シンパシーは「共感」!
「シンパシーを感じる」や「シンパシーを覚える」、「シンパシーを抱く」といった表現を耳にしたことはあるはず。感じる、覚えると続くことから感情に関する言葉だと推測できますよね。“シンパシー”は簡単に言えば「共感」。今回は“シンパシー”の意味や類語、関連語、使用例など詳しく解説していきます。
シンパシーの意味
“シンパシー”の意味を詳しく見ていきましょう。“シンパシー”は「共感」や「共鳴」の意味で使われます。言い換えれば、相手の考えや感情に同感する、行動や境遇に理解を示すということ。
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シンパシーは英語で何と言う?
“シンパシー”は英語のsympathyを由来にする言葉。辞書的な意味ではsympathyもカタカナ語での意味と同じように「共感」や「共鳴」という意味があります。しかし、使われているニュアンスはちょっと違うかも。
sympathyのもう1つの忘れてはいけない意味が「同情」です。ただし、日本語で“シンパシー”が使われるのも「悲しい」、「惨め」、「寂しい」といったようなシーンが多いので、「同情」は隠れた意味としてカタカナ語にも当てはめることができるかも。※ポジティブなシーンでも使われることもあり。
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シンパシーとエンパシーの違い
“シンパシー”と語感が似ている「エンパシー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。語感だけではなく意味や使われるシーンも似ているので混同してしまっている人もいるかもしれません。実は2つには大きな違いがあるんです。
エンパシーは英語のempathyから。こちらもsympathyと同じように辞書的な意味では「共感」や「感情移入」と訳すことができるので、違いがいまいち分かりませんよね。実はカタカナ語の“シンパシー”はsympathyよりもempathyに近い意味を持ちます。
empathyの意味に「感情移入」とあるようにsympathyよりも深く心を寄せるイメージ。sympathyは「共感」よりも「同情」が前面に出ていて「かわいそうね」という感じです。
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シンパシーの関連語
“シンパシー”の関連語についても見ていきましょう。
シンパ
特定の団体を応援する人を意味するシンパは英語のsympathizerが語源の言葉。政治関連の話で耳にすることがありますね。
シンパシーカード
日本語では喪中お見舞いとも訳される欧米の習慣。家族を亡くした方に心を寄せる“シンパシー”が感じられるカードです。日本では喪に服している場合は白黒が基本ですが、様々なデザインのものがあります。故人との思い出や遺族をいたわる言葉を綴りましょう。感情的(エンパシー)になってしまわないように。
シンパシーオブソウル
『Sympathy Of Soul(シンパシーオブソウル)』は東京発の人気アクセサリー&ジュエリーブランド。「魂の共鳴」が広がるようにとの願いが込められているブランド名です。
バンド
『sympathy』は「高知県産、超絶無名バンド」がキャッチコピーの4人組ガールズバンド。sympathyの読みとつづりがかわいいという理由からバンド名にしたそうです。
デュエマ
人気カードゲーム『デュエマ(デュエル・マスターズ)』において、クリーチャーの召喚コストを下げてくれる能力を「シンパシー」と呼びます。
ドラマ挿入歌
2018年放送、吉岡里帆(よしおかりほ)さん主演ドラマ『きみが心に棲みついた』の挿入歌に使用されていたのが、『偽りのシンパシー』。BiSHのメンバー、アイナ・ジ・エンドをボーカルに抜擢したMONDO GROSSOの書き下ろし曲。
まとめ
「共感」を意味する“シンパシー”は人間関係を円滑にするために必要な感情ではないでしょうか。「共感力」という言葉もあるようにビジネスシーンでも“シンパシー”は大事。相手の立場や気持ちになって考えることができる頼れるビジネスパーソンを目指しましょう。