薬剤師の平均年収はいくら?年代・都道府県・働き方ごとの収入比較

薬剤師さんって難しそうな仕事だから、きっと年収も高いんでしょうね。

たしかに。責任の重さや仕事の専門性などがあるから、他の仕事よりも平均年収は高そうだよ。

薬剤師さんって年収高い?

薬剤師さんの年収は、職業全体の平均年収よりも約100万円くらい高いといわれています。働くには国家資格が必要で、人の健康や命を預かる重要な仕事なので、平均年収の高さも納得できます。

しかし、働き方や勤務先によってはそれほど年収が高くならないこともあるようです。

薬剤師の平均年収(全国・都道府県別)

薬剤師さんの平均年収を全国・都道府県ごとに調べてみました。

薬剤師の平均年収は約560万円(全国)

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」では、薬剤師さんの年齢やお給料の平均を調べています。2019年の調査結果は以下のようになりました。

薬剤師
年齢【歳】39.4
勤続年数【年】7.9
所定内実労働時間数【時間】160
超過実労働時間数【時間】11
きまって支給する現金給与額【千円】398.6
所定内給与額【千円】367.8
年間賞与その他特別給与額【千円】833.3
労働者数【十人】5895

参考:賃金構造基本統計調査 令和元年賃金構造基本統計調査2019年

この表から、薬剤師さんの平均年収は、5,616,500円となることがわかります。

統計調査の平均年収情報(都道府県別)

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」から、都道府県別の平均年収をまとめました。この調査結果では、もっとも平均年収が高いのは静岡県、低いのは長崎県です。

都道府県平均年収(千円)
全  国5616.5
 北 海 道5663.2
 青   森6198.4
 岩   手4940.5
 宮   城6102.3
 秋   田6187.9
 山   形5951.3
 福   島4891.6
 茨   城5807.8
 栃   木5206.9
 群   馬4834.9
 埼   玉5211.8
 千   葉5374.9
 東   京5535.8
 神 奈 川5833.6
 新   潟4471.7
 富   山5361.5
 石   川4950.9
 福   井5657
 山   梨5115.3
 長   野6895.1
 岐   阜5034.2
 静   岡6986.8
 愛   知6221.4
 三   重6006
 滋   賀5638.9
 京   都5273.1
 大   阪5588.9
 兵   庫5269.9
 奈   良5067.3
 和 歌 山5629
 鳥   取5249.7
 島   根6258.2
 岡   山5285.8
 広   島5714
 山   口5387.9
 徳   島4440.2
 香   川5476.3
 愛   媛4637.2
 高   知6426.5
 福   岡5305.1
 佐   賀5225.5
 長   崎4282.1
 熊   本5371.9
 大   分5375.1
 宮   崎5697.4
 鹿 児 島5367.5
 沖   縄5304.7

参考:賃金構造基本統計調査 令和元年賃金構造基本統計調査2019年

薬剤師の平均年収(年代別)

年代別の平均年収についてまとめました。男女ともに若い年代から給与が高く、その後も緩やかながらも順調に昇給していくようです。

薬剤師の平均年収(20代)

20代男性の薬剤師の平均年収は以下のようになっています。(単位:千円)

勤続年数給与月額賞与額年収
20~24歳0.5278.322.83362.4
25~29歳2.7348.5781.94963.9

20代女性の薬剤師の平均年収は以下の通りです。(単位:千円)

勤続年数給与月額賞与額年収
20~24歳0.5325.193910.2
25~29歳2.5330.3677.74641.3

参考:賃金構造基本統計調査 令和元年賃金構造基本統計調査2019年

薬剤師の平均年収(30代)

30代男性の薬剤師の平均年収は以下の通りです。(単位:千円)

勤続年数給与月額賞与額年収
30~34歳5.4406.2936.45810.8
35~39歳7.7463980.16536.1

30代女性の薬剤師の平均年収は以下の通りです。(単位:千円)

