タグとは「分類ラベル」のこと!
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タグをひとことで言ってしまえば『なにかのモノを分類しておくためのラベル』のことを指します。しかし、この言葉は使う分野によって意味が多少異なってくるため、それぞれの意味をきちんと把握しておくことが賢明です。
そこで今回はタグの意味やそれぞれの分野においての使い方、類語・関連語などをわかりやすく解説していきます。
[種類別]タグの意味をチェック
タグは英語では『tag』と表記し、以下のような意味が記されています。
■(商品名・価格などを表記した)付け札
■標識札
■(服・リボンなどの)たれ飾り
■(ジッパーなどの)つまみ
■毛の房 など
しかし、日本でカタカナ用語として使われる『タグ』には大きく分類して3つの使い方があります。それではそれぞれについて解説していきましょう。
①:モノを分類する荷札・ラベル
これは、英語の意味に一番近いもので、荷札やモノを分類するためのラベルを表す『タグ』です。また、チェックしておきたい本のページにしおりのように使ったり、メモをしたりとさまざまな使い道のある付箋(ポストイット)もタグの一種になります。
②:ブログや動画を分類するジャンル
ブログやCHEWY(このサイト)などで記事を作成する際、キーワードとなる言葉をタグに設定しておけば、そのキーワードで検索をした時にヒットしやすくなります。
例えば、家電を紹介する記事を書く際、『メーカー名』や『ポット』『炊飯器』といった種類をタグに入れておくというような設定方法です。
ちなみに以下の枠で囲んだ部分はタグではなく『カテゴリー』になりますので、勘違いしないようにしてくださいね。
③:WEBページの記述に使われる情報
WEBページを作成する際に使われる、『<>』で囲む表記で、おもな種類としてはHTMLタグやXMLタグがあります。
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この文章の『タグ』の部分を太字で協調しようと思った場合はこのようにします。
すると、以下のように表示されます。
「タグの意味をチェック」
ツイッターやインスタの「ハッシュタグ」ってどんなもの?
ラジオを聞いていると「ツイートする際はハッシュタグを入れてくださいね」とか「ハッシュタグは〇〇〇〇です」という言葉をよく耳にしますが、「ハッシュタグってなに?」って思っている人って意外と多いのではないでしょうか。
そこでタグの一種である『ハシュタグ』とはどんなものなのか、この機会にしっかりと覚えていただければと思います。
ハッシュタグとは
固定電話が家にある人であれば電話機に『#』のマークがあり、これは『シャープ』とよんでいますよね?しかしSNS上ではこれを『ハッシュマーク』といいます。
そして、このマークこそがハッシュタグになります。SNSではこのマークのうしろに特定のキーワードになる言葉をいれて使います。
ハッシュタグの具体例
例えば、SNSでケーキに関する情報や写真を探したいとします。その際、『#ケーキ』と入れて検索をかけるとケーキに関する投稿が表示されます。
ただし、投稿されている記事や写真の中に『ケーキ』というキーワードが入っていなければ、たとえケーキの写真を投稿していたとしても表示されませんのでご注意ください。
使い方例
こちらの写真をinstagramで投稿するとします。
そして、こんな文章をつけたとしましょう。
『今日は友達をお茶をしに行ってきました。』
これだと、せっかくパフェの写真を投稿しているのに、『パフェ』で検索しても検索結果としては表示されません。
そこで、文章のうしろにこんなハッシュタグをつけるといいわけです。
今日は友達をお茶をしに行ってきました。
#パフェ #喫茶店 #カフェ
このようにしておけば、パフェだけでなく『喫茶店』でも『カフェ』でも検索結果として表示されるようになります。
これはinstagramだけでなく、TwitterでもFacebookでも使い方は同じですので、今まで使ったことがないのなら、この機会にぜひ使ってみてください。
サイト運営者が使いたいタグマネジメントツール
サイトの運営者は、WEBサイトを公開すればそれで終わりというわけにはいかず、広告配信など、そのときに必要と思われるタグを適宜挿入するなど、コンテンツ*を常に最適な状態にしておくという管理が必要になります。
また、WEBで使用しているタグはいまや一つだけではなく、複数使うことが当たり前になっており、それらの管理も一括でおこなわなければなりません。
これらの工程を自動的にできるようにすることを『タグマネジメントツール』とよんでいます。
(コンテンツ*:情報の中身のこと)
タグマネジメントツールの役割
タグマネジメントツールは、主に以下のような役割をもっているといわれています。
■タグを利用している箇所を管理画面で一括管理して把握する。
■その時のユーザーの動向にあわせた条件指定でタグ管理ができる。
■ページの表示速度を安定させたり、エラーが他のページに影響しないよう調整したりしてWEBを安定させることができる。 など
主なタグマネジメントツール
代表的なタグマネジメントツールは次の2つではないでしょうか。簡単に紹介しておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
Googleタグマネージャー
大手企業のGoogleが提供しているタグマネジメントツールで、Googleにアカウントをもっていれば無料で使うことができます。Googleのサービスと連携できるというメリットがありますが、Googleによるサポートサービスはありません。
参考
GoogleマーケティングプラットフォームGoogleマーケティングプラットフォーム
Yahoo!タグマネージャー
タグマネジメントツールを利用するためにはYahoo!プロモーション広告を利用していなければいけないという条件がありますが、ビジネスIDを取得することも可能となっています。また、Yahoo!タグマネージャーは、国内国外かかわらず主要ベンダーのタグを120以上も網羅しているという特徴があります。
参考 YAHOO!JAPANタグマネージャーYAHOO!JAPANタグマネージャータグの類語・関連語
タグの意味はもうわかりましたよね?それではここから類語や関連語をいくつかピックアップしてご紹介しておきます。
クレームタグ
複数あるタグの意味の中では『荷札』にあたるもので、クレームタグとは飛行機に乗る際に預けた荷物の引換証のことを指しています。
クレームと聞いて頭に浮かぶのは『苦情』という意味かと思いますが、クレームタグの場合には苦情という意味は関係ありません。
メタタグ
メタタグは『metaタグ』と表記されることも多く、Googleなどの検索エンジンにむけて、WEBサイトの情報を伝える目的で使われるタグです。そして、一般的によく使われるメタタグは『メタキーワード(meta keywords)』『メタディスクリプション(meta description)』とされています。
他にもこのようにたくさんのメタタグがあります。
■author (誰が作ったのかを伝えるタグ)
■build (作成日を伝えるタグ)
■date (最終更新日を伝えるタグ)
■tating (どんな年齢層を対象にしているかを伝えるタグ)
タッグ
『タッグを組む』という言葉はよく使いますよね?タッグとは、お互いに味方となって手を組むということを指しています。場合によっては『タグ』といわれることもあるので、文脈で解釈するといいでしょう。
インターネットで使う「タグ」を知っておこう
荷札、値札は普通の生活の中でもとても身近なものですが、インターネット業界でのタグは、WEBページの中に何か書くという作業をしない人にとってはそれほど関わりのないことかもしれません。
しかし、いつ携わることになるかわかりませんので、知識としてもっていると作業がスムーズになるので、ぜひ覚えておいてくださいね。