画数が多くて難しい「嗜好」の意味とは?
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現代人あるあるです。
文章を手書きする機会が減ると、忘れてしまって書けない漢字が増えますよね。漢字の読み方さえ覚えていれば、スマホやパソコンで簡単に検索できます。でも、読み方もわからないとなると、途端に調べようがなくなって途方にくれる羽目に・・・。
「嗜好」は、画数が多くて書くのが難しい漢字です。嗜好をすらすら書ける人は、少ないかもしれませんね。
でも、社会人ならせめて、書けなくても読めて、正しい意味で使えるようになっておかないと恥ずかしいですよ!
嗜好の読みは「しこう」、意味は「好み」
嗜好の読み方は「しこう」です。
「好」の字がついていることから予想できるように、嗜好は好きなものに関する言葉で、次のような意味をもっています。
・好み
・たしなみ
「嗜好」の「嗜」の字は「たしなむ」と読みます。意味は「芸事などに親しむこと」「日頃のたしなみ」など。
「好」は「好き」という意味の漢字ですね。
「嗜」と「好」を組み合わせた「嗜好」は「芸事などを好み、日頃から親しむ」というニュアンスになります。
嗜好品とは?
嗜好品とは、楽しむためのものです。嗜好品は、生存するために絶対必要なものではありません。栄養的にはなくても生きていけるけど、個人の楽しみやストレス解消などの目的で用いるものです。
・茶類やコーヒー、ジュース、アルコール飲料などの嗜好飲料
・タバコ など
嗜好品は味覚や嗅覚を刺激し、摂取した人に高揚感を味わわせてくれます。依存性のあるものもあるので、摂りすぎには注意しましょう。
嗜好性の意味は?
嗜好性とは、人間や動物がどのくらいそれを好んで摂取するかの指標のこと。ビジネスだと、マーケティング分野で登場するケースが多いワードです。
嗜好の使い方・例文
ビジネスで結果を出すためには、ターゲットになる消費者や顧客の嗜好を探ることがとても重要。
嗜好は、プライベートで使うのが一般的な言葉かと思いきや、ビジネスでもかなり頻繁に登場するワードになっています。
嗜好の使い方を例文でイメージしてみましょう!
上司
先輩
先輩
新人
先輩
覚えておきたい嗜好の類語
嗜好は「何かを特に好んで親しむ」という意味でしたね。人が好むことを表す言葉は、嗜好のほかにもたくさんありますよ。嗜好の類語もおさえておきましょう。
愛好:その物事が好きで楽しむこと
好み:好きなものの傾向
偏愛(へんあい):特定の人やものだけをかたよって愛すること
偏好(へんこう):好みがかたよっていること。かたよった好み
好尚(こうしょう):好みや流行
心酔:特定の物事の魅力にとりつかれ、夢中になること
嗜好とは少しニュアンスの異なるワードもありますが、覚えておくとビジネス会話に役立ちます。語彙を増やして伝えたいニュアンスに近い用語を選べるようになりましょう!
嗜好は英語だとどういうの?
嗜好のニュアンスに近い意味合いの英単語は結構たくさんあります。知っている単語がないか探してみてください。
taste:個人的な好み
preference:好み
fondness:好み、趣味
favorite:大のお気に入りの
liking:好み、愛好、趣味
gusto:心からの楽しさ、好み、嗜好
have a relish for:好む、好き
ビジネスで英語を使うときに備えて、英語表現も習得しておきましょう!
嗜好を理解するとビジネスでの攻め方がみつかる!
嗜好は「何かを特に好んで親しむこと」という意味の言葉です。
ビジネスでは、顧客や消費者の嗜好を正しく把握できるかどうかが、販売する商品や提供するサービスの売れ行きを左右する場合があります。
嗜好の意味や使い方を理解し、ビジネスに活かしていきましょう!