「尽力」とは?意外と難しい使い方・類語・英語表現を詳しく解説!

「尽力」とは「誰かのために全力を出す!」という意味

資格試験突破のため、尽力してまいります!

頑張ってね(でも、その「尽力」の使い方はまちがってるんだよなぁ)

尽力させていただく所存です

所信表明や決意表明のシーンや、何かお願いされたときによくいうこのセリフ。実は少年漫画の主人公のようにカッコイイセリフだったんです。

「尽力(じんりょく)」の意味は文字通り、「力を尽くす」。「尽くす」ということは「全て使い切る」ことを意味します。

つまり、「持っている全ての力を出し切る」。これが「尽力」の意味です。

さらに、「尽力」は自分のために使わないこともポイント。「尽力」は自分ではない誰かのために…みんなのために…チームのために。

「尽力」の使い方・例文

「尽力」はどのように使われるのでしょうか。

例文

尽力する

尽力いたします

尽力してまいります

尽力を惜しみません

ご尽力に感謝します

・並々ならぬご尽力を賜り感謝申し上げます

ご尽力のおかげです

「尽力を惜しまない」「精一杯尽力する」「誠心誠意尽力する」といったようにさらに強調する表現もあります。

人の「尽力」に対しては、「ご」をつけて「ご尽力」とすることで敬意のある表現に。「並々ならぬ」をつけて強調することもできます。

たまに、「尽力を尽くす」といっている人がいますが、これは間違い。「尽」が重なった二重表現になっています。「頭痛が痛い」「はっきりと明言する」みたいな感じですね。

「尽力」は事後には使わない

「尽力」はその行為の前に使う表現。後には使うことはできません。

事前⇒プロジェクト成功に向け尽力していきます!

事後⇒無事成功したプロジェクトに尽力しました!

事前に使う分にはやる気が感じられる表現ですが、事後に使うとどうでしょう。恩着せがましく聞こえてしまいます

「ご尽力」はお願いには使わない

「ご尽力」は基本的にお礼をする際の表現。「力を貸して下さい」という意味では使えないので注意です。

ご尽力をお願いできないでしょうか

尽力の意味から考えると、「あなたに全力で協力してもらいたい」となります。遠慮がない失礼な感じに

「尽力」の類語

「尽力」は意外に使い方に注意が必要な表現。「尽力」が使えない際は別の表現に言い換える必要があります。

類語

・微力(びりょく)ながら

・お力添え(おちからぞえ)

「微力ながら協力させていただきました」とすることで事後に自分がしたことをさりげなくアピールすることができます。

「微力ながら尽力させていただきます」と「尽力」と組み合わせて使うことも可能。この場合、謙遜して「あまりお役にたてないかもしれませんが力を尽くします」という意味になります。

また、「お力添えをお願いできないでしょうか」「ご協力お願いできないでしょうか」とすることで、お願いする際に使えるフレーズに。

まとめると、こうなります。

やる気(事前)⇒尽力します

アピール(事後)⇒微力ながら協力しました

感謝⇒ご尽力ありがとうございました

お願い⇒お力添えをお願いします

「尽力」の英語表現

「尽力」は英語ではどのように表現できるのでしょうか。

「尽力」を英語で

He devoted himself to promoting world peace

⇒彼は世界平和のために尽力した

「devote」は「(時間・お金・努力などを)捧げる」という意味ですが、「尽力」と訳することもできるのではないでしょうか。また、「your effort」で人に感謝する際の「ご尽力」を表現できます。

「ご尽力」を英語で

I appreciate your great effort on this negotiation

⇒今回の交渉に多大なるご尽力をしていただき誠にありがとうございます

「尽力」は重要なシーンで使える

「尽力」はやる気を見せるとき、お礼をいうときなどビジネスシーンの重要な局面で使えるワード。うまく使ってビジネスに役立てましょう。