コンテンツは「情報の中身」!
情報化社会と呼ばれる現代において“コンテンツ”という言葉は毎日どこかで使われています。“コンテンツ”は「中身」という意味。特に情報の「中身」という意味で使われることが多いので、Web関連の話とは切っても切れない関係にあります。今回はそんな“コンテンツ”について詳しく見ていきましょう。
コンテンツの意味
“コンテンツ”がどのように使われているかシーンごとに詳しく見ていきましょう。
Webコンテンツ
インターネットを使ってアクセスできる情報は全て「Webコンテンツ」と言えます。動画や写真だけではなく文章も立派な“コンテンツ”です。あなたが現在見ているこの記事もWebコンテンツの1つ。
モバイルコンテンツ
Webコンテンツの中でもモバイル(スマホ、携帯電話、タブレット)でアクセスできるものを「モバイルコンテンツ」と呼びます。ツイッターやインスタ、Tik Tokなどのアプリやサイトなどが代表的。スマホを所有している方であれば毎日何かしらのモバイルコンテンツを利用しているのではないでしょうか。
私物のモバイルから仕事に関する情報漏洩(ろうえい)を防ぐこと、対策、技術などを意味する「モバイルコンテンツ管理(MCM)」という言葉も。アクセス権の管理を厳重にする、データの暗号化、データ送受信の記録を残すなどがMCMとして有効とされています。
新人
先輩
コンテンツマーケティング
マーケティング(販売戦略)と言えば、CMやチラシなどの広告による売り込みはよく知られていますが、人々が求める“コンテンツ”を提供することで消費に繋げるものを「コンテンツマーケティング」と呼びます。ブログやyoutubeなどが代表的なコンテンツマーケティング。
例えば家計簿ソフトを売りたい時に、チラシやCMなどで宣伝するのではなく、どのように貯蓄をしたらいいのかというブログ記事を通じて、自然な形で見込み顧客とソフトを繋げるのがコンテンツマーケティングです。
コンテンツマーケティングは消費者が自分から情報を取りに行く新しいマーケティングの形として注目されていますが、ちょっと間違えると「ステマ」になってしまうこともあるので注意が必要です。ステマはステルスマーケティングの略。数年前に芸能人がブログでステマ行為を行って問題になったのを覚えている方も多いでしょう。ステマは売る側、宣伝する側が消費者のフリをして商品を宣伝すること。
新人
上司
英語では?
コンテンツは英語のcontentから。contentに複数形を意味するsが付いてcontentsになったと思ってしまいがちですが、情報は数えられない不可算名詞なのでコンテンツ(contents)は文法的には間違いということに。contentにはカバン等入れ物の中身、書物の章や節などを表す際にも使えます。こちらの意味で使う場合はcontentsと複数形での使用はOK。
メディアとコンテンツの関係
メディアはマスメディアの略で、テレビや新聞、雑誌、インターネットなどの情報(コンテンツ)を伝達するものを指します。簡単に言えば入れ物がメディアで中身が“コンテンツ”。ちなみにマスコミは情報を伝えること、行為を指す言葉。つまり、「メディアを介してコンテンツをマスコミする」と言うことができますね。
上司
コンテンツ利用詐欺とは
新人
先輩
「有料コンテンツのお支払いが確認できていません。未払いの場合は法的処置を取らせていただくこともあります。」こんなメッセージが届いたら身に覚えがなかったとしてもドキッとしてしまいますよね。
もしかしたら消費者庁が注意喚起している「コンテンツ利用詐欺」かもしれません。AmazonやGoogleなどの企業名を騙り、メッセージを送りつけてくるのでパニックになってしまう人も。窓口の電話番号も記されているんだとか…真実味がありますよね。
特徴はSMS(電話番号を利用したショートメール)でのメッセージであること、不特定多数に送っているため個人を特定するような情報が書かれていないことなどがあります。個人情報を渡してしまうことになるので、間違っても記されている番号に電話することのないように。無視するのが一番です。
コンテンツをうまく活用しよう
現代人の生活とは切っても切れない関係にある“コンテンツ”。コンテンツ制作の仕事をしている方はもちろん、それ以外の方にも重要になってくるのがコンテンツマーケティングです。ステマや詐欺など気を付けなければいけないこともありますが、コンテンツを制する者はビジネスを制すると言っても過言ではないでしょう。