スーパークールビズとは『軽装化をより強化することによる節電対策』
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スーパークールビズという言葉、知っていましたか?クールビズという言葉に続いて、スーパークールビズという言葉も一般的になりつつあります。クールビズとどこかどう違うのでしょうか?導入の歴史や許容される服装の範囲も解説していきます。
スーパークールビズの意味をチェック
スーパークールビズには『軽装化をより強化することによる節電対策』という意味があります。簡単にいうならば、クールビズのさらなる強化版です。
注意すべきはクールビスと異なり、服装だけにとどまらず様々な取り組みがある点です。地球温暖化対策の一環としてスタートし、さまざまな取り組みが行われています。
スーパークールビズが導入された背景
環境省の主導のもと、クールビズが導入されたのは2005年のことでした。地球温暖化対策の一環であると同時に、夏場の節電対策として導入され、職場での冷房使用時の室温を28度と設定して、その温度に対応すべく、おもに職場での軽装化が推奨されました。
スーバークールビズが導入されるきっかけとなったのは2011年に起こった東日本大震災。福島第一原子力発電所での事故の影響で、さらなる電力不足が想定されたことを踏まえて、2012年にスーパークールビズが導入されました。クールビズ導入時以上に夏場の節電対策が徹底されることになったのです。
クールビズ、スーパークールビズの導入によって、衣料メーカーですずしい素材の衣服が開発されて、大ヒット商品も生まれました。
スーパークールビズ、許容される範囲は?
クールビズからスーパークールビズとなって、許容される軽装の範囲はさらに広くなりました。クールビズでは推奨されていなかったアロハシャツ、ポロシャツ、スニーカーもOK。またTシャツやジーンズも場合によってはOKと、かなり大幅に変更されました。
スーパークールビズの服装以外の取り組み
スーパークールビズは服装の軽装化だけにとどまるものではありません。『電車内での混雑緩和の時差出勤、夜間の電気消費を抑える目的もあって、残業時間の短縮など、会社員のライフスタイルそのものにかかわる政策』がたくさん打ち出されました。
また窓に緑のカーテンを作る、ビルの中に庭園を造るなどの都市部での緑化運動などもスーパークールビズと連動した動きとなっています。
スーパークールビズの英語は『super cool biz』
スーパークールビズの英語は『super cool biz』です。日本独自の造語であり、和製英語です。ちなみに形容詞のsuperは極上の、特上の、素晴らしいなどの意味。coolは涼しい、ひんやりする、冷静な、かっこいいなどの意味があります。bizはbusinessの短縮形でそのままビジネス、商売などの意味です。
『super cool biz』という言葉が海外で使われるのは日本に関する報道ニュースにおいてのみ。独自の言葉であることを強調して、”Super Cool Biz”と表記されることが多いようです。どんな使い方をされているか見てみましょう。
スーパークールビズが始まった。
スーパークールビズ関連商品の売り上げが好調だ。
スーパークールビズとクールビズの違い
2005年に推進されたのがクールビズで、東日本大震災を受けて、さらに強化した形で2012年に打ち出されたのがスーパークールビズです。
クールビズは服装に対する取り組みが主ですが、前述の通りスーパークールビズでは会社員のライフスタイルを変革させ、緑化運動を進めます。
他にも、スーパークールビズの場合は社内であれば、サンダルもOKとなるなど、服装の軽装化がさらにすすめられています。また服装だけでなく、冷房をするときの室温28度の徹底、朝型シフトの奨励など、クールビズ以上に強力に推進されているのがスーパークールビズなのです。
スーパークールビズの使い方・例文
スーパークールビズという言葉、ビジネスの現場のどんなシーンで使われているか、見てみましょう。
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スーパークールビズで猛暑を乗り切ろう
クールビズに続いて、一般的になりつつあるスーパークールビズ。言葉の意味とその精神をしっかり理解して、スーバークールビズで日本の猛暑を乗り切りましょう。