確かなプログラミングを学ぶなら>

モチーフの意味って?絵?音楽?アクセサリー?それぞれの意味や星・ハート・花などモチーフの意味一覧まで徹底紹介!

アクセサリーにおけるモチーフは「題材」だけど…

新人

その馬蹄をモチーフにしたネックレス…先輩って競馬好きなんですね!
競馬は別に嫌いじゃなけど…馬蹄のモチーフは幸運を表しているんだよ

先輩

“モチーフ”は「花をモチーフにしたイヤリング」「月をモチーフにしたペンダント」などアクセサリーの話題でよく登場する言葉ですよね。しかし、“モチーフ”は他にも音楽や絵画など様々な分野でも使う言葉。アクセサリーでの“モチーフ”は「題材」という意味ですが、それぞれの分野で意味が異なるようです。今回はこれらの詳しい意味や、花や星などの“モチーフ”の意味を一覧で紹介していきます。

モチーフの意味

アクセサリーにおける“モチーフ”は「題材」であると述べましたが、音楽や絵画などの分野でも“モチーフ”は使われています。これらの意味も詳しく見ていきましょう。

モチーフ×アクセサリー

アクセサリーにおける“モチーフ”はもっともよく耳にする使い方ではないでしょうか。花の“モチーフ”であれば、花を題材にした作品、星の“モチーフ”であれば、星を題材にした作品です。アクセサリーの他、服やカバンなどのファッションの分野でも使用しますね。花や星などそれぞれのモチーフに込められた意味については後述していきます。

モチーフ×音楽

音楽における“モチーフ”は「曲を構成する最小単位」。2小節(区切りのこと)からなるメロディ(音の並び)を“モチーフ”と呼びます。“モチーフ”の半分の1小節を半モチーフということも。

“モチーフ”が繰り返されてフレーズ(小楽節)となり、さらにフレーズが繰り返されてブロック(大楽節)となります。いくつかのブロックが集まり1つの曲を構成しているんですね。「題材」や後述する「動機」という意味で“モチーフ”を使用することもあります。

モチーフ×芸術

絵画をはじめとする芸術分野でも“モチーフ”を使用します。芸術作品はこういう作品を作りたいという何かしらの「動機」があって形になりますよね。芸術分野での“モチーフ”は動機という意味。

例えば、「自分の好きな花を“モチーフ”に作品を作っていきたい」、「社会問題を扱った作品を作りたい」などなど。このようにいうと題材という意味と近いものがありますね。主題と言い換えることもできます。小説や映画、漫画などの物語作品でもこの“モチーフ”は使用されますね。

モチーフ×その他

他にもいろいろなモチーフがあります。数学の世界では「代数幾何学(だいすうきかがく)の概念」として登場し、生物学の世界でも「規則的な幾何学的装飾模様の単位」として用いられています。

モチーフの語源

語源であるフランス語のmotifもカタカナ語と同じような意味で使われますが、元々は人間の行動や芸術活動の動機と言う意味。“モチーフ”はフランス語読みに近い「モティーフ」と表記されることもあります。

テーマとの違い

新人

何度見ても『君の名は。』はいいなぁ
新海誠監督はインタビューで「人生には出会うべき人がいる」をテーマに、重要なモチーフに「工芸品の組紐を取り入れた」とやり取りしていたけど、テーマとモチーフって違うのかな

先輩

芸術分野、特に物語作品において“モチーフ”と同じような意味で使われる言葉に「テーマ」があります。これらの違いは何なのでしょうか。テーマは主題(中心・核となる内容)と言い換えることもできますね。“モチーフ”も主題という意味で使われることがあるので、ややこしいですが、2つの違いを知っておきましょう。

“モチーフ”が具体的なもの(花、女性、海など)を表すのに対して、テーマは“モチーフ”で表される思想や問題提起など。“モチーフ”が前面に出ていて、その背景にテーマがあると言うこともできるでしょう。

例えば中世ヨーロッパではキリスト教を“モチーフ”にした絵画が多く描かれましたが、そのテーマは絵一枚一枚、画家一人ひとり異なるといえます。ダヴィンチの『最後の晩餐』はキリストの処刑前夜を描いた名画ですが、隠れたテーマがあるのではないかと都市伝説としても有名ですよね。

戦争を“モチーフ”にしながら、「人は助け合うことができる」というテーマだったり、一見明るいコメディが実は「人は信用できない」というテーマだったり。戦争ものや学園もの、動物ものなど毎回モチーフは変わるけれどもテーマは一貫して「笑いがあれば生きていける」という監督がいるかもしれません。“モチーフ”とテーマの関係性が分かると作品がもっと楽しめるようになるはず。

新人

コンセプト(概念)も同じように使われることがあるけど…
これらは境界が曖昧で使う人によって意味も違うので、とてもここだけでは解説しきれないよ

上司

先輩

今回、解説した区別と違うものもあるかもしれないということね

様々なモチーフの意味一覧

イヤリングやネックレス、ブレスレットなどのアクセサリーはファッションとしてだけではなく、何かしらの思いが込められていたり、時にお守りのような役割を果たしていたりしますよね。ここではアクセサリーの“モチーフ”になることの多いものの意味をいくつか紹介していきます。紹介するモチーフの意味には他説がある場合もあるのであしからず。

星のモチーフ:夢、希望
月のモチーフ:女性らしさ、女性の美しさ、優しさ、成長
花のモチーフ:永遠、無限、母性
ハートのモチーフ:愛情、幸福
リボンのモチーフ:縁結び
しずくのモチーフ:生命エネルギー
目のモチーフ:魔除け、明瞭、知覚
ドクロのモチーフ:生と死、魔除け
馬蹄のモチーフ:魔除け、幸運
王冠のモチーフ:勝利、栄光、成功
蛇のモチーフ:幸運、再生
四つ葉のモチーフ:愛、健康、富、名声

モチーフを役立てよう

友だちや恋人にプレゼントしたアクセサリーの“モチーフ”が予想外の意味を持っていて焦ったなんて話はあるあるですよね。“モチーフ”の持つ意味を気にしないという人もいるかもしれませんが、“モチーフ”の意味を絡めた話をしながらプレゼントすると価値に重みを持たせることができるはず。

また、今回は“モチーフ”とテーマの違いについても解説しました。紹介したものが絶対ではありませんが、一つの基準にすることで作品の捉え方が変わるのではないでしょうか。芸術関連の話に限らず、ビジネスシーンでも“モチーフ”とテーマを明確にすると役立つかも。