インフルエンサーは、風邪の名前じゃない!
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「インフルエンサー」について詳しくみてみましょう。
インフルエンサーの意味をチェック
まずは「インフルエンサー」の意味を確認しましょう。どんな人を「インフルエンサー」と呼ぶのかご紹介します。
インフルエンサーとは?
日本語での「インフルエンサー」の意味は、「世間に大きな影響を与える人」。
YouTubeやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が一般に広く浸透したことで、一般人でも「世間に大きな影響を与える」ことが可能になりました。そのため、「インフルエンサー」には芸能人などの著名人だけでなく、youtuberやブロガーなど一般人も含まれます。
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インフルエンサーの英語は?
「インフルエンサー」は 英語で書くと「influencer」となります。「周囲に大きな影響力がある人や物」という意味です。
「influencer」は次のような単語の成り立ちをしています。
influence | (名詞)影響
(動詞)影響を及ぼす |
+
-er | (接尾辞)~する人・物 |
この組み合わせで「影響を及ぼす人」という意味になっているのですね!
インフルエンサーの使い方・例文
「インフルエンサー」の意味はつかめましたか?この見出しでは「インフルエンサー」の使い方を例文でみてみましょう。
例文①
A:「小学生の息子に将来の夢聞いたらyoutuberって答えたんだけど、親としてどう反応したらいいんだろうか?」
B:「子どものうちはyoutuber禁止。大人になったら顔出しNGで趣味としてやれって答えれば?本業にしてインフルエンサーになるって言い出したら絶対やめさせたいけど」
A:「とりあえず、勝手にやらない約束させて、念のためスマホにロックかけとくことにするわ」
例文②
A:「新商品のCMどの媒体で宣伝したら効率的かな?うちのカミさんテレビ好きだけど録画派で、いっつもCM早送りしちゃうんだよ」
B:「視聴者がみてくれないんじゃCM効果薄いですね。でも新聞とってない家庭も多いから、新聞広告もあんまりですよ。流行りのYouTubeで宣伝したらどうですか?」
A:「よし。じゃあ幅広い世代に人気のインフルエンサーを探して撮影の交渉をしよう!」
ビジネスでも注目のインフルエンサーマーケティング
「インフルエンサー」を活用して自社商品をPRすることをインフルエンサーマーケティングと呼びます。
インフルエンサーマーケティングは人気タレントがそろっている吉本興業や、各世代の人気モデルや読者モデルを抱えている集英社がインフルエンサーマーケティング事業に参入するなど、ビジネスでも注目されています。詳しくみてみましょう。
インフルエンサーマーケティングのやり方
インフルエンサーマーケティングのやり方や注意点をみてみましょう。
②インフルエンサーに商品・サービスを実際に使用してもらう
③インフルエンサーに実体験をもとに、使ってみていいと感じたことを紹介するPR広告を作成してもらう
②「景品表示法」に違反しないように、実際の商品・サービスと異なる広告はしない
③「薬事法(現薬機法)」に抵触しないよう、PR文をしっかり確認する
④インフルエンサーのフォロワーが離れてしまわないように、広告内容や回数をしっかり検討する
「ステマ」について詳しくは下記の記事で紹介しています。ぜひ読んでみてください。
ステルスマーケティングとは?基本の意味から規制・法律までわかりやすく解説[事例3選]
メリットとデメリット
インフルエンサーマーケティングのやり方や注意点は確認できましたか?次はメリットとデメリットをみてみましょう。
・フォロワーがインフルエンサーに好意を持っているため、情報を好意的に受け止めやすい
・ターゲットを限定した情報発信ができる
・エンゲージメント率が高く、親和性のあるインフルエンサーを選ばないと宣伝効果がない
効果が期待できる商品・サービス
インフルエンサーマーケティングがうまくいくかどうかは、その商品やサービスにインフルエンサーとの親和性があるかどうかが関係してくるようです。
