ノンバーバルコミュニケーションとは『言葉以外のコミュニケーション』
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この男性は、ライバルよりもノンバーバルコミュニケーション力に長けていたため、取引先からの契約を勝ち取ることができました。この『ノンバーバルコミュニケーション』とは、非言語コミュニケーションのことです。
この記事では、ノンバーバルコミュニケーションの意味や重要性、言葉の使い方などについて徹底解説します。プレゼンの内容は完璧なのに、なぜか契約を取れない営業の方はぜひ読んでくださいね。
ノンバーバルコミュニケーションの意味をチェック
ノンバーバルコミュニケーションとは、人間の表情や仕草、声のトーンなどの「言語以外」によるコミュニケーションのことです。例えばプレゼンをする際に、話している内容が素晴らしいものでも、緊張していて声は小さく早口になっている相手には好印象を抱きません。
反対に、プレゼンの内容が少々微妙でも、自信に満ち溢れていてハキハキと相手が聞き取りやすいトーンで話す営業には良い印象を受けますよね。こうした、言葉以外の意思伝達方法がノンバーバルコミュニケーションです。
印象の9割はノンバーバルコミュニケーションが占める
有名な心理学者であるアルバート・メラビアンが行ったある実験では、話し手が聞き手に与える印象の割合は「視覚情報55%」「聴覚情報38%」「言語情報7%」だということがわかりました。(これをメラビアンの法則といいます)
つまり、特に初めて会う人の第一印象を決定づけるのは、目や耳から得られた情報だといえます。
ノンバーバルコミュニケーションの重要性
ノンバーバルコミュニケーションには、主に3つの重要性があるといわれています。
言葉だけでは伝わらない部分を補う
相手の状況を察知する
こうした3つの重要性があるため、ノンバーバルコミュニケーション能力を高めることはビジネスシーンのみならず、プライベートでも相手との信頼関係を築くことに役立ちます。
ノンバーバルコミュニケーションの注意点
ただし、ノンバーバルコミュニケーションには注意しなければならない点があります。それは、文化による表現の違いです。
例えば、日本では会話の途中で聞き手があいづちを打つことがありますが、英語圏ではそのような文化はあまりありません。英語圏で使われる「Uh huh」のような言葉は、あいづちというよりも言葉を強調する際に使用されます。
そのため英語圏の人と話す際に、日本のようなあいづちを打つと不思議に思われてしまうため注意が必要です。こうした文化によるノンバーバルコミュニケーションの違いも意識しておくと良いでしょう。
上司
ノンバーバルコミュニケーションの英語は『nonverbal communication』
ノンバーバルコミュニケーションの英語表記は『nonverbal communication』です。日本語と同じ意味で使われます。
言葉によらないノンバーバルコミュニケーションを活用して契約を獲得した。
相手に声のトーンを合わせることもノンバーバルコミュニケーションの1つだね。
ノンバーバルコミュニケーションとバーバルコミュニケーションの違い
似たような言葉に「バーバルコミュニケーション」があります。これは、言語以外を意味するノンバーバルの対義語で、言葉を使った意思疎通のことです。言葉で相手と意思疎通を図る手紙やメールなどもその一種といえます。
こう考えると、どちらも私たちの日常に当たり前にある伝達方法ですよね。この両者の違いは、言葉を使っているか否かという部分です。非言語ではもちろん言葉を使うことはありませんが、相手に伝わる情報は非言語の方が多いことがわかっています。
ノンバーバルコミュニケーションの使い方・例文
ノンバーバルコミュニケーションという言葉は、ビジネスシーンでどのような使われ方をするでしょうか。例文で見てみましょう。
上司
新人
ノンバーバルコミュニケーションで相手の心を掴もう
「人は見かけが第一」「目は口ほどにものをいう」などのことわざもあるように、接する人と良好な関係を築くためには、言葉以上に大切なものがあります。相手のハートを鷲づかみできるパフォーマンスを身につけていきましょう。