ウィンウィンとは、お互いにメリットがあること!
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ビジネスマンなら常に心しておく必要がある「ウィンウィン」について、詳しく紹介します。
ウィンウィンの意味をチェック
「お互いにメリットがあること」という意味で使われる「ウィンウィン」ですが、もともとの意味は何なのでしょうか?英語ではどのような言葉になるのかも気になりますね。日本語・英語における「ウィンウィン」の意味について確認してみましょう。
日本語のウィンウィン
日本語の「ウィンウィン」は「両者がうまくいくこと」「両者が利益を得ること」という意味を持つ言葉です。ビジネスのほかに、政策の話でもよく使われます。
英語のウィンウィン(win-win)
「ウィンウィン」は英語表記すると「win-win」。「win-win」には次のような意味があります。
・〔結果にかかわらず〕皆が満足できる、最終的に有益な
「ウィンウィンの関係」といえる具体例
「ウィンウィン」の意味がわかっても、ビジネスでどのような状況が「双方にメリットがある『ウィンウィンの関係』」になるのか、イメージしにくいですよね。ビジネスシーンを想定した具体例で「ウィンウィン」を考えてみましょう。
例1:自社と取引先
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例2:会社と従業員
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会社側が必要としている従業員像と、従業員一人ひとりが望んでいる給料・休日などの待遇や職場環境が合致。または、ほぼ合致している状態が、会社と従業員間の「ウィンウィンな関係」です。
ウィンウィンの類語・反対語
「ウィンウィン」は「双方の利益を上げること」という意味でよく使用される用語です。しかし、同じような意味で別の言葉が用いられることもあります。ビジネスでは重要な考え方なので、「ウィンウィン」の類語・同義語も覚えておきたいですね。
また、「ウィンウィン」ではないときはどういうのかも気になります。これを機に、正しい言葉を使えるようになりましょう!
ウィンウィンの類語・同義語
「ウィンウィン」の類語・同義語には次のような言葉があります。
・相互利益
・持ちつ持たれつ
・両者にとって好都合
・双方の利益が一致する など
ウィンウィンの反対語・対義語
双方に利益がなければ「ウィンウィン」にはなりません。「ウィンウィン」ではないときに使用できる用語には、次のようなものがあります。状況に合う言葉を選んで使い分けしてください。
・lose-win(ルーズウィン):自分が損して、相手に利益がある状況
・lose-lose(ルーズルーズ):両方とも損する状況
・no deal(ノーディール):取引不成立
・共倒れ:両者ダメになること
・痛み分け:両者損害を受けた状況で引き分けること
各業界で登場するウィンウィンとは
「ウィンウィン」はビジネスや政策の話のようなお堅い分野だけでなく、さまざまな業界で使用されています。あなたの知っている「ウィンウィン」もあるかも?どのような「ウィンウィン」があるか、みてみましょう。
医龍の「ウィンウィンポーズ」
ドラマ医龍には「ウィンウィンポーズ」というものが登場します。「ウィンウィンポーズ」は野口先生とビジネスパートナーの高岡が「ウィンウィン」といい、ピースの形にしてた両手の指をピコピコ動かしていたあのポーズのこと。
両手の指のピコピコは「いわゆる」という強調の意味で使われる、ダブルクォーテーション(” ”)を示すジェスチャーです。
医龍での「ウィンウィンポーズ」は密談に絡めて使用されることが多かったですね。”ウィンウィン”で「お互い得しましょうね!」というメッセージが込められています。
アイドルグループNCTの「ウィンウィン」
アイドルグループNCT127には「ウィンウィン」という名前のメンバーがいます。NCT127は韓国のグループですが、「ウィンウィン」は中国出身の中国人で、本名は董思成(ドンスーチョン)。
中国でスカウトされて韓国にやってきた「ウィンウィン」は、おっとりとした優しい性格がメンバーやファンに愛され、ブレイクしています。
中国での「ウィンウィン」は中国舞踊を学ぶ超エリートで、将来を嘱望されていた逸材でした。踊りの才能はアイドルとしてのパフォーマンスにもいかんなく発揮されています。
ゴルフ用品の「ウィンウィンスタイル」
「ウィンウィンスタイル」は日本で初めて国内に自社工場を設けたゴルフバッグブランドです。メイド・イン・ジャパンの技術力を活かした製品づくり、オリジナルデザインがユーザーに支持されています。
[番外編]「ウィンウィンウィン」もありえる?
関係する3者(「自社・取引先・消費者」や「売り手・買い手・世間」など)が皆利益を得られるようにすることを、「win-win-win」ということがあります。
英語では、3者が利益を得るという意味で「win-win-win」を用いることはあります。日本語ではあまり「ウィンウィンウィン」と表現することはありませんが、覚えておいて損はありません。
ビジネスではウィンウィンな関係を大切にしよう!
ビジネスは「ウィンウィン」な関係が重要です。ただし、取引成立にこだわりすぎると、気づかないうちに妥協が混じってwin-loseやlose-win、lose-loseになっていることも。
「ウィンウィン」を目指して交渉するけれど、それが無理だと感じたら取引をやめる「Win-Win or NoDeal」を心がけるようにしてください。