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「承る」「承りました」の意味とは?使い方から類語、英語表現まで詳しく解説!

「承りました」の意味は「ちゃんと聞きました」

-電話-「はい、はい、承りました。それでは失礼いたしま~す」ガチャ

…あれ、要件なんだっけ…?

全然、「承ってない」じゃない!

電話口で要件や伝言を聞いた際に「承りました」というのはビジネスシーンではお決まりですよね。

「承る(うけたまわる)」の意味は「聞く」&「引き受ける」。意見や苦情、要望等を「ちゃんと聞きました。そして、しかるべき対処をしておきます」という意味。

フォーマルな表現なので、日常会話ではあまり使いませんが、取引先・顧客との会話や電話対応、メールにも使える便利な表現です。

読み仮名が長い

余談ですが、「承る」は「うけたまわ・る」と読み仮名が五文字もあります。常用漢字の中では、読み仮名五文字がマックス。そして該当する漢字は四つしかありません。

・承る(うけたまわ・る)

・志(こころざし)

・政(まつりごと)

・詔(みことのり)

ちなみに、常用漢字に限らなければ読み仮名が多い漢字はいくつもあります。中には20文字、30文字越えも…

「承る」の使い方・例文

少々話が逸れましたが、「承る」の使い方を例文で見ていきましょう。

「承る」を使った例文

・ご意見をしかと承りました

・ご注文を承りました

・よろしければご用件を承ります

電話口で伝言を聞く際のセリフ、「ご用件を承ります」は、「伝言をしっかり聞いて伝えます」という意味です。

「承る」の類語

「承る」と似た表現に「賜る(たまわる)」があります。二つの言葉にはどのような関係があるのでしょうか。

「賜る」の意味は、「いただく」。金品だけではなく、言葉も「いただく」対象です。

例文

身に余る賞を賜りました

・来賓の方々からお言葉を賜りたいと思います

どちらもフォーマルな表現ですが、「承る」よりも「賜る」の方が重い表現。挨拶やスピーチ以外で「賜る」を使うと物々しい印象になるので普段は「承る」を使いましょう

「承る」と「賜る」は語感も意味合いも似ていますよね。「承る」は「受け賜る」が変化した言葉だとする説もあります。

「賜る」について詳しくはこちらで解説しています。

「賜る」の意味とは?ビジネスシーンでの使い方や類語、英語表現を詳しく解説!

「承る」の英語表現

「承りました」を英語で表現するとどのようになるでしょうか。

「承りました」を英語で

That would be fine

⇒承りました

一言で「Certainly」や「Absolutely」ともいえます。これらは「Okay」や「I got it」よりも丁寧な表現なので「承る」の持つフォーマルさを表現できています。

ビジネスシーンでは不可欠

「承る」はビジネスシーンではよく使うワード。使いなれていないと「うけたまわりました」は長いので噛んでしまうかも。よどみなく「承りました」といえるように経験を積んでいきましょう。