センテンスは「文」!
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数年前の芸能人不倫騒動で話題になった“センテンス”。中学校で習う英単語でもあるので意味を知っているという方も多いでしょう。“センテンス”は「文」という意味ですよね。今回は“センテンス”についてビジネスシーンや英語での意味、関連語などを詳しく解説していきます。
センテンスの意味
“センテンス”には「文」という意味があると前述しましたが、そもそも「文」とは何でしょうか。「文」の定義はいくつかあるものの、基本的には文頭から「。」で終わる文末までのくくりを「文」と言います。「私は会社員です。」「明日は晴れるでしょう。」と言ったものが「文」。「文」がまとまったものを文章と言いますね。
“センテンス”は単純にこの「文」をカタカナ語にしただけのもの。元々「文」という短くて誰にでも伝わる言葉があるのに、なぜわざわざ長くて人によっては伝わらないこともある“センテンス”が使われるのでしょうか。
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学術的な話やビジネスの話ではよく使われますね。英語の論文を訳すときにsentenceをそのまま使うのかもしれません。学校の英語の授業でも“センテンス”と言う先生がいますよね。単語の意味も覚えれれて説明もできるので一石二鳥かも。
また一律に「文」を使うよりも“センテンス”を使うと文章にメリハリを出る(「立つ」を「立ち上がる」や「席を立つ」と言ったりするのと同じ)、“センテンス”を使うことで印象に残りやすくなるといった効果も考えれらます。
センテンススプリング
“センテンス”と聞いて誰でも一度は頭をよぎるのは、やはり「センテンススプリング」ではないでしょうか。詳しくは書きませんが、2016年に起きた不倫騒動渦中の二人がLINEで自分達のことを記事にした『週刊文春』をこう呼んでやり取りしたことで有名になりました。
スキャンダルとは無縁だった人気タレントが起こした騒動、涙の謝罪会見直後の反省の色?の見えないやり取りであったこと、LINEの流出問題など様々な方面から注目を集める騒動としてワイドショーを賑わせたことは記憶に新しいですよね。
一応説明すると「センテンススプリング」は「文」「春」の文字をそれぞれ英語にしたもの。語呂の良さから良くも悪くも一度耳にしたら忘れられないフレーズになりました。
英語での意味
“センテンス”は英語のsentenceから。裁判の判決や刑を意味する使い方もありますが、文頭から文末までのくくりであることはカタカナ語と同じです。「。(句点)」か「.(ピリオド)」かという違いだけ。
センテンスの類語
“センテンス”と似た言葉で「フレーズ」や「ワード」などがあります。これらについてもついでに学んでおきましょう。
フレーズ
英語ではphrase。必ずしも文頭から文末である必要はなく、いくつかの単語が合わさったものをフレーズ(phrase)と呼びます。「ハロウィンの渋谷はコスプレした若者たちで埋め尽くされる。」という“センテンス”を例にした場合、「ハロウィンの渋谷」や「コスプレした若者たち」などがフレーズ。
ワード
英語のwordは単語のことを指します。「ハロウィン」や「渋谷」などがそれにあたります。カタカナ語においてはワードとフレーズは区別されないことも。英語でwordsとなると単なる単語の複数形の意味の他、格言や名言という意味も持ちます。
センテンスの関連語
“センテンス”について分かったところで、関連語についても見ていきましょう。
PSO2
オンラインゲーム『ファンタシースターオンライン2(PSO2)』において、「センテンスパワー」や「センテンストリプル」、「センテンスレセプター」と言った用語が登場します。「センテンススプリング」が混ざっていても違和感ありませんね。
センテンスト
SENTENCED(センテンスト)はフィンランドのヘヴィメタルバンド。冷たく寂しげな感じのメロディで日本でも人気があります。活動休止中にメンバーの一人が亡くなったことで、再結成は不可能に。
センテンスをスマートに使おう
“センテンス”について見てきました。他のカタカナ語にも言えることですが、多用しすぎると不快に思う方もいるので注意が必要です。エッセンス的にうまく使うことでスマートな印象を与えることができるかもしれません。