IoTとは『モノのインターネット』
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IoTという言葉を最近よく耳にすると思います。しかし読み方や意味がいまひとつはっきり理解できていない方も多いようです。今後ますます一般に使われるようになる言葉なので、わかりやすく説明したうえで、どういうところで活用されるかを具体的な事例を挙げてご紹介します。
IoTの意味をチェック
IoTとは『Internet of Things』を略したもので、日本語においては『モノのインターネット』と呼ばれています。『アイオーティー』の読み方が一般的です。意味をひとことでいうと、モノがインターネットを経由して相互に通信することです。
それではこのIoT、どういうところで活用されているかを紹介しましょう。
IoTはどんなところで活用されるか?
そもそもIoTは特別な場所や限定された空間で使われるテクノロジーではありません。今いるところから離れた場所の状態を確認したい場合や、この場所の中にあるものの状態を変えたい場合の全てが適用されるものです。
具体的な事例をいくつか挙げてみましょう。
IoT実用の事例あれこれ
例えば介護などでは以下のような項目で使えます。
室内の温度や湿度の確認および調整
ベッドからの落下や転倒を確認
他にはビニールハウスなどでも下記のような項目で使えます。
土の中の水分の状態を確認
照明の度合いを確認
企業の工場の中で以下のような項目を掌握するために使えます。
異常な動作の兆候を覚知
補充すべき材料や部品の残量を認識
作業の進み具合をモニターでチェック
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IoTの英語は『Internet of Things』
IoTは英語で『Internet of Things』と表記し、日本語で使われる意味とまったく同じです。
以下のように使われます。
私は海外工場のIoT化を検討しています。
B:Why are you considering it?
それはなぜでしょうか?
A:Because there are not enough Japanese staff that can be deployed there.
そこに派遣すべき日本人スタッフが不足しているからです。
IoTとICTの違い
ICTは『Information and Communication Technology』を略したもので、『情報伝達技術』という意味です。これは「IT」とほとんど同じ意味になります。日本国内ではITという言葉がメジャーになっていますが、国際社会ではICTのほうがより多く使われています。
IoTとICTの意味の大きな違いは、ICTが「伝達の技術」にフォーカスされている面です。関係性でいうと、モノのインターネットであるIoTを活用し、データの収集が向上することにより、ICTにおけるさまざまな情報伝達がより円滑になるということです。
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IoTの使い方・例文
最近日常会話にもよく出てくるIoTですが、ビジネスシーンでの会話ではどのような使い方があるのかを、例文で見てみましょう。
A社営業担当
B社バイヤー
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[おまけ]IoTとAIのタッグは最強か?
IoTと切っても切れない関係性を持つのがAI、つまり人工知能の存在です。どちらもDX(デジタルトランスフォーメーション)を私たちが享受するために重大な使命を背負っているといっても過言ではありません。
5Gが普及していき、社会全体のIoT化が進んでいくと、ありとあらゆる製品がインターネットを経由して操作や状態の確認ができるようになります。
IoTはこれまでデータ集計が進んでいなかったジャンルにも浸透していきます。IoT化が進捗すると過去とは比べられない大規模のビッグデータが蓄積されていくのです。
そしてそのビッグデータはAIによって解析されることで、さらなる性能を持つAIモデルが生み出され、より一層のデータの収集につながります。このようにIoTとAIのタッグは力強い相乗効果を生み出すと期待されています。
次世代必須用語IoTを今から使いこなそう
ここで見てきたように、IoTはこれからの時代には必須の言葉となるのは間違いありません。そうなった時に恥をかかないよう、今からどんどん使ってみて、使いこなせるようになりましょう。