『同上』とは『前に述べたものと同じ』という意味
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『同上』は、『上と同じ』と書きますが、意味は『前に述べたものと同じ』となります。しかし、省略していることになるので、状況によっては『手抜き』と思われる可能性もあります。
今回は、『同上』の正しい意味や使い方のほか、類語、英語、正式書類への書き方も含め、わかりやすく解説します。
『同上』の意味
『同上』は『どうじょう』と読みます。『上と同じ』と書きますが、真上に表記されている事柄と同じということではなく、『前に述べたものと同じ』という意味になります。
たとえば、①の項目の中で、会社の住所を書いたとします。そのあとに説明などの文章を書き、②の項目の中でも会社の住所の記載が必要な場合、これは『同上』で表すことができます。
【展示即売会主催者企業の紹介】
会社名:◯◯株式会社
所在地:東京都◯◯区◯◯
電話番号:03-XXXX-XXXX
企業説明、即売会を実施するに至った背景など
【即売会会場】
同上
【即売会会場】の次の項目でも、会社名・所在地の記載が必要だった場合、内容としては『同上』になります。しかし、『“同上”の“同上”』という考え方になります。
このようになると、「どこに戻って見ればいいの?」と逆にわかりにくくなります。こんな場合は項目の構成を工夫して『同上』の登場回数を減らすようにしましょう。
『同上』は、「ここと同じなんだな」とわかりやすくするメリットがあるが、乱用はわかりにくくなる!
『同上』の書き方・使い方
『同上』は『前に述べたものと同じ』となりますが、直前にある、同じ項目のものであることが条件です。上の例の『同上』はこんな意味で使われています。
■『会社名』は、ここより前に記載しているものと同じ。
■『所在地』は、ここより前に記載しているものと同じ。
なお、『同上』の書き方は、文字の間を空けず左詰めです。
『同上』の記号
『同上』は、『〃』の記号で表すことができます。この点々は、『ノノ字点(ののじてん)』と呼ばれており、向きはカタカナの『ノ』と同じです。
『〃(ノノ字点)』は、カジュアルな表現なので、履歴書などの正式書類には使わないようにしましょう。
『同上』の類語
『同上』の類語としては、『前と同じ』の意味である『同前(どうぜん)』があてはまります。
また、同じような意味合いの言葉として『同左(どうさ)』があります。
横書きの文書で、『即売会会場』が次頁(右のページ)になった場合、『展示即売会主催者企業の紹介』は左のページにあります。こういったケースでは、左の内容と同じことになるため、『同左』を使います。
『同上』の英語表現
英語で『同上』を表す場合、次の2通りの言い方をすることができます。
①same as above(上と同じ)
②ditto(前と同じ)
文書の中では①を使う場合が多いですが、会話の中で「私も同じです」と言いたいときには②がよく使われます。
『同上』を履歴書で使う場合の注意点
就職活動において、履歴書はその人の印象を左右するほど大切な書類です。『同上』と記載しても問題ないのは次の項目です。
■住所蘭
■電話番号欄
■緊急連絡先・帰省先など
履歴書は空欄にするのはNGですが、『同上』は使わなくてもOKです。すべての内容をきちんと記載するのは間違いではありません。
略語である『同上』は状況に応じた使い方をしよう
『同上』は、書類を見やすくするというメリットがあります。しかし、頻繁に使うと「どこと同じ?」とわかりにくくなったり、手抜きをしていると悪印象を与えたりするというデメリットもあります。
また、前の項目にあたる内容が、何ページも戻らなくてはならい場合は逆に見る人に手間をかけるので、見やすいと思える範囲内で使うようにしましょう。