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プロトコルとは何か?IT用語ではどんな意味?英語・種類・関連用語までわかりやすくガイド

プロトコルはコンピュータ間で通信するときの約束事

先輩

プロトコルが設定されてないみたいね。設定の仕方はわかる?

……プロトコルって、韓国料理みたいな名前ですよね

新人

先輩

わからないことだけはわかったよ…

プロトコルとは、パソコン同士で使うサインのこと。実際にどのようなものなのか、図解や例文を交えてお伝えしていきます。

プロトコルの意味をチェック

プロトコルは、今やどのパソコンにも標準搭載されているものなので聞きなれない言葉かもしれません。詳しい意味をチェックしていきましょう

プロトコルとは?

プロトコルとは、コンピューター同士が通信をする際の手順や規約などを指します。ネットワークでコンピューター同士が使う言語のようなもの。野球のキャッチャーとピッチャーが独自に使う合図のように、双方が理解できるものです。したがって、コンピューター同士が同じプロトコルを使わないと通信は成立しません。

こんなプロトコルもある!

外交儀礼や実験手順などを指す場合にも、プロトコルを使う場合があります。プロトコルとは、国際交流での基本的なマナーを意味し、「外交儀礼」と訳されます。医療におけるプロトコルとは、「(あらかじめ定められた)規定」や「手順」「治療計画」のことです。

プロトコルの英語

プロトコルとは、英語の「protocol :儀礼、議定書、(国家間の)協定」という言葉からきています。もちろん、「パソコン間のサイン」を意味するパソコン用語のプロトコルの意味も、英語には含まれています。英語の辞書には数多くの意味が載っています。

プロトコルの使い方・例文

例文1
「パソコンが壊れたと思ったら、プロトコルが設定されてなかったみたいだ。」

「最近のパソコンにしては珍しいね。」

例文2
「通信プロトコルは双方一致したものでないと通信できませんよ。」

「どうりで処理できていないわけだ。」

通信におけるプロトコルの仕組みを図解

プロトコルがコンピュータの言語のようなものだとお伝えしました。ここでプロトコルを挨拶に例えてみましょう。通常、「おはよう」といえば相手は「おはよう」と返してきます。

もし相手が「Good morning」と返してきて、こちらが意味を理解していなければ、挨拶として成立しないわけです。「おはよう」に対して「おはよう」、「Good morning」には「Good morning」ですね。

 

同様に、コンピュータ間でも通信時のルールを決めなくてはならず、それがプロトコルなのです。プロトコルは役割ごとに階層で分けられており、階層ごとにそれぞれの仕事がなされることで通信が行われます。

プロトコルの種類って?HTTPやFTPも含まれる?

代表的なプロトコルのご紹介をしていきましょう。

①:ハイパー・テキスト・トランスファー・プロトコル(HTTP)

HTTPは、インターネット上でのデータ転送のためのプロトコル。インターネットサーバーとwebサイトを表示するブラウザー間の、HTMLファイルや画像、音声などのデータの送受信の決まりごとです。わかりやすく書くと、こんなかんじ。

サーバー「はい、これネット上の画像ね」

ブラウザ「よし、マスターに見えるようにしとくわ!」

②:ファイル・トランスファー・プロトコル(FTP)

FTPは、サーバーとWebサイト作成者のデータ転送のためのプロトコル。Webサイトを公開するためには、公開者の手元にある文章や画像データなどをサーバーに転送する必要があり、このためのプロトコルです。

公開者のパソコン「これを公開したいんよ!」

サーバー「OK!受け取ったぜ!」

③:インターネット・プロトコル(IP)

インターネット・プロトコルは、インターネット上でコンピューター同士が通信を行うためのプロトコル。 インターネットの基礎部分となる重要な役割を担っています。

コンピュータA「このIPアドレス(コンピュータの住所)にデータ届けるよ!あ、ここだ!こんにちは!」

コンピュータB「はーい!ご苦労様!」

④:シンプル・メール・トランスファー・プロトコル(SMTP)

SMTPは、メールを相手のメールサーバーまで届けるプロトコル。また、これと対をなすメールを受信するプロトコルは、POP(Post Office Protocol)と呼ばれています。

メールサーバーA「このお手紙お願いしまーす」(SMTPを使用)

メールサーバB「受け取りまーす」(POPを使用)

プロトコルは階層に分けることができる!

会社でひとつの企画が作られる場合、企画部で計画が練られ、営業や、経営陣により進められていきます。経理部が予算を編成し、広告宣伝部が広告を行います。

このように、企業では階層的に役割分担してひとつのことを成し遂げていきます。実は、プロトコルも同じく階層的に役割分担がされています。階層は以下のように7つに分けられます。

第7層 アプリケーション層 ファイルやメールの転送などの通信サービス。
第6層 プレゼンテーション層 データの表現方法管理(ファイル形式変換など)
第5層 セッション層 通信プログラム間の通信の開始から終了までを管理
第4層 トランスポート層 ネットワークの通信管理(エラー訂正など)
第3層 ネットワーク層 ネットワークの通信経路の選択、データ中継
第2層 データリンク層 接続されている通信機器間の信号の受け渡し
第1層 物理層 物理的な接続管理

プロトコルの関連用語

プロトコルが名前に入る関連語も見ておきましょう。

プロトコル番号

プロトコル番号とは、プロトコルに付けられる識別番号のこと

プロトコルスタック

プロトコルスタックとは、プロトコルをまとめたもの。ひとつの動作に対して複数のプロトコルが必要になる場合があり、これらをセットにしたものです。

プロトコルバッファ

プロトコルバッファとは、Googleが作成した、データを保存したり送受信したりするのに必要な変換を永続して行う技術

プロトコルエラー

プロトコルエラーとは、プロトコルが上手く働かないために起こったエラー。コンピュータ同士が通信を行う上で、決められた約束ごとに不都合が生じたための起こるエラーです。

プロトコルオメガ

プロトコル・オメガとは、アニメ『イナズマイレブンGOクロノ・ストーン』に登場するサッカーチームの名前

[番外編]ミッションインポッシブルの「ゴーストプロトコル」って?

トム・クルーズ主演「ミッションインポッシブル ゴーストプロトコル」。スパイ組織を追われた主人公のイーサンらが、またまた大活躍する人気スパイアクションシリーズの第4弾。

ここでのプロトコルとは、非合法の秘密作戦の関与を否定し、関与した組織そのものを「存在しないゴースト」として扱う取り決めのことを指します。つまり「次のミッションはこれね、でももしバレたり君の身が危険になっても当方一切の責任を負いません。」ということですね。

IT用語のプロトコルを正しく理解しておこう!

プロトコルの設定や詳しい種類などは、IT業界以外ではあまり知られなていないでしょう。しかし、パソコンのエラーなどでは、こちらが素人であることおかまいなしに「プロトコルエラー」などの表示がされます

プロトコルという言葉も知っていればいつか役に立つときがくるでしょう。ここで得た知識を覚えておいてくださいね!