「示唆」「示唆する」の意味とは?使い方から類語、英語表現まで詳しく解説!

「示唆」の意味は…ほら、あれだよ、あれ、言わなくてもわかるでしょ?

私がプレゼン中、言い間違えたところがあったの気づいてたでしょ?すぐ教えてくれたら訂正できたのに…

3回小さい咳をして示唆したつもりだったんですが…

そんなんじゃわからないよ!

「業績悪化を受けてリストラを示唆」「予算の削減を示唆する」など、ビジネスシーンやニュースではたびたび登場する「示唆(しさ)」。

「示唆」には「明言せずにほのめかす」という意味があります。

少々硬い表現なので日常会話で使う機会はあまりないかもしれませんが、ビジネスシーンで使いこなせると表現の幅が広がるはず。

「示唆」の使い方

「示唆」は後に続く言葉で意味合いや使い方が少し変わってきます。

とはいえ、「明言せずにほのめかす」という基本的な意味は共通しているので難しく考える必要はありません。「示唆」の様々な使い方を確認していきましょう。

「示唆する」を使った例文

・この騒動は緊張感の欠落を示唆している

・移籍の可能性を示唆している

・その折にはご示唆いただければ幸いです

基本の使い方です。あえて言葉にしなくても言動や結果を見ればわかることに対して使用されます。

「ご示唆」とするとより丁寧な表現に。

「示唆する」を使う際の注意点

研究論文で結論を述べる際にも「示唆する」が使われることがあります。「示唆する」は明言を避けた表現なので、断定するよりも主張が弱くなります

意図的に使用している場合は問題ありませんが、「示す」と混同していた人は直すようにしましょう。

・データはAの傾向が高いことを示唆している⇒主張が弱い

・データはAの傾向が高いことを示している⇒主張が強い

「示唆に富む」

「示唆に富む」とすると「学ぶことが多い」という意味に。はっきりと示されなくても気づかされることがある、というニュアンスになります。

「示唆に富む」を使った例文

・あの先輩の話は示唆に富んでいるので、よく聞いておくといいよ

・このドキュメンタリー番組は示唆に富んだ内容だ

「示唆を得る」「示唆を受ける」「示唆を与える」

「示唆を得る」は「ヒントや手掛かりをもらう」という意味。

「示唆を得る」を使った例文

・先生の何気ない話に示唆を得て、サービスの改良を思い立ちました

「示唆を受ける」も「示唆を得る」と同様の意味です。「示唆を与える」であれば逆に「ヒントを与える」という意味になります。

「示差」との違い

言語学の分野等で「示差(しさ)」という言葉が使われることも。一見同じに見えますが漢字が違います。

「示差」は「区別する」といった意味で「示唆」とは全く違う意味。「示差性」や「示差点」といった使い方をします。

「示唆」の類語

「示唆」の類語にはどのようなものがあるでしょうか。「におわす」や「ほのめかす」も類語といえますが、それ以外の表現も見ていきましょう。

「示唆」の類語(言い換え表現)

・ヒントを与える

・アドバイスする

・助言する

「ご示唆ください」といっても伝わらない場合があります。伝わるかどうか不安な場合は、これらの表現に言い換えた方が無難かもしれません

「示唆」の英語表現

「示唆」を英語で表現する場合、「suggest」が使えます。

「suggest」を使った英語例文

・His silence suggests that there is something going on

⇒彼の沈黙が何かあったことを示唆している

意味を知って物事の理解を深めよう

「示唆」はビジネスや政治関連のニュースでよく見聞きする表現。「示唆」の意味を正しく知ることで、物事の理解も深まるかもしれません。