サジェスチョンとは?ビジネスで区別したい類語や提案のコツもたっぷり解説【例文つき】

サジェスチョンとは「提案」のこと!

新人

異常な暑さが連日続いてて、僕もう死にそうですぅ。営業で外回りに行くとき、背広の上着を着なくてもいいでしょうか?
そうよね。災害レベルの暑さっていわれる異常事態だし、明日の朝礼時にサジェスチョンしてみましょう。

先輩

新人

さすが先輩!ところで、朝礼で何をしてくれるんですか?
新人君は意味がわかっていませんでしたが、「サジェスチョン」は「提案」という意味のカタカナ語です。

意味がわかってしまえば簡単な単語にも思えますが、似たような意味のビジネス用語がいくつもあり、違いを整理する必要がある用語でもあります。

「サジェスチョン」について詳しく勉強し、使い分けができるようになりましょう。

サジェスチョンの意味をチェック

「サジェスチョン」は簡単にいうと「提案」という意味ですが、ざっくりとした意味だけではほかの言葉との違いがわかりませんよね。

似た意味の単語と比較できるように、まずは「サジェスチョン」の詳しい意味や、英語だとどのような単語になるのかを確認してみましょう。

サジェスチョンを言い換えると?

「サジェスチョン」には次のような意味があります。

サジェスチョン
①暗示、示唆
提案、忠告
「サジェスチョン」をほかの言葉に言い換えたいときには、次の単語が使えます。ニュアンスにあうものを選んでください。
サジェスチョンの言い換え表現
・申入
・提言
・提案
・申し入れ
・仄めかし(ほのめかし)
・諷示(ふうじ)
・ヒント
・示唆
・諷喩(ふうゆ)
・黙示
・思い付き
・暗示
・入れ知恵
・助言 など

サジェスチョンの英語は「suggestion」

「サジェスチョン」は英語表記すると「suggestion」。「suggestion」は次のような意味をもつ単語です。

suggestion
【名】
・提案[提言・忠告]すること
提案、忠告、提言
・〔~の〕兆候、気味、気配
・〔言葉やイメージなどの〕連想
・暗示
「suggestion」を使ったフレーズには次のようなものがあります。海外の方と仕事をするときなど、機会があったら使ってみてください。

a suggestion for coping with:~に対処するための提案
constructive suggestions:建設的な提案
improvement suggestion:改善提案
Do you have any suggestions? (省略して「Any suggestions?」でもOK): 何か提案はありますか?
This is my suggestion.:これは私の提案です。
no suggestion:提案はありません
as your suggestion:あなたの提案として

[ビジネス版]サジェスチョンの使い方・例文

「提案」を意味する「サジェスチョン」はビジネスで使用する機会が多そうな単語ですよね。詳しい意味がわかったら次は、ビジネスでの「サジェスチョン」の使い方を例文で勉強して、周囲に差をつけましょう。

例文1

リサイクルショップ新人店員

ずいぶん年季物のブランド古着を買取したんですね。しかも大量に。こんな時代遅れな服、売れるんですか?
バブル世代が若いころに着ていた古着がレトロでおしゃれだって今人気なの。今風な着合わせ方をサジェスチョンすると、結構いい値段つけても売れるのよ!

先輩

例文2

お客さん

月々の携帯電話料金が高いので、安くできないかみてもらいたいんですが・・・
お客様は通話はあまりされないようですね。通信量は今のプランで丁度いいみたいですし・・・サジェスチョンできるとしたら、かけ放題プランのランクを下げることですね。

携帯ショップ店員

どちらの例文も「サジェスチョン」は「提案」という意味で使われています。

サジェスチョンの類語を整理

ビジネスで使われることが多い「サジェスチョン」には、ビジネスで使用される関連用語がいくつもあります。どんな言葉がビジネスでどのように用いられているのか学習し、使いこなせるようになりましょう。

サジェスト

「サジェスト」は示唆や暗示を誰かに与えることという意味の言葉です。「彼のサジェストでクレームの電話応対をこなすことができた」などのように使います。

プロポジション

「プロポジション」は「提案」「提議」「論題」「議題」「問題」という意味をもっています。マーケティング用語の「バリュー・プロポジション」に使用されている言葉でもあります。

「バリュー・プロポジション」は次の3つの条件を満たした、他社と勝負することなく勝てる価値のこと。

①顧客が求めている
②競合他社には提供できない
③自社には提供できる

プロポーザル

「プロポーザル」は「企画」「提案」という意味。「プロポーザル」を用いたビジネス用語には「プロポーザル方式」があります。

「プロポーザル方式」は複数の立候補者からそれぞれの企画を提案してもらい、最も優れた提案を出した者を選ぶやり方。業務委託先や、建築物の設計者を選ぶときに主に使われます。

企画・営業に携わるなら知りたい提案のコツ

「サジェスチョン」の意味や使い方がわかったら、次は上手く「サジェスチョン」できるように提案のコツを身につけましょう。一朝一夕にマスターできるようなものばかりではないですが、ポイントを押さえてトレーニングすることで、効率よくスキルアップできますよ。

①:要約する力を鍛える

相手に受け入れてもらえる提案をするには、「何がしたいのか」を一言で相手に伝える力を研く必要があります。

提案に関する説明の中に、提案を聞く側(上司や顧客など)にピンとくるキーワードや気になる説明がなければ、提案を聞く側はなかなか提案を受け入れてくれません。

日常的によく使うメールで、要約する力を鍛えてみましょう。

要約のポイント
件名:相手に何をしてもらいたいか伝達できているか
本文①:重要なポイントは箇条書きで
本文②:長い文章には「見出し」をつける
3つのポイントを押さえて、端的に用件が伝わるメールを書く練習をしてみてください。

②:見やすい・わかりやすい資料を作る

提案のときに使う資料も、提案を受け入れてもらえるかどうかを左右するポイントになります。

見やすさ・わかりやすさにこだわった資料を作るように心がけてください。

資料作りのポイント
・図や表を活用して、視覚的にわかりやすい資料にする
・筋道が通る論理的な資料を作る
・相手のニーズ・目的に合うストーリーにする

何かをサジェスチョンするときは、この点を意識して資料づくりにあたってみてくださいね!

③:相手の不安に対応する

こちらの提案に関する説明が一通り終わったら、相手の疑問や不安をすべて受け取り、対応する必要があります。

説明のまとめ方のポイント
・相手の疑問や不安をその場でしっかり聞き出す
・聞き出した疑問・不安に対応し、納得してもらう
・後日、提案を聞く時間をいただいたお礼状を送る
相手の疑問・不安にすべて、的確に対応するためには、ものすごい量の知識が必要になります。すぐに完璧に対応するのは難しいですが、相手から出された疑問・不安をその都度分析・勉強して知識を蓄えてください。

[番外編]飲食業界では「サジェッションメニュー」も

「サジェッションメニュー」はその日、特別に用意されるおすすめメニューのこと。お店側が「提案」してくれるメニューということですね。

市場で仕入れた旬の食材や珍しい食材などを調理した特別メニューが載っていることが多いです。手書きのメニューが掲示される場合もあります。

サジェスチョンの意味を知ってビジネス会話に生かそう!

取引相手に受け入れてもらえる「提案」ができるようになることは、一人前のビジネスマンになるための重要な課題ですよね。

「サジェスチョン」の意味や使い方、さらに上手く「サジェスチョン」できるようになるためのポイントをしっかり身につけ、ビジネスに生かしていきましょう。