乖離とは「背き離れること」
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ボケてる新人君は置いといて、乖離は「かいり」と読む熟語。「背き離れること」という意味で使用します。
乖離は、ビジネスシーンや日常会話でよく使われる言葉です。また、金融分野でも頻繁に登場します。ビジネスマンなら業界を問わず身につけておきたいワードですね。
乖離の意味や使い方を学び、周囲に差をつけましょう!
乖離の意味
乖離の「乖」の字は「もどる」「背く」「道理に反する」という意味。「離」は「はなれる」という意味ですね。
「乖」と「離」を組み合わせた乖離は、次のような意味になります。
・結びつきが離れること
乖離は、近くにあるべきものが不本意ながら離れてしまうというニュアンスの言葉です。ビジネスでは、目標数値から現実の結果が離れている場合や、メンバーの意見が食い違っていることを表すときなどに用いられます。
乖離の使い方・例文
乖離は、ただ離れたというのではなく「本当は近くにいてほしいのに離れてしまった」という意味合いで用いるのが一般的。
ビジネス会話での乖離の使い方を例文でイメージしてみましょう。
上司
先輩
上司
新人
上司
乖離の類語・言い換え表現
乖離と同じ読み方の言葉に「解離」というものがあります。解離は、ひとつだったものを解き離すことという意味です。意味が違うので、言い換えには使えません。
乖離の言い換えに使用できる類語もあわせて勉強しましょう。
離反(りはん):それまで従っていたものが離れて背くこと
疎遠(そえん):遠ざかって関係が薄くなること
乖離は難しい語句なので、相手に通じない可能性もあります。そんなときには、紹介した類語に言い換えてあげましょう。
乖離の英語表現
乖離は難解な漢字を使う言葉ですね。乖離の英語表現もちょっとつづりが長くて難しいのですが、頑張って覚えてみましょう。
deviation:逸脱
separation:離脱
divergence:逸脱、分岐
departure:離脱、背反
disconnect:ずれ、食い違い
estrangement:疎遠
「乖離する」や「乖離している」を英語で表現するときには「become estranged(不和になる)」や「estrange( 引き離す)」。「not match(しっくりこない)」などを使用しましょう。
金融分野での乖離
金融分野でも乖離は「離れる」というニュアンスで使われています。乖離率という熟語になって登場するケースが大半なので、この意味もおさえておきましょう。
乖離率とは
乖離率は、株式投資の話で登場する専門用語です。
株価が移動平均線からどのくらい離れているかを示す数値。移動平均線は、一定期間の株価から平均を求めて折れ線グラフにしたもの。
要するに、乖離率は株価が平均と比べてどれくらい高いか安いか、その差をみる指標です。
乖離率の使い方
株価が、移動平均線より高くなると乖離率はプラスになり「〇%のプラス乖離」といわれます。
■乖離率がプラス:株が買われすぎ。売りのタイミング。
■乖離率がマイナス:株が売られすぎ。買いのタイミング。
乖離率のプラスは、その株の「買われすぎ」を意味。大幅なプラスは、株価下落のリスクが高まるため「売り」のタイミングです。
逆に株価が低いときは、乖離率はマイナスになり「売られすぎ」の状態を表します。マイナス幅が大きいならその株は「買い」です。
マイナスが長く続くときも「そろそろ値上がりするかな」と予想できるので「買い」を検討する人が増えます。
乖離と解離は似ているけど違う言葉
乖離と解離は、読み方が同じなので間違ってしまう人もいるのですが、ニュアンスが異なる別の言葉です。
「離れてほしくなかったんだ」「近づいているのが本来の姿なんだ」といいたいときには乖離を使うようにしましょう。
乖離は、あまり好ましくない状況を指して用いるケースが大半なので、使用するときには配慮が必要です。普通じゃない事態だとはっきりいってしまって大丈夫なシチュエーションか、見極めてから使うようにしましょう。