自己啓発とは?意味や類語、自己啓発の手段について解説

新人

先輩、中国語の勉強始めたって本当ですか?もしや中国の現地法人に転勤の内示が出たとか…
今のところその予定はないけど、これからの時代、語学は複数できる方がいいかと思って…要は自己啓発かな。

先輩

仕事の傍ら、自己啓発にも注力する人が増えています。そもそも「自己啓発」は、学校の授業や会社の研修とはどう違うのでしょうか?意味や使い方、類語や関連語は?どんな方法があるの?今回は自己啓発に関わる素朴な疑問にお答えします。

自己啓発の意味

自己啓発
本人の意思で自分自身の能力向上や精神的な成長、社会的な成功などを目指すこと。
またはそのための訓練のこと。

自己啓発とは、あくまで個人が自主的に行う行為。義務教育や企業研修とは別物です。一方で、人材育成の観点から、自己啓発を支援する企業も増えてきています。

例文
自己啓発セミナーに参加する
・昨年のベストセラーのうち、半分は自己啓発本だった
・彼は休日も資格スクールに通って、自己啓発にいそしんでいる

自己啓発のメリット・デメリットは?

自己啓発は通常の学習や研修と比べて、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
  • 自発的に行うため、学習意欲が継続しやすい
  • 自身の興味・関心のある分野が対象になることが多いため、知識の習得スピードが速い
  • 第三者からのフォローや監視がない分、やる気が低下したり途中挫折しやすい
  • 自己流で学習を進めるため、時間や費用を浪費しがち
  • 自己啓発の類語・関連語

    自己啓発の類語・関連語についても確認しておきましょう。

    自己研鑽

    自己啓発の類語に「自己研鑽」があります。「研鑽」とは「学問などを究めること」。自己啓発と自己研鑽は互いにとても近い意味ですが、後者の方が継続的な努力や訓練のニュアンスが強いです。

    例文
    ・厳しい環境下で自己研鑽を積む
    ・その分野で成功したいなら、もっと自己研鑽が必要だ

    OJT・Off-JT

    OJTはオン・ザ・ジョブトレーニング(On the Job Training)、Off-JTはオフ・ザ・ジョブトレーニング(Off the Job Training)のこと。両者とも企業における業務上の研修を意味します。前者は上司や先輩の指導の下、業務を行いながらスキルを習得する手法。後者は業務を離れて、集合研修やセミナーなどに参加する手法です。
    OJTの意味とは?どんなやり方が効果的?Off-JTとの違い、使い方についても解説

    自己啓発は業務外の時間を使って個人が自主的に取り組みますが、OJTやOff-JTはいずれも業務の一環として行われます。

    例文
    ・新人は1か月間、窓口対応のOJTを受ける
    ・幹部候補の社員は、専用の研修センターで1週間のOff-JTに参加する

    自己啓発の手段

    新人

    自己啓発って自分で目標を決めて、能動的にやることなんですね。僕も始めてみようかな…

    自己啓発は個人で目的を決めるため、その方法も多岐にわたります。ここでは「これから自己啓発に取り組んでみたい!」という方のために、具体的な手段をご紹介します。

    資格取得

    キャリアアップやスキルアップに直結する資格取得は、最もポピュラーな自己啓発手段の1つです。「合格」という明確な成果があるので、モチベーションを保ちやすいのがメリット。独学の他、通信教育やスクール通学など、さまざまな選択肢があります。

    セミナーや勉強会への参加

    自分が関心を持っているテーマに関するセミナーや勉強会に参加するのも、自己啓発の手段として有効です。スクールや団体が主催する有償のものから、気軽なサークルのようなものまで、形態もコストも多種多様。テーマも、ビジネスに関するものだけでなく、趣味や教養の分野まで幅広く見つかります。

    一方で「自己啓発」を謳いながら、高額な情報商材やコース受講を強引に勧める悪質なセミナーも少なくありません。仮に知人や友人からの紹介でも、主催団体の信頼性はきちんと確認しましょう。疑問を感じたら、契約や支払いに応じないことも重要です。

    万が一被害にあった場合は、クーリングオフや消費生活センターなどへの相談など、早めに対処しましょう。
    参考 トップページ国民生活センター

    読書

    知識向上のための最も手軽な自己啓発の手段といえば、読書でしょう。手元に本さえあれば、隙間時間や外出先でも取り組めるのがメリットです。

    反面、読書には「頭で理解しただけ」で終わってしまう可能性も。自己啓発のために本を読むなら、まずは目的に合ったテーマを選ぶこと。さらに読んだ内容を自分なりに要約するのも効果的です。また、得られた知識を少しでも実践に移すことも重要です。

    トレーニングやスポーツ

    健康増進や美容のために行うトレーニングやスポーツも、自己啓発の手段の1つ。ジムに通うだけでなく、自宅などで行うトレーニングやジョギングなども、広く含まれると考えてよいでしょう。継続することで、精神・肉体の両面を鍛えることができます。

    まずは目標を持つことからスタート

    多くのビジネスパーソンが自己啓発に取り組む現代。激しく変化する環境に対応するには、各自がスキルや知識を磨くことが重要です。

    目標を定めれば、それを実現するための手段は、いくつも見つかるはず。他人から見れば趣味やレジャーのようでも、自らの成長を促す行為なら、立派な自己啓発です。まずは「なりたい自分」を描くことから始めてみましょう。