「顕著」の意味とは?「顕著にあらわれる」は間違い?使い方や例文、類語、英語も解説

「顕著」とは「はっきりとあらわれる」という意味

グラフを見ても分かるように顕著に表れており……

顕著にあらわれる」って二重表現で間違いじゃないんですか?「頭痛が痛い」と同じで

う~ん、説明は難しいけど結論から言えば問題ないよ

顕著に回復していった

頭痛や腹痛は薬を飲むとすぐによくなることがありますよね。さっきまでの痛みが何だったんだというくらいに元気になります。このような明白な違いが「顕著」です。

「顕著(けんちょ)」とは「はっきりとあらわれる」という意味。誰の目にも明らかなほど違いや動きがあることを表しています。

「顕著にあらわれる」は間違い?

「頭痛が痛い」「過半数を超える」みたいに二重表現だと思うんだけど……

「顕著」の意味が「はっきりとあらわれる」だとしたら、「顕著にあらわれる」は「あらわれる」が重なった二重表現に思えますよね。

「顕著にあらわれる」は間違いなのでしょうか。結論から言えば「顕著にあらわれる」は問題なく使うことができます。

「顕著」は時代が経つにつれ「はっきりと」「目立って」という意味で使われることも多くなりました。つまり、「あらわれる」の意味が消えているということ。

「あらわれる」の意味が薄れている「顕著」に「あらわれる」を追加して使っても問題ないというわけです。

「顕著」以外では「子どもたち」も同様です。「子ども」にはもともと複数の子という意味がありますが、時代を経て意味合いが薄れてしまっているので「たち」を付けても違和感がありませんよね。

ちなみに、物理的な「あらわれる」は「現れる」、データや感情など目に見えない「あらわれる」は「表れる」と使い分けています

「顕著」の使い方・例文

「顕著」の例文

・チームのメンバーに顕著な能力差があるのは必ずしも悪いとは言えない

・科学的なトレーニングを取り入れたことで成績が顕著に伸びた

・風評被害の影響が売り上げに顕著に現れた

「顕著」は誰の目で見ても分かるほどの違いや変化がある際に使います。伸びが微妙、よく見たら変化しているといったケースに「顕著」は使いません

「顕著」の類語

「顕著」の類語

・明白

・際立つ

・一目瞭然(いちもくりょうぜん)

これらは「顕著」の類語として挙げることができます。四字熟語の「一目瞭然」は「一目見ただけではっきりとわかる」という意味。

・違いが顕著

⇒違いは明白

⇒違いは一目瞭然

「顕著」を英語で

「顕著」を英語で

 He has made remarkable progress in English

⇒彼の英語の上達は顕著

「remarkable」で「顕著」を表しています。「remarkable」は「非凡」「素晴らしい」と訳すこともできるようにいい意味で「顕著」な事柄に対して使用します。

「目立つ」の英語訳としてよく使われる「stand out」はいい意味でも悪い意味でも使うことができます。悪い意味の「顕著」を訳したい際はこれを使いましょう。

「顕著」をどんどん使っていこう

「顕著にあらわれる」は正しいのか、間違っているのかと頭を悩ましたことがあるかもしれません。問題なく使うことができるので安心してください。

もし、気になるようであれば、「明白」「一目瞭然」といった言い換え表現を活用しましょう。