勤続年数給与月額賞与額年収
30~34歳5.9348.3897.25076.8
35~39歳8.7389.4750.45423.2

参考:賃金構造基本統計調査 令和元年賃金構造基本統計調査2019年

薬剤師の平均年収の推移

賃金構造基本統計調査 令和元年賃金構造基本統計調査2019年のデータから、男女別に平均年収の推移をグラフにしました。

男女ともに50代でピークを迎えて、その後は緩やかに下降しています。しかし、年齢に関わらず働き続けられて、キャリア後半でも比較的高い年収を得られるようです。

薬剤師の平均年収(勤務先別)

薬剤師さんの勤務先は、製薬会社や病院、薬局などです。どこで働くかによっても年収に大きく差が出ます。

製薬会社の平均年収

製薬会社での薬剤師さんの年収はもっとも高く、年収1000万円を超えるケースもあります。とくにMR・研究開発に関わる薬剤師さんの収入が高い傾向です。成果=収入になる業務もあるため、上昇志向のある人に向いています。

病院の平均年収

病院勤務の薬剤師さんの平均年収は450万円程度と、薬剤師全体の中でもっとも低い傾向です。病院では医師などの他の医療従事者への人件費負担が多いため、薬剤師への支給額があまり増えていないようです。

収入はともかく、先端医療や手術など、生の医療現場で働けるため、専門知識や資格取得のチャンスが多く、やりがいのある職場です。

調剤薬局の平均年収

調剤薬局勤務の薬剤師さんの平均年収は、病院勤務よりは高めです。しかし、資格取得や手当を増やす働き方を目指さないと、勤続年数が増えても給料が頭打ちとなるかもしれません。

安定した働き方がしたい人、仕事と家庭、プライベートのバランスを重視している人などには向いています。

ドラックストアの平均年収

ドラッグストアの薬剤師さんの平均年収は、製薬会社の次に高い傾向です。需要が高く、業務内容も他の勤務先より幅広いことなどが関係しています。

薬剤師の仕事の幅を超えて柔軟に働きたい人には向いています。将来的にはエリアマネージャー的な管理職ポジションも目指せます。

薬剤師を目指すには

薬剤師になるためには、国家資格を取得する必要があります。まずは薬科大学や大学の薬学部を卒業する必要があります。薬科大学、薬学部は6年制であり、6年間は必死に勉学に励まなければいけません。

薬剤師で高収入を目指すには

薬剤師になる道のりは大変ですが、その分、高収入も目指せます。ただし、薬剤師で高収入を得たいなら、勤務先選びが重要です。

平均年収が高い製薬会社へ行くか、ドラッグストアでキャリアを積むのが高収入への近道といえるでしょう。また、専門資格を取得したり管理職を目指したりすることで、病院や薬局でも年収アップを目指せます。

給料が低くてもやりがいで仕事を選ぶ人も

薬剤師さんの中には、給料のよい職場を目指すよりもやりがいや働く喜びを重視して仕事を選ぶ人もいます。薬剤師の平均年収は、他の職業と比較すると高めです。そのため、やりがいベースで仕事を選んだとしても、わりと安定した生活ができます。

また、転職をすることで今のスキルや経験を生かし、給料アップを図りつつ、自分のやりたい仕事を選ぶことも可能です。薬剤師さんが転職するなら、薬剤師専門の転職サイトがオススメです。一般の転職サービスよりも充実した選択肢から選べます。

薬剤師は平均年収の高さ以外の魅力も多い

薬剤師の平均年収は、職業全体の平均よりも高くなります。また、地方のほうが都心よりも高い収入が得られることもあり、エリアによらず収入面は安心です。

年収では不安要素がなさそうな薬剤師ですが、できるだけ高収入を目指す場合には勤務先を選ぶことも必要となります。勤務先によって給料も仕事内容もさまざまなので、自分が何をやりたいか、どんなことを重視して仕事を選ぶかを考え、納得のいく選択肢を選びましょう。やりがいや充実感で職場を選ぶ薬剤師さんもたくさんいます。