アイスブレイクとは緊張をほぐすアクティビティ
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新人君がいい間違えたコーヒーブレイクはコーヒーを飲みながらの小休憩のこと。3時のおやつでも気分転換やリフレッシュはできますが、会議や商談の最中に「ちょっとコーヒーブレイク」というわけにはいきませんよね。ビジネス中の緊張ほぐしにも使える「アイスブレイク」について、詳しくみてみましょう。
アイスブレイクの意味をチェック
緊張をほぐすためのアクティビティを意味する「アイスブレイク」ですが、それは具体的にはどのようなもののことをいうのでしょうか?どんな状況で「アイスブレイク」が使えるのかや、英語ではどうなるのかも気になります。まずはアイスブレイクの意味を確認してみましょう。
アイスブレイクの英語は「icebreak」
「アイスブレイク」は英語で書くと「icebreak」となります。「ice=氷」+「break=壊す」で「icebreak」。固い氷を壊すというのが「icebreak」のもともとの意味です。英語でも「緊張をほぐす」といった意味合いで使われますが、ガチガチの氷が砕ける様子は、ぴったりのイメージですよね。
定番のアイスブレイクはクイズやゲーム
「アイスブレイク」の定番は楽しいクイズやゲーム!緊張しがちな研修や生真面目な会議は、その場の空気と参加者の頭をがちがちに凍結させてしまいます。クイズ・ゲームで固くなった場の雰囲気と頭を解きほぐしてあげましょう。
クイズやゲームのほかにも「アイスブレイク」に使えるネタはまだまだあります。詳しくは次の見出しで紹介します。
ビジネスで役立つ!ネタに使えるアイスブレイク集
「アイスブレイク」は自己紹介やイベント、プレゼン、会議、新人研修など、さまざまな場面で使えます。状況に応じてネタを使い分けられるように、ネタ帳は豊富にしておくといいですよ。おすすめのアイスブレイクネタを厳選して紹介するので、ぜひ使ってみてください。
①:自己紹介系
自己紹介は緊張した状態で行うと堅苦しい雰囲気になってしまったり、同じような内容の繰り返しで面白みのないものになったりしがち。司会する立場にいる方が「アイスブレイク」になるような質問を何かプラスしてあげると、自己紹介する側も聞いている人たちもリラックスできますよ。
・自分を漢字で表したらなに?
・自分を動物に例えるならなに?
・ひとつだけ魔法が使えるとしたら、どんな魔法が使いたい? など
先輩
②:頭の体操・クイズ
頭の体操やクイズも「アイスブレイク」におすすめです。席に座ったままでできるので会議や研修などに使いやすいですよ。
・参加者がペアになっての相手のいいところ探し
・数人のグループになっての共通点探し など
・スヌーピーはなぜ犬小屋の屋根の上で寝ているのでしょうか?(答え:閉所恐怖症だから)
・日本人の一番好きな食べ物は何?(答え:寿司)
・日本で一番ヒョウ柄の商品を購入している都道府県はどこ?(答え:埼玉県) など
③:体を動かす
ある程度のスペースがあって、身動きできる状況ならば体を動かす「アイスブレイク」もおすすめ。少人数でもできるもの、そこそこの人数が集まったときに丁度いいゲームを紹介します。
・腕相撲
・お尻相撲
・新聞伸ばし(大人数もおすすめ) など
・バースデーチェーン
・新聞島
・フラフープ送り など
④:じゃんけん
じゃんけんも「アイスブレイク」に使えます。ルール次第で難易度を調整できるので、子どもから大人まで楽しめますよ。
・足じゃんけん
・負けてくださいじゃんけん
・ムカデじゃんけん など
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営業トークでもアイスブレイクを応用できる
他社に営業に行ったり、店舗でお客さんの接客をするときに、がちがちに固い雰囲気では営業トークも盛り上がりませんよね。「アイスブレイク」を応用して和やかに商談を進めましょう!
天気や季節ネタは無難
天気や季節ネタは相手を選ばず、コミュニケーションのきっかけとして使いやすいのでおすすめです。
たとえば、冬になるとイルミネーションやクリスマスの装飾などで、街並みが彩られますよね。「こちら(取引先)にお伺いする途中でそれらをみかけましたよ。華やかで外出が楽しくなりますね。」などと話しかけてみるのはどうでしょうか?
先輩
上司
場所・立地のトークも使える
場所や立地のネタも使いやすい話題です。アイスブレイクネタには、相手がよく知っている内容を選んであげると話が弾みやすくなります。
上司
新人
人材やオフィスを褒める
人材やオフィスをさりげなく褒めるのもアイスブレイクネタとしておすすめ。
ただし、初対面の相手を直接褒めると相手を警戒させてしまうことがあります。「そんなときには、他の人が〇〇といっていた」など、間接的に褒めるといいといわれています。
新人
先輩
アイスブレイクと一緒に覚えたい関連用語
「アイスブレイク」のように人々の緊張をほぐし、会議やセミナーの進行をスムーズにしてくれるものはまだあります。皆さんが参加したことのある活動もあるかもしれませんよ。どのような手段があるのかみてみましょう。
ワークショップ
「ワークショップ」は技術を体験的に学べるセミナーや集まりのこと。もともとは美術や演劇、映画などの芸術分野で行われていました。
「ワークショップ」の参加者は自ら積極的に共同作業を行い、意見を交流させながら学習を進めます。「ワークショップ」では参加者が達成感を感じたり、理解を深めたりすることができるため、企業の新人研修などに取り入れられています。
ファシリテーター
「ファシリテーター」は集団活動(会議やプロジェクトなど)の調整役をする人のこと。「ファシリテーター」になった人はその集団活動の場で自分の意見を発表したり、投票に参加したりすることはできません。
中立的な立ち位置で活動準備や進行などを行い、一般参加者を支援します。
アイスブレイクのパターンを覚えておこう!
「アイスブレイク」は場の雰囲気を和ませるために有効な手段です。自己紹介をしなければならない状況や、あまり親しくない相手と話しあいをしなければならない状況は、ビジネスだけでなくプライベートでもけっこうありますよね。
状況に合わせて「アイスブレイク」を使えるように、自分の中にアイスブレイクの引き出しを持っておくと役立ちますよ。