしておきたいものには、スキルや実績だけでなく、経理向きの人間性や性格的な傾向もあります。いつも正しい判断ができる静さや細かな作業も正確にこなす真面目さ、公正かつ正確に業務遂行できる人間性などを、これまでの仕事への姿勢として伝えましょう。

持っている資格

経理職では、簿記など経理関連資格を持っていることも採用時に注目されます。スキルと合わせて、過去に取得していた資格を生かしたいとアピールしましょう。MOSなどPCスキルが証明できる資格も経理で役立ちます。まだ取得に至っていない人は、専門書で勉強していることを伝えてもOKです。

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経理の魅力を押さえて転職理由に活かす

電卓

経理をやりたいと思っても、採用担当者にその思いがしっかりと伝わらないと経理職に就くことができません。未経験でも、経理の仕事内容やその魅力をしっかりと理解した上で転職理由に反映させることで採用担当者にやる気を伝えられます。経理の魅力を踏まえて転職理由をまとめましょう。

専門性が高くキャリアアップを狙える

経理の仕事は専門性が高く、スキルもキャリアも上を目指し続けられます。最終的には経営陣と対等に渡り歩くまでに成長することもでき、キャリア後半では収入増も可能です。また、資格やスキルを積み上げていくごとに転職市場でも有利になり、転職で収入やできる仕事の幅を増やしていけます。

経営陣に近くやりがいがある

経理は会社のお金を記録する仕事であり、経営にかかわる業務も多いものです。そのため、経営陣の近くで働くことができ、経営の視点を学ぶチャンスに恵まれています。細かい仕事もたくさんありますが、会社の経営に関係する責任ある仕事をしていることに誇りを持てて、やりがいを感じられます。

女性が活躍しやすい

まだまだ男性優位の一般企業にありながら、経理は女性が活躍しやすい職種、職場です。資格や経験、スキルによっては管理職を目指すことも可能となり、産休や育休からの復帰や中途採用もしやすくなります。家庭とキャリア形成を両立しやすく、一生の仕事として働ける仕事です。

企業規模による経理職の違い

経理とひとまとめで言っても、実は会社の規模によってその仕事内容は大きく違います。転職するなら、自分のやりたい仕事ができる環境が重要です。会社の大きさによって違う経理職の違いをチェックして、転職理由に反映させましょう。

大企業の経理職

大企業での経理職の場合、多くは部署内で業務が細かく区切られており、細分化された一部分の仕事に長く携わるケースが多くなります。専門分野ごとのスペシャリストとして活躍できる反面、総合的な仕事に関わりにくく、全体が見渡せず、経理職としてのスキルは伸び悩む可能性があります。大きなお金が動く大企業では、不正防止や責任分担が欠かせないため、こうした業務の細分化は必須です。

中小企業の経理職

中小企業での経理の仕事では、社員一人が幅広い業務を受け持つことが多く、経理業務を総合的に経験することができます。さまざまな業務を通して社内外の人とかかわることができ、経営陣との距離も近くなります。ただし、こまごまとした業務に追われることも多く、時期によって大幅に残業が増えたり、庶務や総務などの業務まで任されることもあります。

転職先企業規模別!転職理由の作成ポイント

転職するにあたって、企業の特徴に合わせて転職理由を変えることは大切です。経理は企業規模ごとに仕事の内容が違うため、特に意識しておきたい点となります。それぞれの企業規模に応じた転職理由のポイントをチェックしておきましょう。転職先と自分の希望がマッチしていないと、採用されにくくなりますし、そもそも入社しても不満が出てしまい、再び転職したくなるかも知れません。

大企業の経理職

大企業の経理職を目指すなら、魅力となるのは 高い専門知識の獲得と専門性の高い業務です。専門分野で知識を増やし、スキルを高めていきたいという人に向いています。転職理由の作成ポイントとしても、専門性について言及すると良いでしょう。

中小企業の経理職

中小企業で経理をする魅力は、トータルで経理業務に関われる点です。幅広い業務に携わることで、経理に関する広い知識を獲得でき、いろいろな業務で刺激のある毎日が過ごせそうです。転職理由でも、幅広い業務のスキルを高められる点や、トータルで関わることのやりがいを言及すると良いでしょう。

面接で使える経理職の転職理由例文集

面接で実際に使える経理転職理由の例文を紹介します。もちろん、面接ではこのまま流用するのではなく、自分の言葉で話すことが必要ですが、目安としてチェックしておきましょう。

未経験者の場合

・営業部で売り上げ管理を任されていましたが、その中で経理処理の重要性を実感し、○○(簿記など)の資格を取得しました。営業で培った交渉の力を関係各部署の調整などに活かし、経理職として経営面に貢献していきたいと思い、志望しました。

・経験はありませんが、数字の管理やコスト意識を重視した業務改善に取り組んできた結果、より深く売り上げやコストなどの数字に関わられる経理業務に携わりたいという思いが強くなりました。

経験者の場合

・これまで決算業務を担当しておりましたが、将来は財務部門まで担える人材を目指したいと考えております。グループ会社を持つ御社の経理部門で、連結決算などにも関わりたいと考え、志望しました。

・前職では経理として○○プロジェクトに携わりました。今後の取り組みとして○○を目指す御社の成長に経理として貢献したいと考えております。

経理の転職理由ではできることをアピール

ガッツポーズ

経理の転職理由はあまり明るくないものもありますが、その内容を掘り下げ、初心を思い出すことでポジティブな内容に変えることも可能です。また、未経験でも採用担当者に有能であると感じさせたり、やる気を伝えることはできます。経理の魅力や仕事内容をしっかりと把握した上で、担当者を納得させられる転職理由を考えてみましょう。