金言とはどんな言葉?
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「金」の字は確かにお金を表す場合もあります。ただ、金言という言葉に含まれる「金」は別のある事柄を意味する漢字になっています。
お金儲けの話ではありませんが、がっかりしないでくださいね。金言は人生に役立つワードなので、覚えておいて損はありませんよ。
金言について学び、明日からの毎日に役立てていきましょう!
金言の意味とは「尊い言葉」
金言は「きんげん」と読む言葉。次の2つの意味をもっています。
②お釈迦さまの尊い口から出た教えの言葉
金言は、ビジネスなど一般的なシチュエーションでは①の意味で使われます。
道徳的に優れており、人々の模範になる内容であることが金言になるかどうかの大きなポイント。
さらに、その条件を満たすものの中から、昔の人や業績を残した偉人の言葉を特に「金言」というケースが多いです。
金言の語源・由来
金言の「金」は「金塊」や「純金」の「金」のこと。金言の場合は「金」のように「立派で美しいもの」という意味になります。
また、「言」は「言葉」を表す漢字ですね。
「金」と「言」を組み合わせると「金のように立派で美しい言葉」という意味が作れます。これが金言の語源です。
金言の使い方・例文
ビジネス会話での金言は「役に立つアドバイス」というようなニュアンスで用いられます。
社長
新人
先輩
先輩
金言耳に逆らうとは?
「金言耳に逆らう」は「きんげんみみにさからう」と読みます。
ためになる忠告の言葉は、聞く人にとって耳が痛い場合がほとんどですよね。そのため、金言は素直には聞き入れられにくいことを意味します。
「忠言耳に逆らう」や「良薬は口に苦し」も同じニュアンスになるので、セットで覚えておきましょう。
「良薬は口に苦し」について、くわしくは下記の記事で紹介しています。
良薬は口に苦しとはどんな意味?由来は漢文?使い方の用例、英語も解説!
金言の類語「金言名句」
金言名句は、教え諭す戒めの言葉やものごとの核心を突く短いワードのこと。「きんげんめいく」と読みます。
金言の類語は「金言名句」のほかにもあるので、あわせておさえておきましょう。
名言:ものごとの本質や道理をうまくとらえた素晴らしい言葉
格言:教えや戒めになる短い言葉
このうちの「至言」は、下記の記事でくわしく説明しています。こちらもぜひ読んでみてください。
「至言」の意味は「それな」!?使い方や類語、英語表現を詳しく解説!金言の英語表現
金言を英語で表現するときには、次の単語が使えます。
aphorism:警句、金言、格言
maxim:格言、金言
「aphorism」は、カタカナのビジネス用語「アフォリズム」としても会話に登場する場合があります。くわしくは、下記の記事で確認してください。
アフォリズムの意味とは?ことわざとの違いや事例集も徹底まとめ金言にはためになるものが多い
昔の人が口にして今の時代にまで残っている金言は、現代人にとってもためになる内容のものが大半です。
ビジネスで結果を残した偉人たちの金言も書店で金言集を探したり、インターネットで検索したりするとたくさんみつけられますよ。
気に入った金言を人生やビジネスの指針にしましょう!