「常時」とは「いつも」という意味
常時マスク着用のお願い
「常時○○してください」といわれたら悩むことはありませんよね。
「常時(じょうじ)」は「24時間いつも」。「常」の字が含まれていることから、言葉の意味を知らなくてもなんとなくわかると思います。
また、「常時」には「普段」という意味も。こちらも「24時間=普段」と考えると違和感なく受け入れることができます。
「常時」の使い方・例文
「常時」の詳しい使い方を例文を通して確認していきましょう。
・常時警戒を怠らないように ・常時応募を受け付けております ・常時の運動不足がたたったようだ ・常時5名以上勤務
「常時警戒する」は「24時間警戒する」、「常時応募を受け付ける」は「いつでも応募を受け付ける」、「常時の運動不足」は「普段の運動不足」という意味に。
「常時」は法律用語としても使われています。「常時雇用」や「常時雇用される」など、労働や保険関連の法律で使用します。
「常時」の類語
「常時」の言い換え表現にはどのようなものがあるのでしょうか。
・昼夜問わず(ちゅうやとわず) ・四六時中(しろくじちゅう) ・随時(ずいじ) ・平常(へいじょう)など
「昼夜問わず」「四六時中」も「24時間いつでも」を示す表現。
余談ですが、「四六時中」はかつては「二六時中(にろくじちゅう)」でした。
「子の刻、丑の刻…」と1日の時間を干支にちなんで12に分けていたので「2×6=12(時間)」から「二六時中」。24時間制を導入したことから「4×6=24(時間)」で「四六時中」に。
「随時」も「いつでも」ですが、「24時間継続」ではなく、「好きなときにいつでも」。また、「時々」という意味もあります。
介護用語では、全面的な介護が必要な「常時介護」、必要な範囲の介護を行う「随時介護」と使い分けられています。
・常時営業⇒24時間営業 ・随時更新します⇒時々、更新します
「平常」は「普段」を意味します。他にも「通常(つうじょう)」も同様の意味。
「常時」の英語表現
「常時」は「always」で表現できます。
There are always staff to help our guests ⇒常時スタッフがお客様のお手伝いをします
「always」は「(随時)好きなときにいつでも」という意味でも使われています。
You can always use it ⇒好きなときに(随時)使っていいよ
日常からビジネスまで
「常時」は日常でもビジネスでもよく使う表現。意味も使い方もそれほど難しくありません。これからもどんどん使っていきましょう。