野球だけじゃない!ビジネスでの殿堂入りとは?
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殿堂入りと聞いて野球などのスポーツを思い浮かべる人は少なくないですよね。
また、殿堂入りは芸能人の人気投票など、テレビや雑誌にもよく登場するワードのひとつ。身近な言葉なので知っておいて損はありません。
殿堂入りの意味とは「功労者名簿に加えること」
殿堂入りは「功労者名簿に名前を加えて称えること」という意味の言葉。いい意味合いのワードですね。
もう少しくわしく説明すると、次のようなニュアンスになります。
・人気投票などで毎回1位をとり続けるなど、長期間不動の人気を得ているものを別格扱いにすること
人気投票の場合、殿堂入りしたら次回投票の候補から外されるのが一般的。そのため、連覇記録などがあっても、殿堂入りすると自動的に途絶えてしまいます。
殿堂入りの語源・由来
殿堂入りの殿堂とは、もともとは大きくて立派な建物という意味の語句でした。
また、殿堂は神様や仏様を祀る建物を表す言葉でもあります。この意味から転じて、特定の分野の優れたものを集めた建物や、その分野で中心的な役割を果たす場所を比喩として殿堂というようになりました。
そして、その殿堂に納めるだけの価値があると認められたものを、その分野の「殿堂入り」と呼ぶようになったといわれています。
殿堂入りの使い方・例文
ビジネスでは、企業が商品の中から特に人気でよく売れているものを「殿堂入り」とし、宣伝に利用する手法がよく用いられます。
ビジネスでの殿堂入りの使い方を例文でイメージしてみましょう。
雑誌編集部の部下
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新人
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【野球】殿堂入りの類語
野球の場合は、目覚ましい活躍をした選手や監督、コーチなど、野球の発展に大きく貢献した人物が殿堂入りします。
この野球界の偉人を意味する殿堂入りと同じようなニュアンスの言葉も、この機会におさえておきましょう。
・球技会の聖人
・球界の宝
直接仕事に役立つ言葉ではありませんが、仕事関係者との雑談で使えるかもしれませんよ。話のタネになりそうな雑学はたくさん仕入れておくことをおすすめします。
殿堂入りの英語
スポーツ選手など、人を指して殿堂入りといいたいときには「hall of famer」を使いましょう。
「hall of famer」は「Hall of Fame(功労者を称えて記念に残すための殿堂)」に入った人を意味する言葉です。
人気商品など、ものに殿堂入りを用いる場合は「best-seller(ベストセラー)」といえばOK。
「殿堂入りレシピ」には有難味がある
「人気のレシピだよ」と伝えたいとき「人気レシピ」というのと「殿堂入りレシピ」と表現するのとで、どちらがよりアピールできると思いますか?
「殿堂入りレシピ」のほうが格上な感じがしますよね。
殿堂入りは、うまく使うとそのものの価値を大きくみせられるワードです。
とはいえ、簡単に殿堂入りできてしまうようでは有難味が薄れてしまいます。殿堂入りの魅力がボケてしまわないように、上手にコントロールしながらビジネスに活用していきましょう!