小粋とはどんな意味?使い方や例文、英語表記についても解説

小粋とは『どことなく気が利いているさま』

新人

先日ひとりで買い物をしていたら、小粋なお店を見つけたんです!
へ〜!いいわね!ところで小粋ってどんな意味だか知ってて使っているの?

先輩

新人

え…実はこの前初めて聞いた言葉で、使ってみたかったんです。
初めて耳にした言葉って使ってみたいわよね!それじゃあ、ここで正しい意味を覚えておきましょう。

先輩

『小粋』とは『どことなく気が利いていて、おしゃれなさま』を意味します。つまり新人君の使い方は間違っていないわけです。

この記事では、小粋という言葉の意味や、もとになる「粋」について解説します。小粋と粋を正しく使い分けてみてください。

小粋の意味をチェック

小粋(こいき)とは、前述のとおり『何となくおしゃれな感じ』や『どことなく気が利いているさま』を表します。しかし、小粋を理解するには、小粋のもとになっている「粋」を理解することが重要です。

そもそも「粋」とはどんな意味?

小粋のもとになっている「粋」には3つ意味があります。1つ目は「態度や容姿などが磨き上げられていて、しゃれた色気がある様子」という意味です。「粋な身なり」や「粋なお店」など、身なりや振る舞いなどが垢抜けていておしゃれなことを指します。

2つ目は「世情や人情などを理解していて物分かりがいいこと」という意味です。この意味で使用する場合には「いき」ではなく「すい」と読みます。人の気持ちをよく理解していて、気遣いができるという意味で使われることが多いです。例えば「粋を利かす(すいをきかす)」とは、物事の処理や理解を的確に行う様子のことで、特に男女の関係を第三者の立ち位置で取り持つことをいいます。

そして3つ目の意味は「花柳界(芸者や遊女)の事情に精通している、または花柳界のこと」です。このように粋には3つの意味があります。

これらを理解したうえで『小粋』の語源を見てみると「小」は「小さい」「少し」という意味があり、「粋」は前述のとおりです。つまり小粋とは、小さい粋となり『どことなく粋なこと』『何となくおしゃれな感じ』となるわけです。

芸術的・身体的表現の粋とは?

粋を大別すると「芸術的な粋」と「身体的な粋」になります。

    ・芸術的な粋:彫刻、建築、絵画、演劇、音楽 など
    ・身体的な粋:姿勢、服装、言葉遣い、表情、化粧、着こなし、体つき、手足のしぐさ

芸術的な粋では「この彫刻は粋なつくりで、見る人を魅了している」などと使われます。また身体的な粋では「彼女はいつもと違う、体のラインを見せた粋なワンピースを着ている」などとなります。

新人

小粋のもとになっている粋にはこんなにも意味があったんですね!3つ目の意味についてはまったく知りませんでした。

小粋の英語表記

小粋にはいくつかの英語表記があります。英文とともに紹介しましょう。

【dapper】

    A dapper daughter.
    小粋な娘。

【smart】

    I gave her a smart salute.
    私は彼女に小粋に挨拶した。

【attractive】

    An intelligent, attractive girl.
    可愛らしく小粋な少女。

小粋とスタイリッシュの違い

小粋とは『身なりや素振りがどことなく研ぎ澄まされていて、おしゃれなさま』という意味ですが、これと似た意味で使われている「スタイリッシュ」について説明します。

スタイリッシュとは「今流行の」「おしゃれな」「今風の」などの意味を持つ言葉です。つまり、今流行しているおしゃれに乗っている様子を指します。それに対して
小粋には「流行」などの意味はありません。
両者とも服装などに対しても使われる言葉のため混同されてしまうこともありますが、違う意味だということを覚えておきましょう。

小粋の使い方・例文

小粋とは、日常会話においてどのように使われているのでしょうか。例文で紹介しますので、ぜひ応用してみてくださいね。

例文1

新人

背が高くて細くて、先輩みたいな小粋な女性はモテて仕方ないんじゃないですか?
あら?褒めても何も出ないわよ?君こそ話し上手で、いつも小粋なジョークで場を和ませてくれるからモテるんじゃない?

先輩

上司

ふたりともお互いを褒め合っていて、何だか怖いよ。
例文2

上司

私もそろそろ婚活をするためにファッションを見直そうかな。
え?見直さなくても大丈夫ですよ!いつもダンディで小粋なファッションだからかっこいいと思っていたんですよ!

先輩

「小粋」を理解して粋な人生を目指そう

この記事では小粋の正しい意味や使い方について解説しました。小粋を理解するには、まず「粋」について知っておかなければなりません。
小粋は、粋と同じような意味で使われてはいるものの「小」がつくことで控えめな印象になります。具体的にどこがとはいえないけども『どことなく垢抜けている人』に対して「あの人は小粋な人だ」と使ってみてください。

また周囲から「粋な人だ」と思ってもらえるように、意識せずとも粋な振る舞いをして人生を歩んでいきましょう。