たとえば、お菓子やジュースなど若者向けの商品をPRしたいなら、若者に人気のインフルエンサーが向いていそうですし、掃除道具や調理器具など家事に関係する商品なら主婦・主夫ブロガーやママタレントなど、主婦が身近に感じるインフルエンサーが向いているでしょう。
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Twitterはテキストが情報の中心。実名を出さずに気軽に利用できるので10~20代の若者の利用が多いという特徴があります。
興味がある事柄をユーザーがどんどんフォローしてつながりができていくので、高い拡散性があります。
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Instagramは写真が情報の中心。敏感にトレンドに反応する20代の若者が大多数のメディアです。#ハッシュタグ検索が盛ん。文字での情報はあくまでサブなので、海外に情報発信しやすいというメリットがあります。
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YouTube
YouTubeは動画コンテンツの投稿サービス。長時間の動画をアップロードできるため、動画を利用したPRをしたい場合に向いているメディアです。
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インフルエンサーマーケティングの事例3選
「インフルエンサーマーケティング」についていろいろ紹介してきました。次は「インフルエンサーマーケティング」の成功事例をみてみましょう。
①:スターバックス
広告を出さないことで有名なスターバックスも、近年インフルエンサーマーケティングに力を入れています。
スターバックスが投稿した写真は、スターバックスのドリンクを持つ片手を撮影したものが多いです。シンプルな写真ですが、自分がドリンクを手にしているイメージがわきますよね。
このようにPRをみた消費者が、それが自分のことであるかのように感じるPRを心掛けているそうです。
②:森永製菓
森永製菓はバレンタイン向け販促キャンペーンに、インフルエンサーマーケティングをおこないました。10代に人気のあるインフルエンサーの双子ユニット「りかりこ」を起用し、「友チョコ方程式ダンス」という歌のダンス動画を撮影、YouTubeに投稿します。
「友チョコ」を広めるユニークな試みは10万回以上の動画再生数を記録し、Twitterでは「友チョコ方程式」という単語が約4300ツイート、約530万インプレッションを記録。チョコレート、ホットケーキミックス、ココアなどバレンタイン向け商品の販売キャンペーンは大成功といえるでしょう。
③:バリラジャパン
イタリアのパスタメーカーのバリラジャパンは、食べ物系のインスタグラマー「デリスタグラマー」とコラボし、とても美味しそうな料理の写真でパスタの販促活動をおこないました。
投稿された数々の料理のレシピや作るうえでのコツなどを紹介し、視聴者の関心を集めています。
インフルエンサーになるにはどうする?
ここまで記事を読んで「インフルエンサー」になりたいと思った方もいるでしょう。この見出しでは「インフルエンサー」になる方法を紹介します。
1. 自分に合う分野を見つける:情熱を注いでいる事柄、好きな事柄がおすすめ
2. オリジナリティのあることをする:ありきたりではフォロワーが増えない
3. メディアを選ぶ:ひとまず主力を注ぐメディアをひとつに絞る
4. 一貫性のある戦略を考える:コンテンツのリストアップ、投稿頻度、時期など
5. 素晴らしいコンテンツを作り上げる:本気でやるならいい機材が必要。投資が大事
6. 一貫性キープ:投稿はいつも同じスケジュールで。できれば毎日投稿
7. 宣伝する:みてくれる人がいなければ意味がない。宣伝に力を注ぐのが大切
8. コラボする:知名度があるインフルエンサーとコラボする。相手にもメリットがあるように企画
9. オーディエンスと積極的に関わる:全コメントに返信。フォローしてくれた相手は自分もフォロー
10. データ分析:人気コンテンツ、オーディエンスの性別や年齢などを分析し、オーディエンスがみたいコンテンツを探る
インフルエンサーを活用して商品・サービスをPR!
商品ターゲットに合う「インフルエンサー」を的確に選び、活用することで、効率的な商品・サービスのPRをすることができます。
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