玉石混交の意味って?玉石混淆?由来や類語、英語表現から使い方まで徹底解説!

玉石混交とは「優れたものとダメなものがごちゃ混ぜ」!

先輩

私たちは玉石混交のチームだから…
先輩、それをいうなら十人十色ですよっ!

新人

先輩

やだな…間違ったって言ってくださいよ…

新人

“玉石混交”(ぎょくせきこんこう)という言葉を見聞きしたことはあるでしょうか。人によっては「玉石混淆」や「玉石混合」と覚えている人もいるかもしれません。

実はこのどちらかは間違いなのですが、それは後述します。“玉石混交”は「優れたものと劣っているものが混ざっている状態」のこと。今回は“玉石混交”について詳しく解説していきます。

玉石混交の意味

“玉石混交”の「玉」は「宝石や真珠」のことで、「石」はそのまま「石ころ」のことを意味します。「混交」は「混ざり合っている」こと。

つまり、宝石や真珠のような価値のあるものと石ころのようなどこにでもあるようなものが混ざり合っている状態を表す言葉です。

「凄いお宝とガラクタが同じように陳列されている骨董屋や古本屋」は“玉石混交”といえます。

また、モノだけではなく人に対しても使用可能です。「才能のある学生と凡庸(ぼんよう、平凡)な学生が1つの学校で学ぶ」、「同じアイドルグループでも目立つ子と埋もれてしまっている子がいる」などなど。

玉石混交の間違いやすい点

このページを現在読んでいる人の中にも、間違えている人はいるかもしれません。“玉石混交”は「ぎょくせきこんこう」と読みます。

「ぎょくせき」を「たまいし」と読む人はあまりいないでしょうが、「こんこう」を「こんごう」と間違えている人は少なからずいるはず。

「こんごう」と呼んでしまうと漢字も「混合」と間違えてしまうでしょう。「玉石混合」は間違いなので気をつけてくださいね。

「珠玉混交(しゅぎょくこんこう)」という人もいるようです。「珠玉」は真珠、宝石という意味なので「石」が混ざっていませんね。そのため、この言い回しは誤り。「珠玉」単体で「立派なもの、優れたもの」という意味で使用されます。

「玉石混淆」も間違いなの?と思うかもしれませんが、コチラは正解。「交」ではなく「淆」の字を使用しています。そもそもは「玉石混淆」が正式。

しかし、「淆」の字は常用漢字ではないので「交」が使われるようになりました。“玉石混交”でも「玉石混淆」でも間違いではないので、好きな方を使っていいでしょう。

玉石混交の由来

“玉石混交”は中国の晋から東晋時代、西暦300年頃に書かれた『抱朴子(ほうぼくし)』が由来とされています。「眞僞顚倒 玉石混淆」という一文にあるように、オリジナルは「玉石混淆」だということがわかりますね。

玉石混合の類語

“玉石混交”の類語についても見ていきましょう。

・十人十色
・多士済々
・烏合の衆

十人十色

「十人十色(じゅうにんといろ)」は「考え方や好み、性質など人それぞれ違う」という意味。“玉石混交”と違い、優劣はありません。

多士済々

「多士済々(たしせいせい)」は「優れた人物が集まっている」という意味。“玉石混交”とは違い「石」はなく「玉」のみ。

烏合の衆

「烏合の衆(うごうのしゅう)」は「規律なくただ集まっているだけの役に立たない集団」という意味。「烏」は「カラス」のこと。「多士済々」の逆で「石」のみ。

玉石混交の英語表現

英語にも“玉石混交”と同じような意味の言葉「a mixture of wheat and chaff(小麦ともみ殻を混ぜたもの)」があります。

“玉石混交”でいうところの「玉」が「wheat(小麦)」で、「石」が「chaff(もみ殻)」。「thread and thrum(糸と糸くず)」という表現もあります。

玉石混交の使い方

“玉石混交”の使い方を例文で見ていきましょう。

例文①
過渡期は玉石混交になりがちだ
例文②
玉石混交の応募者の中から優秀な人材を採用する

玉石混交を使う際の注意点

“玉石混交”は優劣をつけるものなので、使用には注意が必要です。相手の商品やその人自身を「玉」として話しているつもりでも、誤解や不快感を与えてしまう可能性があります。

また、どこかで「石」と例えられた人が聞いているとも限りません。いらぬトラブルを起こしたくなかったら、軽々しく使わないようにした方が賢明かも。

玉石混合でも

平等が尊ばれている世の中とはいえ、人には才能や向き不向きがあります。特に仕事では顕著になりがち。

同じ年に入社した“玉石混交”の同期の中で、自分が「石」に見えて自信喪失してしまうこともあるでしょう。

しかし、「烏合の衆」といわれたカラスが実は賢い鳥だということがわかったように、経験値を積んでいけば「石」から「玉」になれるかも。とはいえ会社から見たら多くの人材の中から採用した人たちは全員「多士済々」。自信をもって頑張りましょう。