「今後とも」は結びの挨拶に使えるフレーズ
「今後とも」はビジネスメール等でよく目にする表現ですよね。メール以外にもフォーマルな挨拶として会話でも使えます。 「今後とも」は結びの挨拶として使えるフレーズ。簡単にいえば「今後とも」は「これからも」の改まった表現です。「今後ともよろしくお願いします」のように続きます。 「今後とも」は単体では使用せず、後に文章が続きます。「今後とも」の使い方を例文で確認していきましょう。 ・今後ともよろしくお願いいたします ・今後ともご指導のほどよろしくお願いします ・今後ともお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます ・今後とも変わらぬご支援よろしくお願い申し上げます このように「今後とも」の後には「ビジネスや人間関係を続けていきましょう」という文章が続きます。 一回きりの取引相手や、これで関係が切れると思われる相手には「今後とも」を使用しません。誰にでも惰性で「今後とも」を使用している場合、つい使ってしまうことがあるので注意しましょう。 このような場合は、「今後とも」の代わりに「また機会があれば」「ご縁があれば」のようなフレーズが使用可能です。 ・また機会がありましたらよろしくお願いします。 ・ご縁がありましたら、その節は何卒よろしくお願い申し上げます。 ・またお声をかけることがあるかもしれませんので、その際はよろしくお願いいたします。 「今後とも」と「これからも」はほとんど同じ意味だと前述しました。「今後とも」の方がフォーマルなフレーズなので、ビジネスシーンではこちらを使いたいですね。 「今後とも」のフォーマルな類語表現に「引き続き」があります。同じように「引き続きよろしくお願いします」と使って構いません。 「今後とも」と「引き続き」は同じような意味ですが、ちょっとしたニュアンスの違いがあります。 ・今後とも⇒区切り ・引き続き⇒継続 「今後とも」は取引やプロジェクト等がいったん終わるものの、関係は続いていく際に使います。 一方で「引き続き」はそれらが進行中の際に使用。微細な違いですが、使い分けると一目置かれるかもしれません。 日本語ではよく見聞きする「今後とも」を使った表現ですが、英語では同じようなニュアンスのフレーズはあるのでしょうか。 ・Thank you for your continued support ⇒今後ともよろしくお願いします 「continue(続ける)」を使用することでニュアンスが近い表現が可能です。 文章の終わりに「今後とも」を使用した一文を添えるだけで丁寧なビジネス文になります。ビジネスシーンではよく使う表現なので、これを機会に正しい使い方を押さえておきましょう。「今後とも」の使い方・例文
「今後とも」の注意点
「今後とも」の類語
「今後とも」の英語表現
「今後とも」はビジネスシーンでは不可欠