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疾風迅雷とはどんな意味の言葉?モンクやキルアも使っている!読み方やビジネス例文、類語、英語も解説!

疾風迅雷とはどんな言葉?

新人

疾風迅雷?なんか漫画やゲームに出てきそうなかっこいい言葉ですね。
そうね。実際いろいろな作品に登場するけど、ビジネスでも使えるのよ!

先輩

新人

ビジネス用語にもなるんですか?使いこなせたらかっこよさそう!解説お願いします。

疾風迅雷は、漫画やゲームにもよく登場する言葉です。

HUNTER×HUNTERの登場人物キルアやFF14のジョブ「モンク」の能力名にもなっています。このように、有名な作品にも登場する四字熟語なので、見聞きした経験のある人は少なくないかもしれませんね。

今回は、この疾風迅雷をビジネスでどう使うか勉強してみましょう!

疾風迅雷の意味とは「強風と激しい雷」

字をみて予想できるように、疾風迅雷は風と雷に関係する四字熟語です。

「強風と激しい雷」がもともとの意味ですが、そこから次のニュアンスでも使われるようになっています。

疾風迅雷
非常に素早くて、すさまじく激しいこと

疾風迅雷は、迅速に行動することや事態が急変する様子を意味する場合も。

疾風迅雷の語源・由来

疾風迅雷は、中国の古い書物「礼記(らいき)」の「玉藻(ぎょくそう)」の章に由来する言葉です。

次のような教えがもとになっています。

君子はもし、寝ているときに疾風迅雷甚雨(強風が吹き激しい雷がなり強い雨が降ること)があれば、身なりを整える。そして、夜だとしても必ず起きていて、衣服と冠をつけて座っているのだ。

これは、何かがあったときには事態の急変に迅速に対応できるよう、準備しているという意味

話に登場する疾風迅雷甚雨という言葉が、疾風迅雷の語源になります。

疾風迅雷の読み方は「しっぷうじんらい」

疾風迅雷の読み方は「しっぷうじんらい」です。

前半の「疾風」は、単独の場合「はやち」や「はやて」と読むこともできます。

しかし、疾風迅雷のときには「はやちじんらい」や「はやてじんらい」とはなりません。間違えないように注意しましょう。

疾風迅雷の使い方・例文

ビジネスの場合、疾風迅雷が、文字通りの強風と激しい雷という意味で用いられるケースはあまりありません。

速さやものごとの変化の程度が、すさまじいことを表すたとえ言葉として登場するのがほとんどです。

疾風迅雷の使い方を例文でイメージしてみましょう。

例文1

新人

私のモットーは疾風迅雷です。チャンスとみたらすぐに動き出せるように、フットワークを軽くすることを心がけています。
例文2

新人

上半期は大赤字ですね。巻き返せるんでしょうか?
疾風迅雷のV字回復を実現させるため、今戦略を練っているところだ。

上司

例文3

新人

部長が疾風迅雷のごとく電卓を叩いてます。イラストにしたら、炎を背景にグォオ!みたいな効果音がつきそうですよ。
ひとりだけレベルの違う疾風迅雷の戦いに挑戦しているわ。さすが経理の鬼。

先輩

例文4

先輩

疾風迅雷的なトラブルにも即座に対応してみせるのが、一流のビジネスマンなのよ!

疾風迅雷の類語

疾風迅雷と同じような意味合いをもつ四字熟語はほかにもあります。知名度が高くて使いやすい言葉もあれば、必殺技になりそうなかっこいい字面の語句もあり、バリエーション豊か。

シチュエーションにあわせて使い分けできるようになりましょう。

疾風迅雷の類語
電光石火(でんこうせっか):非常に素早い。非常に短い時間
迅速果敢(じんそくかかん):決断が早く、迷わず行動すること
迅速果断(じんそくかだん):思い切りよくズバッと決断し、行動すること
疾風怒濤(しっぷうどとう):激しく荒れ狂うこと
紫電一閃(しでんいっせん):事態が一瞬で急激に変化すること
迅雷風烈(じんらいふうれつ):事態が急激に変化する様子。行動が素早いさま

このうち、電光石火は特に知っている人が多い四字熟語。相手に意味が通じないという事態が起こりにくいため一番無難です。

言葉選びに迷ったら電光石火にしておきましょう。

疾風迅雷の英語表現は「with lightning speed」

疾風迅雷を英語で表現するときには「with lightning speed」を使えばOK。

単語の意味を確認してみましょう。

with:~で
lightning:電光
speed:速さ

「with lightning speed」で「電光の速さで」となります。

疾風迅雷を上手に使ってみよう!

疾風迅雷はオタク魂をくすぐるかっこいい言葉です。意味を覚えたら使ってみたくなりますよね。

でも、疾風迅雷は難しい四字熟語でもあるので、知らない人も少なくありません。

疾風迅雷を用いてニュアンスが伝わっていないときには、即座にわかりやすい「電光石火」に言い換える。

言い換えが許されなそうな場面では、疾風迅雷は使用しないなど、状況を見極めて上手に疾風迅雷を使ってみましょう