足を洗うとはどんな意味?語源や由来はキリスト?例文、類語、英語も解説!

足を洗うとはどんな言葉?

新人

足を洗うって、今日は身だしなみの勉強ですか?
違うよ。足を洗うというれっきとした慣用句があるんだ。

上司

新人

字をみても意味が想像できません。解説お願いします。

足を洗うは、くさい足を洗って身だしなみを整えるという意味ではありませんよ。

日本で昔から使われている慣用句です。意味を知らないと職場で誰かが口にしたときにひとりだけ変な反応をしてしまうかも。そうなったら恥ずかしいですね。

足を洗うがどのような意味の言葉なのか学び、常識を身につけましょう!

足を洗うの意味とは「やめる」

「足を洗う」は「やめる」というニュアンスをもつ言葉です。何をやめるのか気になりますね。くわしい意味をみていきましょう。

足を洗う
悪事やよくない仕事をやめる

「足を洗う」といった場合、悪いことをやめるという意味になるケースが大半です。

しかし、まっとうな仕事をしている人が、単に今の生業をやめるというときに「足を洗う」が使われる場合もあります。ただこの場合も、相手に今の職業が「やめたほうがいい恥ずかしい仕事」なのだと思われてしまう恐れがあるので注意。

誤解されそうな使い方はしないようにしましょう。

足を洗うの語源はキリスト?

イエス・キリストは、謙遜と愛情を示すため自ら弟子たちの足をひとりずつ洗っていったと伝えられています。

このイエスの行動が足を洗うの語源ではないかと主張する人もいますが、謙遜と愛情は日本語の「足を洗う」の意味と一致しません。そのため、あまり有力な説ではないともいわれています。

足を洗うの由来の有力な説は仏教

キリストのほかにも足を洗うの由来はいくつかありますが、中でも有力とされているのは仏教説です。

昔の修行僧は裸足で外を歩き旅していました。当然足が汚れますよね。

そのため、修行の旅から帰ってきた僧は、足を洗って土埃と俗世の煩悩を清め寺に入るのが習わしです

このような習慣から「足を洗う」は、悪い行いをやめるという意味になったといわれています。

「足を洗う」の使い方・例文

「足を洗う」は、何か悪いことをやめるというようなニュアンスで用いられるのが一般的。

「足を洗う」の使い方を例文でイメージしてみましょう。

例文1

上司

先輩君が心配してたパチスロ中毒の同期の子、結婚を機に足を洗い引退することを決意したんだって?よかったじゃないか。
よかったかどうかはまだわかりません。旦那さんになる人は、ヒモ暮らしから足を洗いたいので、結婚して主夫になるそうです。

先輩

例文2

上司

・・・。足を洗って幸せになれるといいねぇ。
はい。早く気をもむ日々が終わってくれることを祈ってるんです。

先輩

足を洗うの類語・対義語

身体を使った慣用句は、足を洗うのほかにもあります。何かをやめるというニュアンスをもつ言葉を一緒に覚えてしまいましょう。

足を洗うの類語
手を切る:悪い人間関係などよくないこととの関係を断つ
足を抜く:よくない関係や不本意な環境から抜け出す
身を退く:関係を断つ。引退する

また、足を洗うの対義語は、悪いことと関係をもちはじめるという意味の「手を染める」です。

足を洗うの英語表現

足を洗うを英語で表現するときには「wash one’s hands of(~と手を切る)」といえばニュアンスを伝えられます。

キリスト教に関する故事に、諦めて関係を断つときに「手を洗う」というものがあるのです。

日本ではやめるときに「足を洗う」のに、英語圏では「手を洗う」。同じ意味になるのに表現が異なるのは面白いですね。

足を洗うは何かをやめるときの慣用句

足を洗うは、ブラシや石鹸を使って足をごしごし洗うという意味だけではありません。

覚悟を持って何か悪いことをやめるというときに用いる慣用句です。

有名な慣用句なので、社会人の知識として正しく使えるようになりましょう。