PTOT人材バンクってどんな転職サイト?
PTOT人材バンクは、理学療法士や作業療法士の有資格者向けの転職エージェント。自分でもインターネットを使えば求人を探せますが、エージェントが持っている求人を紹介してもらうと選択肢は広がりそうですよね。
何より、手厚くサポートしてくれることは心強いです!
今回は、OTとしての復職を検討中の筆者が、実際にPTOT人材バンクを利用してみました。実際の担当者とのやりとりも含めて、よかった点、イマイチだった点をお伝えしていきます。
PTOT人材バンクの特徴
PTOT人材バンクにはどんなメリットがあるのか整理します。利用する価値がありそうか考えてみましょう。
①:リハビリ職の求人数が多い
理学療法士 | 12,503件 |
作業療法士 | 11,288件 |
言語聴覚士 | 3,448件 |
(2020年2月27日時点)
理学療法士、作業療法士ともに求人数が1万件以上あるので、数は多いです。
大手のマイナビコメディカルでも、理学療法士が8,765件、作業療法士が7,929件、言語聴覚士が4,123件。言語聴覚士の求人数こそかないませんが、それ以外は業界でも十分な求人を有しているといえます。
②:全国対応している
PTOT人材バンクは、首都圏だけ対応しているのではなく、全国の求人を扱っています。このように、エリアを選択すれば求人を参照できます。
筆者は北海道在住ですが、PTやOTの求人がそこそこありましたし、みるだけでも十分参考になるレベルでした!
③:リハビリ職専門のキャリアアドバイザーが担当
PTOT人材バンクでは、キャリアアドバイザーがリハビリ職専門の担当者になりました。通常、医療や介護系の転職エージェントでは、担当者が看護師や介護士の支援も兼務していることがあります。
しかし、PTOT人材バンクであればリハビリ職の仕事に対する知識があるので、話がスムーズに進みやすいのです。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の事情に精通しています。
筆者の経験では、OT(作業療法士)の求人を希望しているのに、なぜかST(言語聴覚士)の求人が送られてきたこともありました。スムーズに話を進めるうえで、最低限の知識は必要ですよね。
④:求人情報の提供から履歴書の添削までサポート
PTOT人材バンクでは、担当者が次のようなサポートをしてくれます。いずれのサービスも完全無料で、求職者が支払う費用はありません。転職先の事業所が支払う紹介手数料によって運営されているからです。
・希望に合った求人情報の提供
・面接の予定調整
・履歴書・職務経歴書の添削
・面接対策
・条件交渉
久しぶりに履歴書や職務経歴書を書くとなれば、志望動機などをどうやって書けばいいのかなど、自信が持てない事項も出てきます。あとは、条件交渉は自分から切り出して悪い印象を与えないように遠慮してしまうものですが、代行してくれるのであれば気楽です。
ただし、担当者は面接への同行を行っていません。エージェントによっては一緒に面接に行ってくれるところもありますが、こちらは一人で面接に行かなければならないので、その点は頭に置いておきましょう。面接対策は行ってくれます。
実際にPTOT人材バンクを利用した体験談
今回、作業療法士の資格を持つ筆者が、実際にPTOT人材バンクを利用してみました。よかった点、イマイチだった点があったので、率直にお伝えしていきます!
会員登録
こちらのフォームから、登録自体は簡単に済みます。希望職種、就業形態、経験年数、転職意向、転職希望時期などを選択していきます。名前や生まれた年などの情報もここで入力しました。
登録の段階で本格的なレジュメが要求される転職サービスもありますが、こちらは項目を選んでいく作業が中心なのでサクサク進みます!とりあえず会員登録の段階でマイナスポイントはなし。
担当者から電話連絡
会員登録から間もなくして、登録した電話番号に担当者から連絡がきました!
筆者の場合、登録して数分ですぐに電話がかかってきて、ざっくりと次のような流れでやりとりを進めました。連絡がくるのが早い!
担当者
筆者
担当者
筆者
担当者
筆者
担当者
気になっていた病院があったのですが、残念ながらすでに候補の方がいるようだったので、厳しそうでした。こういった状況について、エージェント側で把握していることを教えてもらえるのはありがたいと思いました。
自分で応募しようか悶々と考える前に、転職エージェントで取り扱いがある求人なら、とりあえず状況について聞いてみるのはアリですね!
筆者
担当者
筆者
担当者
筆者
担当者
筆者
担当者
LINEでのやりとりができるのはとても便利。メールよりも手軽に連絡できるので、多忙な方にもうれしいサービスですね。
担当者からは、こんな感じで連絡がきますよ!ちなみに、求人情報はボリュームがあったので、メールで送ってくれました。
求人情報の提供
翌日、担当者が精神科病院に電話をして、人手が必要かどうか聞いてくれたようです。LINEで連絡がきました。
担当者
筆者
やはり精神科OTの求人はもともと少ないこともあり、今すぐ人手が必要な病院はなかったようです。ただ、今回はPTOT人材バンクで過去に求人を扱った病院にしか聞いてくれなかったので、実際にはもう少しチャンスが広がります。その他の病院は自分で調べてみるしかないと感じました。
ちなみに、「月曜日にお電話できれば」とメッセージをいただいていたのですが、結局お電話もなかったので、それはちょっと残念な点でした…。担当者はたくさんの求職者を相手にしているので、こちらからの働きかけも必要だったのかもしれません。
ときどき「PTOT人材バンクは電話がしつこい」なんていう噂もありますが、そんなことはまったくなかったです。熱心な担当者でこまめに連絡をくれることがあれば、人によっては「しつこい」と感じるのかもしれませんね。
理学療法士・作業療法士が活用したい転職サービス
理学療法士や作業療法士の有資格者が利用できる転職サービスとして、こちらの2つを整理しておきます。ぜひ利用を視野に入れてみてくださいね。
①:PTOT人材バンク
今回利用した転職エージェントですが、もし希望に合う求人の取り扱いがあれば、やはりこちらの力を借りることがおすすめです。とりあえず登録しておくとメールで新着求人も送られてくるので、それを眺めるだけでも視野は広がると思います。
今回はなんとか自力で求人を見つけて転職に至りましたが、情報収集もできるので、PTOT人材バンクは登録しておいてよかったかなと思っています。
登録はこちらのボタンから簡単に済ませることができます↓↓
②:ジョブメドレー
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の資格を持つ人がもうひとつ併用したいのが「ジョブメドレー」です。こちらは転職エージェントのように担当者が介入するサービスではありません。登録しておけば、事業所から「スカウト」が届く仕組みを採用した転職サービスなのです。
こちらも新着求人の情報がLINEなどで自動的に送られてきますし、ときどきスカウトも届くので、登録しておいて損はありません。筆者も長く登録した状態にしていて、情報収集を行っています。
ジョブメドレーを使った転職も検討してみてくださいね!
筆者
まずはPTOT人材で気になる求人をチェック
PTOT人材バンクでは、会員登録をしなくても求人をチェックすることはできます。
まずは求人を見てみて、少しでも興味があるものがあれば、登録して担当者の話を聞くという使い方も可。もしくは、とりあえず登録してみて希望に合った求人を調べてもらう使い方もできます。
最終的に面接や内定まで至ることができれば理想ですが、そうではない場合も情報収集のツールとしてPTOT人材バンクは役立ちます。ぜひ上手に活用してみてくださいね!