「承諾」とは「オッケー」という意味
上司の承諾を得る
社内で何か新しいことを始めたいと思っても、勝手に進めることはできません。責任者たる上司に「承諾」を得る必要があります。また、取引先や顧客にお願いする際も同様です。
「承諾(しょうだく)」の意味は「オッケーする」。依頼や意見を受け入れることです。取引や契約などの正式なものから、ちょっとしたお願いまで幅広く「承諾」は使われています。
「承諾」の使い方・例文
「承諾」の使い方を例文を通して確認していきましょう。
・ご承諾いただきありがとうございます ・ご承諾していただけたら幸いです ・内定承諾書に書名捺印して返送する ・とても承諾できるような契約内容ではなかった ・必死のお願いに渋々承諾してくれた ・先方から承諾を得たので、子どもを連れていく
「ご承諾」とすると丁寧表現となり、お礼やお願いの言葉として使うことができます。
「承諾書」は証明書類の一つ。入社や転職の際に記入したのではないでしょうか。「入社承諾書」は企業への入社に同意する書類。「承諾書」の詳しい意味や書き方はこちらです。
承諾書とは?読み方や書き方(見本・テンプレート)・英語表現を解説
また、「承諾」は法律用語としても使用。民法467条等には「申込みに応じてこれと合して契約を成立させる意思表示を承諾という」とあります。
「承諾」の類語
「承諾」と似た表現に、「承認」や「承知」「了承」などがあります。どれも「承」の字が共通して同じような意味ではあるものの、微妙に違う意味。それぞれの違いと使い方を解説していきます。
「承認」とは
「承認(しょうにん)」の主な意味は、「正しいと認める」。個人からよりも、企業や政府などの公的機関から認められることに対して多く使われます。
政府がその新薬を承認すれば、国内でも使用することが可能になる
「承知」とは
「承知(しょうち)」の意味は「承諾」と同じように「オッケーする」ですが、それ以外に「わかる・知っている」もあります。「重々承知」の意味は「よくわかっている」。
「重々承知」の意味とは?使い方から注意点、類語、英語表現まで詳しく解説!
「了承」とは
「了承(りょうしょう)」の意味は、申し出や事情を「納得して受け入れる」。「了承した」「了承しました」は目下の人への発言とされるため、注意が必要です。「ご了承ください」は目上の人にも使用できる表現です。
「承諾」の英語表現
「承諾」は英語ではどのように表現できるのでしょうか。
Thank you for accepting ⇒承諾いただきありがとうございます
「accepting」は「acceptance」と名詞形にすることも可能。他にも、「consent」や「approval」で「承諾」を表現できます。
似たような表現が多い
「承諾」や「承知」「了承」と似たような表現が多く、頭が痛くなりますよね。全部ひとまとめに「オッケー」にしてしまいたくなります。一気に使いこなす必要はないので、少しずつ使いながらマスターしていきましょう。