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アソートの意味とは?物流・アパレル関係者は必ず知っておきたい用語の使い方をガイド

アソートとは「詰め合わせ」のこと

上司

新人君。会社の女性陣向けバレンタインのお返しは、一人ひとりに個別のお返しをした方がいいんだろうか?
個別のお返しは予算的にかなり厳しいんですが・・・大箱で皆さんにまとめてお返しじゃダメでしょうか?

新人

上司

じゃあ、ホワイトデー限定のクッキーアソートにしておこうか。ゴディバなら女性陣も文句はないだろう。
「アソート」は「詰め合わせの」という意味のカタカナ語です。複数の種類のお菓子をひとつの箱に詰め合わせたものが「アソート」として売られているので、皆さんにもなじみの言葉ですよね。

でも、「アソート」はお菓子業界やギフト業界以外でも使われています。皆さんは、どんな意味で用いられているか想像できますか?ビジネスで「アソート」がどのように使用されるか、詳しくみてみましょう。

アソートの意味をチェック

そもそも、「アソート」には「詰め合わせの」のほかに意味があるのでしょうか?英語だと、どのような意味になるのかも気になりますね。

「アソート」の詳しい意味を習得しましょう!

アソートの英語は「assort」

「アソート」は英語表記すると「assort」。調べてみたら「assort」には「詰め合わせの」のほかにも、次のような意味がありました。

assort
【自動詞】
・〔種類などが〕一致する、合う
・〔他のものと〕調和する、合う

【他動詞】
~を種類別に分ける、~を類別する、~を分類する
・〔さまざまな商品を〕補充する、取りそろえる

MEMO
目的語がなくても文の意味が通じるのが自動詞。目的語がないと意味がわからないのが他動詞です。

アソートを日本語に言い換えると?

「assort」にはいろいろな意味がありましたが、カタカナ語の「アソート」は「詰め合わせの」という意味で使われることがやはり多いです。

「アソート」を「詰め合わせの」のほかの用語に言い換えるならば、「盛り合わせ」や「一式」という言葉が使用できます。

種類別!各業界におけるアソートの概要

「アソート」=「詰め合わせの」で用いられることが多いですが、業界によってはちょっと変わった意味で「アソート」が使われることも。

たとえば、食玩やガチャポン業界では、商品の種類・割合を「アソート」と呼んでいます。ほかにもある「アソート」の業界特有の使い方を学び、周囲に差をつけましょう。

物流業界

物流用語では自社製品を集めてギフトセット・トライアルセットを作ることや、作った詰め合わせ商品を「アソート」といいます。

また、お歳暮やお中元用のギフトを作るときなどに、商品を指示されたとおりに仕分けていく梱包方法も「アソート」と呼ばれます。

アソートによる梱包方法
①倉庫の広い空間を利用して空き箱を大量に並べる
②作業員が担当商品の入ったカゴをそれぞれ持つ
③作業員が順番に自分の担当商品を空き箱の指定された位置に詰めていく

アパレル業界

アパレル用語では商品の品ぞろえのことを「アソート」と呼んでいます。

自社の特徴を出しながらターゲットにした客層に合う商品を提供できるように、ブランドや色・柄、サイズ、価格などを細かく検討し、どのような「アソート」にするのかを決めます。

お菓子・チョコ業界

お菓子・チョコ業界での「アソート」は「詰め合わせの」という意味。1種類のお菓子の味が違うものや、色が違うものを多数集めて詰め合わせたものです。

「アソート」の中身は自社製品の場合もありますし、他社の商品を仕入れて詰め合わせにすることもあります。

MEMO
「アソート」を形容詞として使って「アソートパック(詰め合わせの包み)」といったり、名詞形にして「アソートメント(詰め合わせ)」と呼んだりもします。

色での「アソート」は「アソートカラー」という意味。「アソートカラー」は日本語に言い換えると「従属色」や「配合色」となります。ファッションやインテリア、景観などで色が占める面積の大きさのバランスから配色を考えるときに使用される言葉です。

最大面積を占めている色を「ベースカラー」と呼び、次に大きな面積の色が「アソート」です。「アソート」は「ベースカラー」を中心とした配色に統一感をもたせてくれます

MEMO
カラーボールや風船の「アソート」は1種類の商品の色違いを集めた「詰め合わせ」です。「アソートカラー」という意味ではありません。

スノーボード

ネット通販でスノーボードを購入しようとすると、「ソールカラーはアソートです」と断り書きされていることがあります。これは見本の写真と色が反転したソールがあるという意味です。ソールカラーは選べず、どちらの色が来るかは届いてみないとわかりません。

例:白と青の組み合わせのアソート
白と青のソール基材を打ち抜いて、色を組み合わせてソールを製造。

「青の抜きカスに白の本体を組み合わせたもの」と「白の抜きカスに青の本体を組み合わせたもの」の2種類のソールができます。

アソートの使い方・例文

業界ならではの「アソート」の意味がわかっても、使えるシチュエーションがイメージしにくいですよね。例文で「アソート」の使用法をシミュレーションしてみましょう。

例文①

先輩

今年のお中元ギフト担当のバイト君たちは優秀ですね。このペースならアソート作業、予定より早く終わるんじゃないですか?
覚えが早かったし、一生懸命アソートしてくれるし、ほんと大助かりだよ。次のお歳暮シーズンにもバイトに来てくれるようにスカウトしようと思ってるんだ。

上司

例文②

新人

これ、新しいショップで販売予定の服のデザイン画ですか?みんなかわいいですね~。あれ!?サイズ設定がLL~8Lってなってますよ?デザイナーさんのミスですかね?
ミスじゃないわ。新規ショップは「ぽっちゃり女子をかわいくする」がコンセプトだから、大きいサイズ中心のアソートにしてあるのよ。

先輩

アソートの類語と意味の違い

「アソート」には似たような意味のカタカナ語が複数存在します。身近なものだと、詰め合わせお菓子の「アソート」と「バラエティ」。両者の違いがわかりますか?

意味が微妙に異なる「アソート」の類語について勉強してみましょう。

バラエティ

「バラエティ」は「変化があること」や「多様性」という意味のカタカナ語。

お菓子の「バラエティパック」はいろいろな種類のお菓子を詰め合わせしたもののことです。「アソート」は1種類のお菓子の味違い・色違いを詰め合わせているので、この点が違います。

ランダム

「ランダム」は規則性がなく予測できない状態。「無作為」、「任意」という意味です。

「アソート」は決められた種類を定められた数量組み合わせるので、そこが「ランダム」との違いになります。

ソリッド

「ソリッド」の意味は「固体」や「固体状」

色彩の分野では「ソリッド」が「単色」という意味で使われています。ファッションの分野では単一色の柄なし生地(無地の生地)を「ソリッドカラー」と呼んでいます。

「アソート」は複数の色の配色で使われる用語なので、その点が異なります。

会話で「アソート」が登場しても困らないようにしよう!

「アソート」はお菓子業界などでよく使われているカタカナ語。そのほかにも、物流業界やアパレル業界などで、特有の意味をもつビジネス用語としても使用されています。

職場での会話のなかで「アソート」が登場したときに趣旨を取り違えて恥をかかないよう、「アソート」の意味や使い方をしっかり覚えておきましょう。