壮大とは「大きくて立派」という意味
新人
上司
新人
残念でしたね。
壮大は、新人君のように「なんとなくこんな感じ」というあいまいな理解で使っている人も珍しくない言葉です。
社会人として正しく壮大を使えるように勉強しましょう。
壮大の意味
「壮大な」といった場合、その解釈が「すごい」だとニュアンスがいろいろと足りていません。壮大の意味を確認しましょう。
壮大は、一般的に「大きい」と「素晴らしい」を兼ね備えているものに使われます。たとえば、大自然や宇宙など。ビジネスの場合は、ビッグな計画や野望などを指して壮大を使用するケースが一般的です。
壮大の語源・由来
漢字の意味から壮大という言葉の語源を考察してみましょう。
「壮」の字の意味は「大きくて立派である」「さかん」。
「大」は「形や規模が大きい」「重要な」「立派な」という意味です。
「壮」と「大」は、どちらも「大きい」や「立派」というニュアンスをもっていますね。勢いがある、重要だという意味合いも含んでいます。
これらをひっくるめたものが、壮大の語源だと考えることができそうです。
壮大の読み方は「そうだい」
壮大の一般的な読み方は「そうだい」です。
書物などでは、作者が「壮大な」と書いて「おおきな」と読ませる場合もあります。
また、人名で壮大を使う場合「そうだい」のほかに「まさひろ」「そうた」「たけはる」などさまざまな読み方が可能です。
壮大の使い方・例文
壮大は「壮大な景色」や「壮大な曲」のように「壮大な〇〇」の形や「壮大だ」という言い切りの形式で使うのが普通です。
上司
新人
上司
先輩
立派や重要という意味合いはもたせず、規模が大きいというニュアンスのみで壮大を用いる場合もあります。たとえば「壮大な失敗」や「壮大な空振り」「壮大な暇つぶし」など。
壮大の類語
壮大と同じように「大きくて立派」というニュアンスをもつ言葉はほかにもあります。壮大の類語とその意味もおさえておきましょう。
高遠(こうえん):広く深く、計り知れないこと
広壮(こうそう):広く立派な様子
盛大:立派で大規模なこと
壮大と似た意味合いの四字熟語に「気宇壮大(きうそうだい)」があります。
「気宇壮大」は、心意気や発想が人並外れて大きく立派な様子を表す言葉です。壮大とあわせて覚えておきましょう。
壮大の対義語は「矮小」
壮大の対義語は「矮小」です。「わいしょう」と読みます。
矮小はこぢんまりしていることを表す言葉です。「矮小な考え方」や「問題を矮小化する」のように使います。
「壮大な景色」「壮大な計画」「壮大な音楽」の英語は?
壮大は次の英単語であらわすことができます。
magnificent:壮大な
grand:壮大な
majestic:雄大な
heroic:雄大な
lofty:高遠な
「壮大な景色」を英語で表現するときは「magnificent scenery」を使えばOK。「壮大な計画」は「a magnificent plan」。「壮大な音楽」の英訳は「magnificent music」になります。
壮大な目標を立てて満足するな!
ビジネスマンとして壮大な目標を立てるのは、別に悪いことではありません。しかし、立派な理想を掲げて満足していると、絵に描いた餅で終わってしまう恐れが高くなりますよ。
目標を達成するために今何をするべきか、小さな目標も設定してひとつずつ課題の階段を上っていきましょう。