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クリエイティブの意味とは?どんな職種・仕事が該当する?広告業界での少し変わった使い方も解説!

クリエイティブとは「新しい物を作り上げる力」のこと!

新人

うちもクリエイティブ系の仕事の求人広告出してますよねぇ。うちの会社ではどの部門にあたるんですか?
うちは広告の会社だからチラシやポスターのデザインを考える人が必要でしょ?

先輩

新人

あー、イラストレーターとかデザイナーって呼ばれてる人がいるところですね?!

『クリエイティブ』はビジネス以外でもよく耳にする言葉ですよね?転職サイトや雑誌でも、『クリエイティブ系の仕事』の項目があるのを目にしたことはあるでしょう。しかし、先輩と新人くんの会話のように、「具体的にはどんな意味?どんな仕事?」と思っている人は多いのではないでしょうか

クリエイティブとは、簡単にいうと『新しい物を作り上げる力』を指します。ここでは言葉の使い方やどんな場面でクリエイティブが使われるかなども含め、わかりやすく解説しています。あなたがもっている疑問をスッキリ解消していってください!

クリエイティブの意味をチェック

耳馴染みのあるクリエイティブという言葉ですが、きちんと日本語としての意味を説明できる人は少ないでしょう。まずは、カタカナ語の意味を明確にし、一緒に英語のクリエイティブも覚えていってください

カタカナ語のクリエイティブ

冒頭で、クリエイティブとは『新しい物を作り上げる力』を指すといいました。もっと詳しく解説すると、『ゼロから新しいものを作り出す創造的なさま』『独自の発想で物を作り上げる独創的なさま』を表現するカタカナ語として使われています。

英語のクリエイティブ

クリエイティブは英語では『creative』と表記する形容詞で、次のような意味をもっています。

■創造的な
■独創的な
■創造力がある
■工夫して作った
■編み出された など

「彼女は創造力がある」を英語で表現すると、「She has a creative ability.」や「She is creative.」になります。

英語の『creative』は、動詞の『create(創造する)』と『ive(“~の性質をもつ”の意味がある形容詞語尾)』を組み合わせた英単語。語源はラテン語で『産み出す、育てる』の意味をもつ『create』とされています。

仕事・職種について使われる「クリエイティブ」って?

あなたも転職や求人サイトの広告で、『クリエイター職』『クリエイティブ職』の文字を目にしたことがありませんか?しかし、求人情報を目にすると同時に「どんな仕事?」と疑問に思いませんでしたか?ここでは仕事や職種で使われる『クリエイティブ』について解説していきます。

「クリエイティブ職」とはどんな職種?

クリエイティブの言葉の意味から推測すると、『新しいものを作り上げる力を必要とする職種』になります。

言葉通り創造することを仕事にする職種なのですが、大きくわけて、実際にデザインをしたり何かを制作したりする『クリエイター職』と、クリエイターの監督をしたり、スケジュールなどの管理をしたりする『プロデューサー職』があります。具体的な職種をいくつかピックアップしてみました。

プロデューサー職

クリエイティブディレクター
主に広告業界に存在する職種。広告制作の進行状況や実際に制作するクリエイター達の指揮や管理をする仕事。
ゲームプロデューサー
世の中でどんなゲームが流行っているのかを調査し、どんな種類のゲームを、どんな機種向けに出すのかを決定し、制作全体の管理も行うのが仕事。また、政策スタッフの人選もゲームプロデューサーが行う。会社によっては分業制の場合もあるが、一般的には宣伝や販促活動も担う。
Webプロデューサー
クライアントからの依頼だけでなく、自社のWebサイトも含め、企画~制作~運営に至るまで、すべてにおいてを統括する責任者。

なお、Webプロデューサーには同様の職種として『Webディレクター』がありますが、こちらは主に現場監督的な立場であり、クライアントと接することはまずありません。しかし、企業によってはディレクターとプロデューサーの仕事を兼任しているところもあります。

クリエイター職

Webデザイナー
依頼者の要望通りにWebサイトのデザインをする仕事。一般的にはおおまかな構成はWebディレクターが設計することが多く、デザイナーはその構成に沿って細かいデザインを作る。
ライター
紙の媒体だけでなく、webサイトも含め、依頼された企画内容に沿った文章を記事として書く仕事。新聞、雑誌、広告、Webメディアなど、活躍できる分野は数多くあり、企業との直接契約、フリーランスなど所属形態もさまざま。
グラフィックデザイナー
商品パッケージ、書籍、ポスターなどの平面的なデザインをする仕事。デザインを考えるだけでなく、企画から制作まで広く手掛けるのが一般的。

デザインや記事など、何かを生み出す仕事をしている人がクリエイター職に該当するのですね!

