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契機の意味とは?正しい意味や使い方、「原因」との違いを解説

契機とは『物事が始まった直接的な要素のこと』

先輩

昨年、プロジェクトを盛大に失敗してしまったことを契機に、より深く戦略を練ることが当たり前になりました。
それはいいことだね。諦めない限り失敗を繰り返しても、必ず成功できるからね。

上司

新人

え?先輩でもプロジェクトが失敗してしまうことがあるんですか?

先輩

当たり前じゃない!誰にだって新人時代があるのよ!

この会話のように『契機』とは『物事が始まった直接的な要素のこと』です。この記事では契機について、正しい意味や語源、英語表記などを紹介します。また「原因」との違いも解説しますので、ぜひ覚えていってくださいね。

契機の意味をチェック

前述のとおり、『契機』とは『物事のきっかけになった出来事』のことです。変化が生じたり、物事が始まったりする直接的な要素を表しています。

ここからはその意味をもう少し深掘りしてみましょう。

契機の由来はドイツ語「Moment」

『契機』という言葉の由来は、ドイツ語の「Moment(モーメント)」からきています。「Moment」の意味は「瞬間、きっかけ、要因」などです。

そして「Moment」の語源は、ラテン語である「mouere」といわれています。「mouere」は「物事を動かして決定する根拠」という意味です。

「〜を契機に」は動機となる名詞がセットで使われる

契機の使い方として「〜を契機に」や「〜の契機となる」などが一般的です。「〜」の部分には、物事のきっかけとなった出来事や動機となる「名詞」が入ります。例えば「転職を契機に」や「成功の契機となる」などです。

新人

契機は「これを機に〜」という言葉にも言い換えられますね。

契機の英語表記

契機にはおもに3つの英語表記があります。そのときの状況などによって使い分けしているため、例文で紹介しましょう。

例文

【chance】
This was to be a chance for the power of nation to expand nationwide.
これは国の力が全国的に展開する一つの契機となる。

【opportunity】
I took the opportunity of retirement to begin studying flower arrangement.
退職を契機に華道を始めた。

【momentum】
From this, it was a momentum to increase woman customers.
このことから、女性客を増やす契機となった。

契機と原因の違い

契機とよく似た言葉で「原因」があります。前述のとおり契機とは『物事を起こすきっかけ』という意味ですね。一方、原因とは「物事を起こすことになったおおもと」を指します。

例えば「病気が治った」という文をもとに考えてみましょう。この例文では「病気→原因」で「治った→結果」と分析できます。つまり、この短い例文のなかにはきっかけになる契機はありません。

今度は「病気が新薬のおかげで治った」という例文で考えてみます。「病気→原因」「新薬→契機」「治った→結果」となりますね。つまりこの例文の場合には、新薬が契機となっているのです。

契機の使い方・例文

契機という言葉を日常会話で使う場合、どんな形になるのでしょうか。2つの例文を挙げて紹介します。

例文1

先輩

友人の妹さんが、海外の企業に就職したのを契機にひとり暮らしするって言っていて、親御さんも心配しているようなんです。
そりゃ、心配してしまうよね。でもすごいチャレンジ精神だね!

上司

例文2

新人

僕の大親友とは、小学生の時に席が隣なのが契機に仲良くなったのです!

[おまけ]「発端」や「きっかけ」との違いについて

契機の言い換え表現は多いですが、そのなかでもよく使われる「発端」と「きっかけ」について説明します。

    ・発端(ほったん):物事の起こりや始まりのこと
    ・きっかけ:物事を始める手がかりや動機、はずみ、機会

発端は物事が始まった最初の部分のことをいいます。契機は最初の部分というよりも、物事の動機を意味しているためニュアンスが異なりますよね。

また、きっかけとは「切っ掛け」とも書き、手がかりというニュアンスを含んでいます。例えば「話のきっかけを探す」という文章で契機に置き換えると不自然になるのです

両者とも契機の類義語であるため言い換え表現として使えます。しかし前後の言葉や文章のニュアンスによっては、言い換えられないことも覚えておきましょう。

ビジネスでも失敗を契機に体制を立て直そう!

契機とは『物事が始まった直接的な要素』です。発端やきっかけとは似た意味を持ち、場合によっては言い換えることもできます。しかし混同されてしまうことの多い「原因」とは言い換えられません。契機と原因の違いをよく覚えておきましょう。

また契機を使った言葉で「失敗を契機に」とありますが、ビジネスでは失敗がつきものです。ぜひ諦めずに失敗を契機に体制を立て直して、成功の鍵をつかみましょう。