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ファイナンスの意味とは?金融・経営に関わる人が知りたい使い方を解説

ファイナンスとは「金融」や「財政」のこと

新人

ファイナンスって聞くとなんか難しそうで自然と脳が拒絶してしまうんですよね。
あら、でも身近なところにもファイナンスって言葉でてくるんじゃない?

先輩

新人

そうなんですか?ボクの知らない意味がまだまだあるんですかね。ちょっと勉強してみます。

金融関係の話は複雑で「できれば関わりたくない」と思っている人って多いのではないですか?それが『ファイナンス』というカタカナ語になると、さらに難しいイメージが倍増してしまいますよね。

しかし、きちんと意味を覚えておけば誰でも使いこなせる言葉で、カタカナ語が増えつつある現代においてはぜひ知っておいてもらいたい用語の一つです。この機会にじっくりと学んでみてください。

ファイナンスの意味をチェック

ファイナンスは日常生活でもよく耳にする言葉で、金融関係の仕事に携わっていなくても「金融に関係する言葉でしょ?」というくらいは知っていますよね。しかし、しっかりと『ファイナンス』について説明できる人は少ないのではないでしょうか。

ここではわかりやすく解説していますので、ビジネス用語としてのファイナンスのほか、英語での意味についてもしっかり覚えていってください

ビジネス用語のファイナンスって?

ビジネス用語としてのファイナンスは、みなさんが想像しているとおり金融に関する言葉です。しかし、細かいニュアンスの違いでいくつかの意味合いがありますので、それぞれ見てみましょう。

①:金融・資金調達

『金融』といえばとても大きなくくりに感じますが、『お金を供給すること』と考えれば簡単でしょう。そしてもうひとつは『資金を調達すること』という意味があります。いずれの場合も得られた利益ではなく、現金そのものを取り扱います。

②:財政・財務

財政とは?
企業や一般家庭においては「経済状態」を、国や地方団体においては事業を行うための収入や支出を営む「経済行為」のこと
財務とは?
まとめられた帳簿などをもとに、予算管理や資金調達などの計画をする行為のこと

つまり、ファイナンスにはお金の管理をすることを指す言葉でもあるわけですね。

③:財源・資金

財源や資金は、なんとなくイメージできる言葉ですよね?少しかみくだいて説明してみましょう。

『財源』は、支出の出どころを表す言葉となります。たとえば、家賃収入で得たお金を固定資産税に充当する場合は、家賃収入が財源になります。そして、『資金』は何か活動するうえで必要になる費用を指します。

つまり、事業を行うために必要なお金のことと、その出どころになっているところを含めてファイナンスといいます。

ファイナンスの英語の意味

ファイナンスは英語では『finace』と書き、次のような意味をもっています。

【名詞】
■財務
■財源
■財力
■資金管理 など
【動詞】
■融資する
■(~資金)を調達する
■融通する など

そして、熟語ではこのように使われます。

■finance a anew company(新会社の資金を調達する)
■finace a program(計画に資金を提供する)
■finace administrator(財務管理者)
■job in finace(金融の仕事) など

仕事で役立つ!ファイナンスの使い方・例文

ファイナンスは、これまでの項目で解説したように、さまざまな意味合いをもった言葉です。そのため、会話で登場したら前後の文脈から何を言っているのか判断することが必要です。それでは実際の会話を見てみることにしましょう。

例文1
次に開発する商品の量産化には専用の工場が必要になるだろう。新工場設立のためにファイナンスする必要があるな。
こちらの例文は、工場を設立するための資金調達をする必要があると言っています。

例文2
先月に引き続き今月も赤字ね。もっとしっかりファイナンスしなきゃいけないわね。
こちらはある主婦のセリフ。先月も今月赤字だったので、もっとしっかりお金の管理をしなければいけないということを言っています。

例文3
消費者から同じようなクレームが相次いでいる。改良するための研究に必要なファイナンスをなんとか確保してほしい。
消費者からのクレームが増えれば商品の改良が必要ですよね。こちらのセリフは、研究に必要な資金を確保してほしいと言っています。

ファイナンスの関連用語

世の中には『ファイナンス〇〇』『〇〇ファイナンス』という言葉はよく見聞きしますよね?いつもはなんとなく見たり聞いたりしているかと思いますが、この機会にきちんと意味を確認しておきましょう。

ファイナンス活動

ファイナンス活動とは、主に資金調達をするための活動を指す言葉です。「カフェを開きたいからファイナンス活動をする」「リフォームするためにファイナンス活動をする」といった感じで使います。

ファイナンス機関

『機関』とは、ある働きをするための組織のことを指します。ファイナンス機関をもっとも簡単に解釈すると『金融機関』となります。

また、『ファイナンス機関』はこのまま使われることは少なく、有名な言葉としては『マイクロファイナンス機関』というものがあります。マイクロファイナンス機関とは、貧しい人達が経済的に自立できるように支援する機関を指します。

ファイナンス会社

ローン、保険、クレジット、リースなど、さまざまな金融商品を取り扱い会社のことを指し、ファイナンス会社といいます。企業向けではなく、個人向けの商品を取り扱っているのが一般的です。

銀行系、ノンバンク系、メーカー系など数えきれないほどのファイナンス会社が存在しています。NTTファイナンス、トヨタファイナンス、オリックスなどもファイナンス会社になります。

パブリックファイナンス

パブリックは、国民や市民といった公衆、または、公共施設や行政などに使われる言葉で、ひとことで表すなら『公的な』という意味になります。

パブリックファイナンスとは、公的な資金調達のことを指しますが、主に地方自治体が外部から調達する資金を意味する場合が多いです。

ファイナンスリース

ファイナンスリースとは、リースの形態の一つで、ユーザーが選んだものをリース会社が購入し、ユーザーに貸与する取引のことを指します。すでにリース会社が保有しているものから選ぶのではなく、ユーザーが選んだものを購入するというのが大きな特徴です。

エクイティファイナンス

エクイティとは『株主資本』を指し、エクイティファイナンスとは、新株を発行して資金調達を行うことをいいます。

株式会社では株主による投資が会社の大きな資金源の一つとなっており、その投資者、もしくは投資額を増やすことで企業の運営資金にするわけです。

コーポレートファイナンス

日本では主に2つの意味合いで使われています。

一つ目は、金融機関が企業価値を図り、どのように資金を調達や投資をすればいいかを検討したり実行したりする活動。二つ目は、企業が事業を行うために必要な資金を金融市場から調達する活動のことをいいます。

いずれの意味も、企業の資金に関わる言葉であると理解しておけばいいでしょう

いろんな言葉のように見えるけど、お金の『流れ』や『管理』に関する用語にファイナンスが使われているんだね。

ファイナンスとアカウンティングの違い

アカウンティングを日本語にすると『会計』という意味になります。会計は、金銭の収支を管理する行為を指します。今ある現金を取り扱うのではなく、過去の金銭の動きを管理することを目的としています。

一方、ファイナンスは過去の数字ではなく、先の資金調達など現金にともなう行動をことを指します。

ファイナンスを学ぶことでスキルアップ!

『ファイナンス』は意外と日常会話でも使いやすい言葉ということがわかりましたよね?お金の流れや管理について表現したいときには便利な言葉です。しかし、ファイナンスはいろいろな意味合いをもっているので、正しく覚えてぜひカッコよく使いこなしてください