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シリアスの意味とは?シリアスな人って?英語・類語・対義語・使い方を解説

シリアスとは『深刻』なこと

新人

先輩、なにか悩み事ですか?
ん~、納品遅れの製品を余剰在庫があるB社に一時的に借りることになって。でも、イレギュラーな手配をしたから、ちょっとシリアスな問題が発生したんだよね。

先輩

新人

シリアス…?えっ、どういうことだろう?

シリアスとは『深刻なさま』を意味する言葉。ビジネスシーンでも『シリアスな問題』などの表現で登場することがあります。

ここでは、正しい意味のほか英語表現や会話での使い方もわかりやすく解説しているので、しっかり学んでいってください。

シリアスの意味をチェック

会話の中で言葉を正しく使うには、意味を明確にしておかなければなりません。特に、シリアスはとても多くの意味をもち、いろいろな状況を表すことができる言葉です。ここでは、類語・対義語もあわせて紹介します。

シリアスとは?

シリアスと聞けば、なんとなく『暗く重苦しい雰囲気』をイメージしがち。正しくは『深刻な様子』『真面目な様子』を表す言葉です。人に対してだけでなく、その場の状況を表現する場合にも使います

また、場面によって解釈も異なるため、幅広く使えるカタカナ用語といえます。

シリアスの類語

『シリアス』というカタカナ用語は幅広い場面で使えますが、日本語で解釈する場合はニュアンスが異なってきます。また、『深刻な様子』『真面目な様子』のどちらの意図であるかによって、類語・言い換え表現にも違いがあります。

そこで、シリアスの類語にはどのような言葉があるのかを紹介しておきます。日本語で表現したい状況に遭遇したときは、適切な言葉をあてはめてみてください。

シリアスの類語(『深刻な様子』の言い換え表現)
・重大な
・重い
・切実な
・悲惨な
・重篤な
・由々しい など
シリアスの類語(『真面目様子』言い換え表現)
・真剣な
・堅い
・悲壮感の漂う
・眉間にシワをよせた など

シリアスの対義語

シリアスの対義語を挙げるとすれば、『深刻』の対義語は『軽微な』『些細な』となります。こっけいな、面白いといった意味のある『コミカル』も、対義語のひとつに位置づけることができるでしょう。

また、シリアスの持つ『真面目』という意味に着目すると、対義語は『不真面目』になります。

シリアスの英語は『serious』

シリアスは英語で『serious』と表記し、次のようにたくさんの意味をもつ単語として使われています。

■真面目な
■真剣な
■本気の
■本格的な
■堅い
■重大な
■重い
■容易ではない
■手に負えない など

そのため、熟語や英文でもこんなにたくさんの表現方法があります。

■Are you serious?(あなたは本気なの?)
■I am serious.(私は本気です)
■serious disease(重病)
■serous accident(重大事故、深刻な出来事)
■serious coin(大金) など

英語でも日本語同様に幅広い意味でシリアスが使われますが、ニュアンスは似ています

また、日本語でもよく『シリアスなドラマ(映画)』といった表現をしますが、これを英語で表現する場合は『serious』のほかに、『intense(=感情的な)』が使える場合もあります。

シリアスリーの使い方

英語の中には『Seriously(=しりあすりー)』というスラングがあります。『あなたは本気なの?』は英語で『Are you serious?』と表現できます。

しかし、少し強めに「本気なの?!」といったニュアンスで表現した場合に『Seriously?』が使われます。カジュアルな英会話ではこういったスラングがよく使われるので、覚えておくと便利です。

シリアスの使い方・例文

シリアスは幅広い状況下で使える言葉ですが、その分間違った使い方もしやすいといえます。正しく使えるよう、ここではいくつかのパターンの例文を紹介します。場面を想像しながらぜひ読んでみてください。

シリアスな笑い

『シリアスな笑い』とは、シリアスな場面でありながら、笑えてしまうときに使う表現です。深刻な雰囲気の中で、何か笑える出来事が発生した際に起きる笑いです。

マンガやアニメの世界では、真剣に戦っている場面でギャグを入れることも多く、こういったシーンを見ている際に起こる笑いが『シリアスな笑い』になります。

日常の中ではあまりないかもしれませんが、お葬式でのこんな場面が例としてわかりやすいかもしれません。

例文1
お経をあげているご住職の頭にスズメがとまり、涙を流しながらもシリアスな笑いが起きた。

シリアスな人

シリアスな人は『真面目な人』とも解釈できます。しかし、人に対して使う場合は『深刻な様子』や『真剣な様子』をイメージする場合が多いです。深刻な顔をしている人や、暗い雰囲気の人を『シリアスな人』と表現するのが一般的です。

例文2
彼はシリアスな人なので、なんとなく飲み会には誘いづらい。
例文3

あの人、シリアスな人に思われがちだけど、慣れてくるとよく喋ってくるわよ。

『深刻な』という意味の使い方

ここでは一番使いやすく、イメージしやすい例文を2つ紹介しておきますね。いずれも『深刻』であることを表しています。

例文4
A社納める製品が、3回連続で大幅な納期遅れを起こしているため、とてもシリアスな状況になっている。
例文5
今のシリアスな状況を乗り越えることができなければ、東証一部上場を目指してきたこの3年が無駄に終わってしまう。

状況に応じて正しく『シリアス』を使おう

シリアスは、『真面目』『深刻』『本気』『堅い』など、さまざまな状況を表せる言葉です。しかし、幅広く使える言葉なだけに、間違ったところで使ってしまいやすいのも事実です。

特にビジネスシーンでは、不適切な場面で『シリアス』を使えば「この人何言ってるの?」という目で見られてしまうかもしれません。状況に応じで正しく使えるようにしてください。