「糾弾」とは「罪を問いただして責める」
汚職を糾弾される 日常会話では使う機会はないかもしれませんが、政治家が不祥事を犯したニュースでよく見聞きする表現ですよね。 「糾弾(きゅうだん)」とは「罪を問いただして責める」という意味。単に責めるという意味ではなく、責任追及や改善、再発防止なども含む意味合いです。硬い表現であり限られたシーンでしか使われません。 世間やメディアが、政治家や企業のトップなど社会に大きい影響を与える人に責任追及や説明を求める際に使われます。
「糾弾」の「糾」には「取り調べる・正す」という意味があります。また、ここでの「弾」は「罪を暴く」「責め立てる」という意味。 「糾弾」はこれらの文字を合わせた意味合いの表現です。 ・世間に不祥事を糾弾されて辞任することになった ・代表はうまくマスコミを利用して糾弾を避けた ・教育委員会に糾弾されないように手回しをする 「糾弾される」のは政治家や企業、団体のトップ、「糾弾する」のは世間の人々やマスコミ、団体のメンバーなど。糾弾する側は個人ではなく一定数以上の人々であることが多いです。 「政治家が糾弾される」とあった場合、責任追及や今後の対応、謝罪要求など諸々含めて「責められる」ことがわかります。単に「責められる」と表現するよりも多くのことが読み取れます。 ・非難 ・批判 ・責任追及 ・弾劾(だんがい) 日常会話で「糾弾」を使うと大げさに聞こえます。 「弾劾」「責任を追及する」という意味ですが、裁判等の限られたシーンでしか使われない硬い表現になります。 会話上では「非難」や「批判」を使われることが多いでしょう。 The politician was denounced ⇒その政治家は糾弾された 「denounce」で「糾弾」を表しています。「糾弾される」の場合は受身形にするのを忘れないようにしましょう。 政治の話題を持ち出さない限り、「糾弾」は日常会話で使うことはほとんどないでしょう。 しかしながら、政治関連のニュースではよく見聞きする表現です。「糾弾」の意味がわからないとニュースを正しく読み取ることができないかもしれません。単に責められるだけではなく、責任追及やその後の対処も要求されている点がポイントです。「糾弾」の語源
「糾弾」の使い方・例文
「糾弾」の類語
「糾弾」を英語で
「糾弾」に含まれる意味合いを正しく