「勤務」とは「会社で働くこと」
勤務時間にスマホゲームはしないように
先輩や上司にこのように注意されて、「休憩中も勤務時間に入るんですか~?」と反論または心の中で反論した人がいるかもしれません。
「勤務(きんむ)」とは「会社で働くこと」を意味します。役所や学校などで働くことも含みます。雇われて働いているという点がポイント。
「勤務」とは言えない例
自営業やフリーランスは会社に雇われて働いているわけではありませんよね。この場合は「勤務」とは言いません。
一方で、アルバイトや派遣であっても雇用されていることに違いはないので「勤務」と言えます。
昨今は「リモート勤務」がありますが、会社に行っていなくても会社に雇われているのに違いはないので「勤務」と表現して問題ありません。
「勤務」の使い方・例文
・勤務中に失礼します ・今月からこちらに勤務することになりました ・在宅勤務を推奨しています
「勤務」は会話でも文中でもどちらでも使うことができます。丁寧語でも敬語でもないフラットな表現なので目上の人や顧客に使う場合には、「お仕事中」「お勤(つと)め」等に置き換えるといいでしょう。
「勤務」の類語
・業務 ・執務 ・就業
これらはどれも「勤務」と同じように仕事に関する表現です。
「業務」は仕事の中で日々行っている作業のこと、「執務」は事務作業を行うことを指します。「就業」はその日の業務に就くという意味です。
・勤務⇒(会社で)働くこと ・業務⇒仕事内容
どれも微妙に意味が異なる表現なので、これを機に確認しておきましょう。
「勤務」を英語で
She is now on duty ⇒彼女は勤務中です
「be on duty」で「勤務中、勤務している」を表しています。「be at work」でも同様の意味。
「勤務先」は「workplace」です。
「勤務」を通して
会社員にとって「勤務」することは毎日のルーティーンですよね。人によっては会社ではなく自宅「勤務」の人もいると思います。フリーランスや自営業の人には使用しないので、働き方によって使い分けていきましょう。