テレワークとは『場所や時間にとらわれない働き方』
新人
先輩
テレワークとは、IT技術を活用して、場所や時間にとらわれることのない柔軟な働き方を意味します。
「tele」=「離れた所」と「work」=「働く」をあわせた造語です。といってもわかりにくいかもしれませんので、以下でもう少し具体的にお話しします。
テレワークの意味をチェック
テレワークは実際に業務する場によって3タイプに分けられます。
在宅勤務
モバイルワーク
サテライトオフィス勤務
在宅勤務は自宅利用型テレワークといえるでしょう。モバイルワークは移動中や顧客先などどこでも、インターネット環境があれば業務ができる働き方です。
サテライトオフィス勤務は一社専用のサテライトや複数の会社が共有する共同サテライト、レンタルオフィスなどの施設が利用される働き方のことを指します。主に都心の企業は郊外に、ローカル企業は都心にサテライトを置くことが一般的です。
生まれた背景は70年代のアメリカの大気汚染
「テレワーク」が生まれたのは 70年代のアメリカです。当時、ロサンゼルスではモータリゼーションの急速な発展の弊害で大気汚染が深刻化していました。さらに石油危機が2度起こったことから、自宅で仕事をするスタイルとして導入されたのがテレワークだったのです。
日本では80年代に日本電気が国内初のサテライトオフィスを設けました。当時の本社は港区六本木にありましたが、結婚・出産による女性社員の退職に歯止めをかけるため、郊外の吉祥寺にサテライトオフィスを置いたのです。
上司
テレワークが持つメリットとは?
テレワークを導入することで雇用側である企業が得られるメリットについて、その代表的なものを挙げておきましょう。
オフィスを使わない分コストが削減できる
多様な働き方に対応することで離職が防げる
優秀な人材の確保に繋がる
生産性が向上する
育児や介護、治療との両立ができる
通勤ストレスの低減
ワークライフバランスの向上
テレワークの英語は『Telework』
テレワークは英語で『Telework』と表記します。そのまま日本語になっているため、意味はもちろん同じです。
以下のような使われ方をします。
私たちはあなたとテレワークを依頼する雇用主との間のスケジュールを調整できますよ。
テレワークとは情報通信技術の活用による、場所にも時間にも縛られない柔軟な働き方を意味する。
テレワークとリモートワークの違い
テレワークと似た言葉のリモートワークがあります。結論からいえばリモートワークはテレワークの中のひとつです。
リモートワークとは、離れた場所で仕事を進める働き方のことを指します。同一のチームとしての仕事に参加している場合などによく使われる呼び方で、「別々のところで仕事をしつつ、全体を進めることができる」というニュアンスがあります。
テレワークの使い方・例文
今後ますます増えるであろうテレワークですが、ビジネスシーンでの会話ではどんな使い方があるのでしょうか。例文で見てみましょう。
新人
上司
先輩
新人
[おまけ]非接触時代で加速したテレワーク導入
働き方改革の影響もありここ数年前から浸透してきたテレワークですが、2020年前半の新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、導入する職場がより一層増えてきました。
「非接触時代」という言葉もささやかれるようになるほどの新型コロナの影響下で、テレワークがあるおかげで仕事がストップせずに助かっている企業やワーカーも多いでしょう。
今後ますます注目されるテレワークという働き方
テレワークは良くも悪くも、時代に求められている働き方であるのは間違いありません。今後ますます重要になるテレワークの価値を感じて、テレワークという言葉を使いこなしましょう。