クリエイティブ職に必要な資質

「私はデザインを描くのが得意だから」「自分は文字を書くことが好きだから」ということでクリエイティブ職を目指す人はたくさんいるでしょう。しかし、ただ『好き』や『得意』だけでは仕事は成り立ちません。それではどんな資質が求められるのでしょうか?簡潔にまとめてみました。

職種に応じたスキル

Webデザイナーになりたいならパソコンでデザインを作るスキル、イラストレーターなら絵を描けるスキル、ライターなら文章を書くスキルなど。これは誰でもわかることですよね?スキルのない人がその仕事を目指すなら、専門学校や通信教育で学ぶのもいいでしょう

ただ、ライターについては、今はクラウドソーシングで手軽に主婦や学生でもはじめられる仕事がありますので、実際にできる仕事をしながらスキルアップしていく方法もあります。

発想力・企画力

仕事としてやっていく以上、依頼をしてくれるクライアントが存在します。場合によってはクライアントから具体的な内容を提示され、それに沿ったデザインやライティングをすることもあるでしょう。

しかし、多くの場合「こんなイメージで」とざっくりと依頼されるため、そこから具体的な形に作り上げる発想力や企画力が必要になります

また、納品したものに対して「なんかイメージと違う」と修正を依頼されることもあるでしょう。それに対応できる柔軟さも必要不可欠です。

コミュニケーション能力

企業で働くなら、たいていの場合は一つの依頼に対してチームで取りかかります。当然のことながら、依頼についての打ち合わせやスケジュール調整などが発生しますよね?また、フリーで働く場合でも、作り上げたものを受け取る担当者が存在します。作業自体は一人で行いますが、周りの人との関わりはあるため、コミュニケーション能力は必要です。

広告業界のクリエイティブは「広告素材」のこと

一般的に、『独創的な、創造的な』などを意味をもつクリエイティブは、『クリエイティブな人』『クリエイティブな仕事』というように形容詞として使われます。

しかし、クリエイティブな仕事である広告業界においては、広告に掲載する写真やイラストなどの素材そのものを指す名詞として使われます。また、インターネット上には画像やアニメーションを使ったバナー広告がありますよね?こういった広告に使う素材もクリエイティブと呼ばれています。

[ビジネス版]クリエイティブの使い方・例文

クリエイティブがどんなことを指すのかがわかったら、会話で使いこなしたいものですよね。ここではさまざまな意味合いでの例文を紹介しておきます。

例文1

上司

お、この新商品のパッケージデザイン、クリエイティブでいいねぇ。色違いをあと3パターンくらい作ってみてもらえるか?
こちらの例文1は、『独創的』の意味でクリエイティブが使われています。
例文2
最近は求人サイトはBもCもクリエイティブ職の募集が多いなぁ。インターネット社会になってるからWebデザイナーの勉強でもしよっかな。
こちらの例文2は、見てわかるようにクリエイティブ職についての会話です。
例文3
ここの広告バナーに使うクリエイティブの準備ができたから、サイズ加工してくれる?
例文3は、広告素材の意味合いでクリエイティブが使われています。

クリエイティブと一緒に覚えたいカタカナ語

今の世の中は、カタカナ語がたくさん使われます。理解できない言葉があると会話が理解できないこともあるでしょう。ここではクリエイティブとぜひ一緒に覚えてほしいカタカナ語を紹介します。

クリエイティビティ

ひと言でいうと『創造力』のこと。つまり、頭の中にひらめいたものを形にすることができる能力のことを指します。

クリエイティビティについてはこちらの記事で詳しく解説してるので、読んでみてください。
クリエイティビティの意味とは?用語の使い方やビジネスで創造力を高めるコツを解説

クリエイティブコモンズ

インターネット広告を作成する場合、画像やイラストを使います。しかし、素材とする画像やイラストは自分達で撮ったものや描いたものを使うだけでなく、公開されているものを使用することがあります。

ここで登場するのが『クリエイティブコモンズ』。これは、著作権におけるルールの一つで、『著作者の提示する一定条件を満たせば、画像、イラスト、音楽などの素材を使ってもいいよ』というものです。

クリエイティブコモンズの詳しい内容は次の記事で紹介しているので、そちらもぜひ読んでみてください。
クリエイティブコモンズとは?画像や音楽の商用利用でトラブル回避!例や使い方を徹底ガイド

クリエイティブな視点を持って仕事に取り組もう!

クリエイティブ職につく人はもちろんのことですが、それ以外の職につく人でも独創的な発想は仕事をするうえで強力な武器となります。どんな職種の人でもクリエイティブな視点を常にもって毎日の仕事に取り組んでくださいね。