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証券外務員一種の試験では、計算問題を合否を左右する重要項目。着実に成果を出すためには、ここを制する必要があります。今回は、計算問題の重要性と攻略法を解説します。
証券外務員一種における計算問題の重要性とは
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まずは外務員一種試験における計算問題の割合や出題傾向をご紹介します。
出題頻度・配点ともに高い計算問題
証券外務員一種の試験は、2択の正誤問題と5肢選択問題で構成されています。前者は各2×70問、後者が各10点×30問。合計440点中308点(7割)以上が合格点です。
計算問題は配点の高い5肢選択問題に含まれます。出題数は9~10問。つまり、100点前後=全体の4分の1程度を占めるということ。一種合格に計算問題の攻略が欠かせないのは、この出題割合と配点の高さゆえです。
計算問題は得点源にしやすい
苦手意識を持つ方の多い計算問題ですが、試験で出題されるのは、おおむね類似したパターンに限られています。敬遠するよりむしろ、得点源にしやすい分野と割り切るのが正解。優先して解法のマスターに取り組むべきです。
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一種外務員試験の計算問題攻略法は?
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ここでは一種外務員試験の計算問題攻略のヒントをご紹介します。
まずは頻出問題を押さえよう!
一種外務員資格試験で頻繁に出題される計算問題は毎回ほぼ似通っています。優先的に取り組むべき項目は以下の通りです。
・株式業務:PER(株価収益率)PBR(株価純資産倍率)ROE(自己資本利益率)
・債券業務:利回り計算、売買代金
・投資信託業務:分配金に対する課税計算
・信用取引:委託保証金、追加保証金
・先物・オプション取引:理論価格、委託手数料、証拠金計算、損益計算
タイプ別にマスターしよう
外務員一種で出題される計算問題は、おおむね2つのタイプに分類できます。それぞれのパターンごとに対策を講じましょう。
タイプ①:公式にあてはめれば解けるパターン
例えば株式業務で必ず出題されるPERやPBRなどは、公式を使えば解答できる問題がほとんど。公式そのものはシンプルなので、理屈抜きで丸暗記してしまいましょう。頭文字で覚える、図解で覚えるなど、方法は何でも構いません。
これらは確実に得点を稼げるタイプの問題なので、取りこぼしは禁物です。
タイプ②:複数の計算プロセスが必要なパターン
先物取引等でよく出題される証拠金所要額などの問題は、複数の計算ステップを組み合わせて解答する必要があります。タイプ①に比べると複雑ですが、出題されるパターンはそれほど多くありません。
頻出問題に的を絞り、自力で解けるようになるまで繰り返しましょう。
実践問題の反復学習が有効!
特に学習時間が限られている方は、問題を繰り返し解くことに重点を置きましょう。計算問題は少なくとも2~3回繰り返しておくと効果的です。無料受講できるオンラインの模擬試験もありますので、手持ちの問題集で物足りない場合は、活用するとよいでしょう。
証券外務員一種合格におすすめの教材は?選び方のコツも紹介
参考
証券外務員無料WEB模擬試験フィナンシャルバンクインスティチュート株式会社
苦手意識は禁物!
外務員資格試験の計算問題は、いったん身に着けてしまえば決して難しくはありません。なんとなく難しそう…と敬遠するのはもったいない!むしろ優先的に取り組むべきです。
苦手意識を克服することで、着実に合格に近づけますよ!