『誇示』の読み方・意味は?使い方、類語、対義語、英語もわかりやすく紹介

『誇示』とは『誇らしげに示す』という意味

新人

Bさん、主任になったこと誇示してますけど、先輩のほうが能力高くないです?
実は私に話がきたんだけど、「私にやらせるなら会社辞めます」って言ったの。

先輩

新人

先輩のことかなりライバル視してましたし、「勝った!」って思ってるんでしょうね。

『誇示』は、『誇らしい』と『示す』の二つを合わせてできた言葉。字のとおり『誇らしげに示す』という意味で使われます。

『誇示する』『誇示しない』といった言い方をすることがありますが、いったいどんな状態を指しているのでしょうか。

ここでは、『誇示』の意味のほか、関連する言葉や言い換え表現などもわかりやすく紹介します。適切な場所で正しく使いこなせるよう、しっかり学んでいってください。

『誇示』の読み方・意味

『誇示』は『こじ』と読みます。

漢字それぞれの意味は次のとおりです。

・自慢する
・おおげさに言う

・しめす
・おしえる

字の通り『誇る』と『示す』の両方の意味をもちあわせています。誇示の意味は次の通り。

■誇らしげに何かを示すこと。
■得意になって見せること。

誇らしげに、得意げに何かを示すことを『誇示』といいます。

『誇示』の使い方・例文

『誇示』は、会話の中では一般的に『誇示する』『誇示しない』といった使い方をします。わかりやすい例文を紹介するのでチェックしてみましょう。

『誇示』を使った例文

・彼は会社のトップになったことを誇示している。
・特許商品を開発したことを長年誇示し続けている。
・社長賞を5回も受賞しているほど優秀な人材なのに、彼女はそのことをまったく誇示しない。

たしかに優秀かもしれないけど、それを誇示しまくると好感はもてないわね。

『誇示』は、褒め言葉ではなく、どちらかといえばネガティブなイメージで使われる場合が多いです。

『誇示』と同じ読み方をする言葉

『誇示』と同じく『こじ』と読む言葉はいくつかあります。しかし、会話の中で登場して、音だけで聞いた場合には、漢字の違いで区別することができません

ここでは比較的よく使われる『こじ』を紹介します。文脈でどの意味を示すのか判断できるよう、一緒に覚えておきましょう。

固辞

こちらの『こじ』は、『固く辞退する』を意味する言葉です。何かを依頼されたり、お願いされたりしたときに、「なにがなんでも断ります」といったニュアンスで使われます。

・主任になってほしいという件については固辞させていただきます。

・お店に陳列しているコップを割ってしまったため弁償しようとしたが、店員に固辞された。
・通りすがりに助けた人からお礼を渡されたが固辞した。

固持

この『こじ』は、『固く』『持つ』と書きます。熟語としては「自分の意見や信念などをしっかりもって変えないこと」という意味に。

■かなり多くの反対意見が出たが、彼は自説を固持した。
■精神的にも追いつめられる状況となってきたが、私は信念を固持する。

『誇示』の類語・言い換え表現

『誇示』の類語としては、次の言葉があげられます。

【衒気(げんき)】
自分の才能を見せびらかしたい、自慢したがる気持ち。

 

【虚飾(きょしょく)】
実質を伴わないのに外見だけは飾りたてている様子。

また、『誇示する』をほかの言葉に言い換える場合は次のような表現ができます。

『誇示』の言い換え表現

・見せびらかす
・自慢げに示す
・大げさに見せる
・アピールする
・ひけらかす など

『誇示』の対義語

『誇示』の対義語は、『誇らしげに示す』の反対の意味となり、次の言葉があてはまります。

【遠慮】
相手への言葉や行動を控えめにすること。
【自粛】
自ら進んで言動をあらため、謹むこと。
【自制】
自分自身で感情や欲望をおさえること。

『誇示する』の英語表現

『誇示する』を英語で表現する場合、『flaunt』や『show off』が使えます

flaunt one’s skill(自分の腕前を誇示する)
show off in style(スタイルを誇示する)

意味を正しく理解して『誇示』を使いこなそう

『誇示』は、ネガティブなニュアンスで「見せびらかしている」といった様子を表す言葉です。悪意がない場合に使うと誤解を招く可能性があるので、状況に応じて正しく使うようにしましょう。