「考慮」とは「いろいろ含めてよく考えること」
・考慮する ・考慮すると ・考慮に入れる ・考慮すべき ・考慮してくれてありがとう など 「考慮(こうりょ)」を知らなくても、「考」からわかるように「考えること」に関する言葉というのは予想がつきますよね。しかしながら、ただ「考える」だけではありません。 「考慮」には状況や背景等を含めて考えるという意味があります。 「慮」は単体では「慮る(おもんぱかる)」と読み、「いろいろ含めてよく考える」という意味。「考慮」と「慮る」は同じような意味ですが、「考慮」の方が圧倒的によく見聞きしますよね。 「考慮」の使い方を例文を見ながら確認していきましょう。 ・アイディアは面白いが予算を考慮すると実現は厳しい ・相手の都合も考慮してほしい ・体調面も考慮に入れて考える ・ご考慮いただきありがとうございました このように「考慮」は相手の都合や金銭、体調、天気などのいろいろな要素を含めて考えること。これらの要素を踏まえたうえで、物事を決めたり行動を起こしたりすることです。 ビジネスシーンはもとより、普段の会話でもよく耳にする表現ですね。「ご考慮いただきありがとうございました」は自分の都合を考えてくれた相手に対するお礼の言葉。 「慮る」が「考慮」と同じような意味であることは前述しましたが、その他にも似たような表現はあるのか見ていきましょう。 ・配慮(はいりょ) ・気配り(きくばり) ・心配り(こころくばり) ・加味する(かみする) ・熟考(じゅっこう) など 「配慮」や「気配り」「心配り」は特に対象が人(相手)の際に使われます。 ・体調が悪い人に配慮してエアコンの温度を調節する ・周りへの気配りがうまい人は好かれる 「加味する」はある要素を付け加えて考えるという意味。また、「熟考」は深く考えるという意味で「考慮」とほとんど同じ意味です。 「考慮」は英語ではどのように表現できるのでしょうか。「consider」が使えます。 ・You should consider their plans 彼らの予定も考慮すべきだ 考えるを意味する「think」を使って「think about」としても同様の意味です。 「考慮」はビジネスシーンでも日常会話でもよく使われる言葉。何となく使ってきた人はこれを機会に正しい意味や使い方を押さえておきましょう。 また物事を円滑に進めるためにはいろいろと「考慮」する力が必要です。「考慮」できるビジネスパーソンを目指しましょう。
女子社員や部長たちのことも考慮した方がいいかも「考慮」の使い方・例文
「考慮」の類語
「考慮」の英語表現
「考慮」できる人を目指そう